法要の後に参列者を招待して会食の場を設けることが多いですね。
これはお斎(おとき)と呼ばれています。



本来、弔事でのふるまわれる料理と言えば 精進料理
でも、最近の法事での食事内容って結構自由ですよね。
メニューも焼き魚、煮魚、数々の肉料理。

最近は見ることがなくなった精進料理ですが…。

そもそも法事での食事内容はなぜ精進料理なのでしょうか。
肉や魚を使わない精進料理。
なのに、栄養価の高い食材を上手に使った食事内容。
主婦なら参考にしたいもの。

外食で美味しくいただけるのも嬉しいけれど、自分で作れたらいいですよね。

特に法事の参列者を自宅に招いて食事をふるまいたい方。
おすすめの精進料理のメニューをご紹介します。

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そもそも精進料理ってどんな食材が使われる?

精進料理は肉や魚が使われないことが一般の常識。
出汁にもかつお節や煮干しまで使わない徹底ぶり。



精進料理とはもともと仏道の修行に携わる者が食べる食事。
なぜ肉や魚を使わないのかというと…。

仏に尽くす者としては殺生は忌みきらう代表的なこと。
殺生を感じさせる肉、魚料理が敬遠されるのはそんな理由なのです。

主に使われる食材は穀物、野菜、海藻類。
大豆はその最たるもの。
あの小さな豆から作れる食品の多いこと!
豆腐に湯葉、味噌に豆乳、おからや油揚げ、がんもどきに厚揚げ。

最近は畑のお肉として乾燥大豆が人気。
ハンバーグや唐揚げなどのもどき食材として大活躍。
ヘルシー志向の現代に大ウケしてます。

今も昔も必要最低限な栄養価の高い貴重なタンパク質の宝庫。
形を変えて肉や魚の代わりに食べられていたんですね。

そんな殺生を嫌う精進料理。
大切な人を亡くして命の重さ、尊さに思いをはせる法事。
故人を偲んで法事で食べるのにふさわしい料理と言えますね。



最近の法事…自由度高め?

法事に招かれると、法要の後そのまま会食となることが多いの昨今。
斎場だったりお寺近くの料理屋さん、またはホテルなど。

プロの方の料理となれば、法要後の会食もつい楽しみになってしまいますね。
やや不謹慎ではありますが…。

最近のお斎のメニューは本当に美味しい。
しかし、精進料理にはNGなはずの肉や魚の姿が…。
お刺身や豚肉のロースト、牛ステーキなどなど。
これも現代人のライフスタイルに合わせてのことなのでしょうか。

出される料理がかなり自由となった現代。
それでも弔事に不向きな食材はやはりあります。

法事の食事内容で避けるべき食材

1、海老、鯛などのおめでたい席に使われるもの
2、松竹梅を表したもの
3、紅白を連想する色使い
4、金粉
5、柄の派手な食器や盛り付け

ホテルや斎場側もこれらを避けて、法事にふさわしい料理として対応してくれます。
施主の立場であれば日や人数などの予約の時、必ず法事であることを伝えましょう。
メニューの確認も忘れずに。



法事の食事、自宅でおもてなしするなら事前に準備しやすいものを

参列者の人数が少ないなら自宅でおもてなしするのもあり。

ただ老若男女での会食になるのでメニューが難しい。
当日法要に出る予定なら余計バタバタしそうですし…。

手作りにこだわらないなら仕出し弁当もあり。
ちゃんと法事仕様にしてくれますよ。
年齢構成を伝えればそれぞれに合わせた食事内容にもしてくれます。

それでも手作りを…と考えている方。
応援します!

できるだけ前日に下ごしらえができるメニューにしましょう。
おすすめは野菜の煮物や和え物、酢のもの。

精進料理にこだわらないのならメニューの幅も広がります。
だし巻き卵、煮魚、煮豚、ミートローフ、すまし汁も先に作りおきしておけます。

天ぷらはすぐ揚げられるように野菜をカットしておけばラクです。
ゴマ豆腐や玉子豆腐など味付き食材も積極的に使いたい。

ご飯は炊き込みご飯もいいですが、私は黒飯がおすすめ!



「こくはん」と読みます。
黒い豆のご飯なので法事用の食事にはぴったり。

時期的に作り置きは限られてしまいますが…。
できるなら手作り食事にチャレンジしてもいいですね。
きっと皆さんに喜ばれることでしょう。

せっかくの手作り。
故人の好物もいくつかメニューに盛り込んでほしいです。

法事の食事内容に決まりはある?【まとめ】

もともと法事などの弔事でふるまわれていた精進料理。
旬の野菜や豆類などをうまく活用して栄養を賄うこの料理。
殺生を良しとしない仏道の尊い教えです。

今は精進料理にこだわらず、いろんな食材が使われます。
しかし、食べるものは変わっても故人を偲ぶ気持ちは変わりません。

食材と向き合い、なるべくムダを出さないという精進料理の教え。
食べる機会は減っても、日本人として心にとどめておきたいものですね。