s660の中古の価格推移がやばい!?高値の要因と購入時のポイントとは!

2022年3月に惜しまれながら販売終了したs660。中古車の価格推移も販売終了が発表された2021年から高水準が続いています。


この記事では同車両の価格推移とこれから購入を検討している人にs660の魅力と選び方のコツをたっぷりお伝えしようと思います。

ぜひ最後までお付き合いください。



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s660の基本スペックは?

s660は本田技研工業が製造・販売していた2人乗り軽自動車です。

同じく本田技研工業が販売していたビートを彷彿とさせるフォルムで、2015年の販売開始から累計約3万9千台出荷されています。

ミッドシップエンジン、リア駆動という軽自動車とは思えないスペックで、前後輪でタイヤサイズが違うというこだわりようです。

新車装着タイヤはヨコハマタイヤが販売しているスポーツタイヤの最高峰「ADVAN NEOVA」を装着。まさにスポーツカーという言葉がピッタリな車です。



s660の中古の価格推移と高止まりの原因は?

2022年現在のs660の中古車価格は180万円~350万円程です。

モデューロXや無限スペック、コンプリートモデルとされるモデューロX VersionZはプレミアがつき、高値になっているようです。

2015年の販売開始からの中古の価格推移をみると、販売開始直後の2015年は予約が殺到し納車が遅れた影響もあり、新車価格である200万円前後での販売台数が多かったようです。

その後納車が落ち着き安定供給が可能となった2016年~2019年頃でも大きく値が落ちることはなく、180万円~250万円を推移しています。

2020年からは新型コロナウイルスの流行や世界的な半導体不足による新車の供給遅れもあり、中古車市場は全体的に高値で推移しています。

s660もその影響を受け、元々高水準な中古車価格が更に上がったと思われます。
そして生産終了が発表された2021年以降は需要が増加し、一時230万円~350万円という高値を記録しました。

現在は中古車の流通数も一時期に比べて増えています。

しかしそれでも競合車種と言われるコペンやアルトワークス等に比べて少なく、価格帯も高水準であると言えます。


s660の買い時はいつ?購入時のポイントとは!

2015年発売の車種なので、現在出回っている中古車も状態の良い個体が多いs660ですが、それでも流通数の少なさとプレミア価格で高値が続いています。

そんなs660の購入を検討している人も多いのではないでしょうか?

残念ながら新車の販売が終了してしまっているので、中古での購入になります。
ここではs660の買い時と購入時のポイントを紹介していきます。

*s660の買い時はいつ?

s660の買い時はズバリ、今です。

大手の中古車情報サイトを見ると、今現在の流通数は一時期に比べて増えています。

2015年の発売時に購入したオーナーは2022年で3回目の車検の年になります。

ハイスペックなs660ですが、あくまでも軽自動車です。

3回目の車検の前に乗り換えを検討されるオーナーも多くいます。

乗り換えにより中古市場に出回る台数も多くなっていると予想されます。

*購入時のポイントは?

s660は上位グレードであるαとベースグレードのβの基本2グレード展開です。
モデューロXや無限スペックなどのコンプリートモデルは中古価格も高値な個体が多いですが、基本グレードのα、βであれば130万円台の個体もあります。

上位グレードであるαの方が当然価格も高いものが多いですが、実はαとβの違いは内装、純正ホイール、ボディカラーの部分だけなのです。

内装面ではシートのデザイン、ステアリングのステッチに差があります。

純正ホイールは、αではブラックポリッシュのデザインですが、βはシルバー一色。

αではカーニバルイエローやフレームレッドなど7色からボディカラーが選択できますが、βではホワイト、ブラック、グレーの3色のみとなっています。

つまり、エクステリアの面での違いだけで、走行性能、安全性能はαもβも同性能ということです。
実際筆者のs660乗り仲間でも、自分でカスタムすることを前提にβの車両を選択した方も多くいらっしゃいます。

価格を抑えたいという方は、走行距離や事故歴などの条件が同じくらいの車両であればβのグレードを選択されるのもアリと言えるでしょう。



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s660中古の価格推移は?【まとめ】

2022年3月の惜しまれながら製造終了したs660ですが、根強い人気のある車です。

前述したビートも、製造終了から25年以上経過しているにも関わらず、未だに高値で取引される不動の人気を誇っています。

カーボンニュートラルと叫ばれる昨今、厳しくなる排気、騒音規制に適応しきれなかったことが生産終了の大きな要因です。

それは本田技研工業株式会社がオーナーに愛されたs660を名車のままで勇退させたいという思いもあったのではないでしょうか。

ぜひ、愛せる1台を探してみてください。