スカイライン350GTハイブリッドの燃費は悪い?改善方法はあるのか

スカイラインは日産を代表するスポーツセダンですが、ハイブリッドモデルも発売された時期があります。

ところが、ハイブリッドモデルのスカイラインは燃費が悪く、改善方法を模索するオーナーも多いようです。

スカイライン初のハイブリッドモデルとなる350GTは、2014年に発売されました。


長らくスカイラインのファンをしていると、スカイラインに燃費のよさを求めるのもどうかと思いますが、今回は冷静に燃費の悪さを検証します。

結論から言えば、オーナーの心がけ次第で燃費は改善するかもしれませんが、深刻な限界もあります。



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スカイライン・ハイブリッドモデルの燃費は本当に悪い?

日産のハイブリッド技術としてはe-POWERが有名ですが、スカイラインのハイブリッドシステムとは関係ありません。

スカイラインに搭載されたハイブリッドシステムは、日産・シーマや日産・フーガに搭載されたハイブリッドシステムと同じです。

つまり、車体重量が重く、走行性能や加速性能も求められる高級車向けのハイブリッドシステムです。




*スカイラインの歴代ハイブリッドモデルの燃費

スカイライン・ハイブリッドモデルの燃費はどれくらいなのかを、まずは確認しておきましょう。

V37型のベースとなるガソリン車250GT-t(1991cc)の燃費は13.6km/lでした。

それに対し、先行発売された350GTハイブリッド(3498cc)の燃費は18.4km/l、4WDでも17.0km/lでしたから、抜群のパフォーマンスでした。

しかし、2016年発売モデルでは、350GTハイブリッド(3498cc)の燃費は17.8km/lに悪化し、4WDは変わらずの17.0km/lでした。

そして注目されたのが2019年のビッグマイナーチェンジでしたが、ハイブリッドGT(3498cc)の燃費は14.4km/l、4WDになると13.6km/lということで、極度に悪化します。

2020年9月発売モデルになると、ガソリン車のGT(2997cc)の燃費が10.0km/lなのに対し、ハイブリッドGT(3498cc)は12.4km/l、4WDになると10.8km/lということで、ほとんど差はなくなっています。



*スカイライン350GTハイブリッドの燃費は現時点で歴代最高

歴代モデルを比較すると明らかですが、スカイライン・ハイブリッドモデルの燃費は、改良されるどころか悪化の一途でした。

それでも、350GTの時代は通常の250GT-tに比べて圧倒的な優位性を示していましたし、4WDになっても燃費は極度に悪くならないなど、かなり健闘していました。

ところが、ビッグマイナーチェンジ後に、はたしてハイブリッドモデルのメリットがあるのか疑わしくなるほど、燃費が悪化しました。

2020年9月を最後に、ハイブリッドモデルは発売されていません。

いずれにしても、スカイライン初のハイブリッドモデルとなる350GTの燃費は、現時点で歴代最高です。

350GTの燃費が悪いという言い方は、不適切であることがわかります。

スカイライン・ハイブリッドモデルを他車種と比較!

ここでは対象をもう少し広げて、日産の他車種、および他社の高級車ブランドとの比較も簡単に行ってみます。


*日産・エクストレイル

エクストレイルは、日産を代表するSUVです。
SUVも、やはり燃費の良さとの両立が課題となるタイプです。

前述したe-POWERは日産の自慢ですが、エクストレイルには2022年7月発売モデルから搭載されています。

オーソドックスなSグレードの燃費は19.7km/lです。

4WDになっても18.4km/lなので、かなり健闘していますが、スカイラインだと350GTが2014年にほぼ達成していたレベルです。

SUVのハイブリッドモデルはどんどん燃費が改善される中、スカイラインの方は技術革新が止まったということです。

つまり、スカイライン・ハイブリッドモデルの燃費が悪いのは、決して技術的に難しいからではなく、モチベーションが低下しているからとしか言えません。



*トヨタ・クラウンハイブリッド

トヨタの高級車の代表格と言えばクラウンですが、こちらには2008年からクラウンハイブリッドという固有の車種が設定されています。

初代モデルの燃費は14.0km/lでしたが、その後どんどん改善され、2013年発売のロイヤル・グレードで23.2km/lを達成しました。

車体重量がやや重くなったせいか、2018年発売のSグレードからは20.0km/lとなりましたが、それでも大したものです。

高級セダンであってもハイブリッド技術を駆使した燃費の改善は可能であることを、クラウンハイブリッドは示しています。

スカイライン・ハイブリッドモデルの燃費に改善方法はあるのか?

スカイライン・ハイブリッドモデルの技術革新は、すでに見た通り完全に止まっています。

それでも、スカイラインのファンはいますので、(中古の)ハイブリッドモデルを少しでもお得に乗りこなしたいという方もいるでしょう。
スカイライン・ハイブリッドモデルの燃費が悪いという方々のため、最後に改善方法を考えておきましょう。



*燃費の伝統的な改善方法

ハイブリッド車なのに燃費が悪いとお嘆きの方は、何と言っても基本的なメンテナンスをしっかり行いましょう。

ハイブリッド車に乗っているというだけで満足してしまい、基本的なメンテナンスがおろそかになっているオーナーさんは実に多いです。

たとえハイブリッド車であっても、オイル交換やエンジンの洗浄、タイヤの空気圧チェックは定期的に行いましょう。

特にスカイラインは車体重量が重く、排気量も多いですから、基本的なメンテナンスこそ最重要です。

燃費の改善方法に王道はありません。


*ご自身の運転のクセを見直す

ハイブリッド車には、その特性を活かせる運転方法があります。

第1に、高速道路を高速で巡行する機会が多い方は、実はハイブリッド車のメリットをそれほど感じられません。

ハイブリッド車は、停止する際の回生ブレーキという仕組みで電気を蓄え、それを利用するからこそ燃費も改善されます。

つまり、一定速度で長距離を走り続けることが多いという方は、はっきり言ってハイブリッド車を選ぶと高くつく傾向にあります。

第2に、急な加減速の多い方は、まずご自身の運転のクセを改めましょう。

停止する際に蓄電すると言いましたが、それは丁寧な運転の場合です。

急ブレーキでは蓄電する間がありませんし、急発進を繰り返せば燃費が悪化するのはハイブリッド車も同じです。

スカイラインのファンには走り屋の方も多いと思いますが、もし走りを楽しみたいのであればハイブリッドモデルはおすすめしません。

丁寧な運転に勝る改善方法はないということです。



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スカイライン350gtのハイブリッドは燃費悪い?【まとめ】

今回は、350GTに始まるスカイラインのハイブリッドモデルを振り返り、燃費が悪いとお嘆きの方のため、改善方法まで考えました。

結論を言えば、350GTこそスカイライン・ハイブリッドモデルの最初で最後の傑作だったということです。

クラウンハイブリッドを見れば明らかな通り、高級セダンでも燃費の向上は十分可能なのですが、日産に何があったのかは知る由もありません。

ハイブリッドモデルが復活するか否かは、スカイラインの生き残りに直結しそうです。