ゴールデンレトリバーのゲージとトイレのサイズは?脱走防止も完璧に

ゴールデンレトリバーのような大型犬でも、最近は室内飼育がほとんどです。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

特にこの犬種は人間と共に生活することを基本として誕生したため、外飼いよりも室内で暮らすことが理想的です。


とはいえ、体重30kgを超えるゴールデンレトリバーを飼うとしたら、一体どのくらいのサイズのゲージやトイレを準備したら良いのでしょうか。

また子犬のうちはイタズラも多いので、飼い主さんが寝ている間は脱走しないような対策も必要ですよね。

どんなサイズのゲージやトイレなら良いのか、また脱走防止策はどうしたら良いのか、ゴールデンレトリバーの成長を想定しながら考えてみましょう。

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ゴールデンレトリバーのゲージはどのサイズが良い?

ゲージは、飼い主さんが寝ている夜間や留守番の時に、子犬がいたずらをして思わぬ事故や怪我につながらないようにする目的がありますが、1ヶ月で2〜3kgのペースで成長することを考えると、初めから成犬サイズのものを購入することをおすすめします。


成犬になれば室内で安全に暮らせるようになっていきますが、非常時に避難所でゲージに入らなければならない事態を想定して、成犬になっても寝る時はゲージの中で休めるようにしておくと、いざという時にパニックを起こさずに済みますよ。

*成犬の大きさからゲージのサイズを決めよう

ゲージのサイズを決めるために、ゴールデンレトリバーが成犬になったら、どのくらいの大きさになるかを把握しておきましょう。

オス:体長 63〜67cm 体高 58〜61cm 体重 29〜34kg
メス:体長 59〜62cm 体高 52〜57cm 体重 24〜29kg

ゴールデンレトリバーは地面から背中までの体高よりも、胸からお尻までの体長の方が少し長くなるのがスタンダードな体型です。

また、体高には頭を上げた時の長さは含まれていません。


それを考慮してゴールデンレトリバーの最大の大きさを考えると、高さ90cm、幅80cmくらいと考えるのが基本になります。

ゲージの大きさは、少しゆとりを持たせて130×90×100cmはほしいところです。

ゴールデンレトリバー、ゲージからの脱走を防ぐためには

ほとんどのゲージか組み立て式です。

そして構造的に内側から力を加えるとパーツが取れるようになっています。

特に扉部分は、押せば開くことを子犬はすぐに覚えますから、頭で押して簡単に開けてしまいます。


我が家でも初めは夜だけゲージにしていたのですが、ゲージに入れた初日に扉を開けられてしまいました。

しかも外に出た後で扉を閉めてしまって戻ることができず、夜中にゲージをガチャガチャ叩いていました。

子犬が中に入ったら、扉はナスカンなどで止めておく方が安全かもしれませんね。

他にも、ヤンチャな子なら頭突きで天井も外してしまうかもしれません。

ゴールデンレトリバーの子犬は明るく元気な性格に加えて、みるみる大きくなり力も強くなります。

天井が完全に開いて脱走するのも心配ですが、中途半端に開いてしまった時にも危険があります。

わずかな隙間に鼻面や前足を入れて挟み込んでしまうと怪我にもつながりますので、こうした場所は結束バンドで隙間が開かないようにしっかり止めておくことも必要かもしれません。

*ゲージを嫌がる子には無理をさせない必要も……

これは私の犬で実際に起きたことです。

私の犬は事情があって1歳半で我が家に来たのですが、その受け渡しは対面ではなく空輸でした。

7時間も狭いキャリーバッグに体を丸めたまま閉じ込められて、水も与えられずトイレもできずにやって来ました。

そのトラウマだったのか、ゲージやクレートのような囲われた場所に入れられるのをとても嫌がりました。

それでも飼い始めの頃は留守が心配でゲージに入れていたのですが、ある日帰ってみたら、前の犬歯が1本欠けていました。

外に出たくて、必死でゲージをかじっていたのです。

ただでさえ歯肉炎でボロボロの歯だったのに、かわいそうな思いをさせたことを心から反省しました。

今ではゲージは撤去し室内で自由にさせていますが、折れた歯は二度と元には戻りません。

みなさんのゴールデンレトリバーの中にもそんな子がいたら、大事な体が傷つく前にゲージ生活から脱出させてあげてほしいと思います。

きちんとしつければ、子犬でも上手に室内でお留守番ができるようになります。

ゴールデンレトリバー、トイレのサイズや置き場所はどうする?

子犬のうちは寝床とトイレをゲージの中に設置しておく飼い主さんが多いようです。

初めからトイレ設置を想定して、子犬が出入りする扉とトイレ用の扉が付いたタイプもあります。

扉が2つあることで、トイレの掃除もしやすくなるし、室内で遊んでいる子犬がトイレの時にすぐ誘導できるというメリットがあります。

ゲージにトイレを設置する場合は、だいたい65×50cmくらいのプラスチック製ワイドサイズがゲージに合わせやすく、子犬の生活スペースも確保できます。

トイレシーツもそれに合わせたものを購入しましょう。

子犬がトイレシーツを引っ掻いて遊んでしまう場合は、メッシュの蓋つきのトイレトレーを使うのが安全です。

トレーの上にトイレシーツを敷き、その上からメッシュカバーを取り付けることで、直接トイレシーツを触れなくなります。

*ゲージの外にトイレを置くなら成犬サイズがおすすめ

子犬が生活に慣れてきて室内でも落ち着いて過ごせるようであれば、長く使える成犬サイズのトイレを室内用に準備してみましょう。

私のおすすめは、プラダン製で囲いの付いた大型犬用のトイレです。


大きさは60〜90cmサイズまであります。

出入口以外は囲いがあり、段差もほとんどないので、シニアになっても安心して使うことができます。

子犬であれば、囲いがあるので外すこともなく、足を上げてオシッコをする子でもある程度までなら飛び散らずに済みます。

このトイレはプラダン製なので水洗いもできますし、軽くて移動も簡単です。

値段は7,000〜10,000円と少し高いですが、生涯使うことができるのが利点です。

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ゴールデンレトリバーのゲージとトイレのサイズは?【まとめ】

・ゴールデンレトリバーのゲージは130×90×100cm以上がおすすめ
・初めから成犬用のゲージを購入した方がお得
・脱走防止にはナスカンや結束バンドをうまく使おう
・トイレのサイズはゲージに入れるなら65×50cmくらい
・室内用としてなら60〜90cmサイズのプラダン製がおすすめ

全く同じ商品でも、サイズが大きくなると値段もグンと上がってきます。

ゴールデンレトリバーは生活用品もフードもフィラリアなどの予防薬も一番お金がかかるサイズになりますよね。

だからできるだけ初めから「正解」の商品にたどり着きたいものです。

失敗のないよう、様々な商品を見比べて、良いものを選んであげてくださいね。