味噌汁にねぎを入れるタイミングは?栄養士のオススメは意外なこの時!

味噌汁の具といえばねぎですよね!ねぎは1年中購入できる上に、ビタミン豊富で栄養たっぷり!

味噌汁の具の王道とも言っていい食材です!

ところで、皆さんは味噌汁にねぎを入れる時、いつ入れていますか?

水から?沸騰してから?味噌を入れてから?


栄養士がオススメするベストのタイミングは、ずばり「盛り付けてから」です!

ねぎに含まれるビタミンやアリシンなどの栄養は、生のまま食べるのが1番効率よく摂取できます!

アリシンは疲労回復効果や血流アップ、殺菌作用などがあり、風邪の予防にも繋がると言われています。

栄養を摂りやすい切り方や味噌汁に入れるおすすめの具材の組み合わせと一緒にねぎについてご紹介します!




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味噌汁にねぎを入れるタイミングは?

ねぎの香りの成分「アリシン」には血管拡張、血流アップの効果があり、体の抵抗力を高めてくれると言われています。

アリシンはねぎの細胞を破壊した時に「硫化アリル」がねぎの持つ酵素によって分解されて出来るものです。このアリシン、実は加熱すると生まれないんです!

ですので、アリシンをたくさん摂取したい時は「生のまま」、そしてたくさん細胞を破壊するために切り方は「細かく刻む」のがベスト

ねぎに含まれるビタミン類も熱に弱いものが多いので、栄養を重視する場合は生で食べるのがオススメです。

刻みねぎに組み合わせるおすすめの具材は豆腐やナス、大根など。ねぎを細かく刻む分、他の食材は大ぶりに切ったものが見た目にも食欲をそそります。

生の刻みねぎを入れるタイミングは、器に味噌汁を盛り付けてから。なるべく生のまま食べられるように最後に加えましょう。


食物繊維をたっぷり取るには、とろとろに煮込んで!

ねぎに含まれている食物繊維は水に溶けない不溶性食物繊維です。

煮込んでも大丈夫!とろとろに煮込んでカサを減らしてたっぷり食べましょう!

とろとろに煮込みたい時は、水から入れてしまって大丈夫!入れるタイミングが遅いと柔らかくなる前に味噌の風味が飛んでしまいますので、ねぎは初めから入れておきましょう。

切り方は好みで大丈夫ですが、ねぎのとろとろ感をしっかり味わうには、5センチ程度のぶつ切りがオススメ。

大きめのねぎに合う具材は油揚げやさつまいもなど。鯖缶を入れてガッツリメニューにしてしまうのもいいですね。



*ねぎと相性の悪い組み合わせなんてあるの?
「ねぎなんてなんでも合うでしょ!」そう思った方、その通りです。

しかし味は相性が良くても栄養的には相性が悪い食材があるんです!それは「わかめ」です。

わかめにはカルシウムが含まれていますが、このカルシウムの吸収をねぎの硫化アリルが阻害してしまうのです。

せっかくの栄養が無駄になってしまってはもったいないですから、ねぎの味噌汁とわかめの味噌汁は別でいただきましょう。



香ばしい香りが食欲をそそる!薄切りねぎのごま油炒め味噌汁

変わり種で、炒めたねぎを入れる味噌汁はいかがでしょうか?

切り方は斜めに薄切りで、軽く焦げ目が付くまでごま油で炒めます。そのままその鍋に出汁を入れて味噌汁を作れば、ごま油が香る焦がしねぎの味噌汁の完成!

普通の鍋の場合は問題無いですが、テフロン加工やコートしてある鍋の場合、水を入れるタイミングに注意!

高温の鍋に冷たい水を入れると、加工が傷んでしまう可能性があります。水を入れるタイミングは鍋が冷めてからにしましょう。




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味噌汁にネギを入れるタイミングは?【まとめ】

ねぎの「アリシン」という栄養は、ねぎの細胞を破壊して硫化アリルを酵素と反応させることで作られます。アリシンは疲労回復や血流アップなどの効果が期待できる栄養素です。

加熱して酵素が失活してしまうと硫化アリルはアリシンに変化できません。ですので、アリシンを摂取するには切り方と味噌汁に入れるタイミングが重要です。

「刻んで」「生で」「最後に入れて」食べるのがオススメ!

生で食べることで他のビタミン類もしっかり摂取できます。

アリシンの他にも、ねぎには食物繊維もたくさん含まれています。ねぎの食物繊維は水に溶けません。とろとろに煮込んでも大丈夫です。

水から煮込んでとろとろの甘いねぎの味噌汁にすれば、食物繊維をたくさん摂れます。

「ねぎと相性の悪い組み合わせなんてあるの?」と思われるかもしれませんが、実は栄養的に相性が悪い組み合わせがあるんです。

それは「わかめ」。わかめのカルシウムの吸収をねぎのアリシンが邪魔してしまうのです。

普通のねぎの味噌汁に飽きてしまったら、変わり種でごま油で炒めた焦がしねぎの味噌汁はいかがでしょう?味噌汁を作る鍋でねぎを炒めてそのまま水か出汁を加えて作るだけなので洗い物も増えません。