銀閣寺の見どころ!修学旅行生におすすめ簡単スポット紹介!

銀閣寺は、「銀泊が貼られていると思っていた」とか「木造じゃない」など、想像とは違ったということも少なくありません。

しかし、銀閣寺は簡素ななかにも、自然と調和をとりながらひっそりとたたずみ、訪れる人のこころを和ませてくれます。

銀閣寺の建物はそれほど大きくはないのですが、東山がすぐ手に届きそうなくらい自然が美しく、季節折々に感じられるお寺です。



また、修学旅行の拝観スポットとしても人気があり、哲学の道などを散策しながら東山の寺社をまわるケースも多いと思います。

今回は、銀閣寺の見どころをはじめ、修学旅行などのときはどのようなところがおすすめか?などを簡単にご紹介しますね。

最後までお付き合いください。




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銀閣寺の見どころ!修学旅行生必見!!おすすめ5選!!

※銀閣(観音堂)

足利八代将軍義政が53歳のときに銀閣を建て始めますが、完成間近で亡くなってしまうという悲しいエピソードが残っています。

銀泊は義政の政治力がなかったことから、資金が集まらず銀泊を貼ることはできなかったといわれていますが、二階建ての銀閣がすぐに目に入ってきます。

建物の見どころは、銀閣を比較的近くで見ることができることです。

中には入ることはできませんが、柵ぎりぎりのとこらまで行って、銀閣の造りなどがよく見ることができますよ。

銀閣は二階建てで、一階は「真空殿」といい書院造りになっており、二階は「潮音閣」といい禅宗様式の造りになっています。

二階の花頭窓(かとうそう)も、蓮の花をイメージされていることから、禅宗様式の特徴が見ることができるので、お見逃しなく!!



※東宮同

義政が書斎として建てた「同仁斎」がありますが、書院造になっています。

中に入ることはできませんが、四畳半の畳が敷かれた部屋に、障子やふすまで仕切りをしたり、違い棚や明かり障子などを取り入れたりしました。

この書院造が日本の和室の原型となるのです。

日本家屋にお住まいの人もいらっしゃるとおもいますが、違い棚や障子やふすまなどは、馴染み深いと思います。

この元祖が、義政の時代に誕生したということですね。



※向月台(こうげつだい)

プリン?ゼリー?と思わせる形をしていますが、銀閣の建物のすぐそばにある白砂で作られたオブジェがあります

これは「向月台」というもので、一見セメントなどで固めているかと思われがちなのですが、職人さんが都度、盛られているのです。

向月台は、月の光を反射させ銀閣を美しく魅せるために作られたとされています。

ただ、向月台の記録は江戸時代からのものしかなく、義政の時代に存在したのかは定かではありません。

銀閣寺の見どころの大きなポイントになりますね!



※銀沙灘(ぎんしゃだん)

中国の西湖をイメージして作られた砂盛りがあり、向月台に並ぶポイントになります。

こちらの砂盛りも、職人さんの手で作られています。

砂は光に反射する特殊な白砂で、間接照明の役割も果たすそうです。

向月台も銀沙灘も週一の間隔で、お手入れされています。



※錦鏡池

池の畔から、銀閣寺は正面を向いています。

また、鳳凰も東向きで同じ方向を向いているので、シャッターチャンスです。
ベストなアングルで銀閣を撮ってくださいね。

※展望台

展望台から見下ろす銀閣寺は境内が見渡せ、最高の眺めになります。

自然を多く取り入れた銀閣寺は、苔や草木を間近に見ることができて、とにかく広い庭園となります。

義政が自分好みにアレンジし、芸能分野に力を注いだ傑作なのではないでしょうか?

庭園は道順に沿って進むことになりますが、登り坂もありゆっくりと庭園をめぐると20分~30分くらいかかります。

簡単にご紹介しましたが、おすすめ5選いかがでしたでしょうか?
ご紹介したところは、必見ですのでお見逃しなく!!!



銀閣寺の魅力

金閣寺に比べると、銀閣寺は地味なイメージもあるかもしれませんが、やはりなんといっても「侘び寂び(わびさび)」の精神がうかがえることだと思います。

「ワサビ?何?」とか、もしかしたら少しむずかしいかもしれませんね。
「侘び寂び」とは「simple is best」ということです。

簡単すぎましたが、質素な中に本物の趣があるという説明の方が、分かりやすいでしょうか?

銀閣寺は銀泊が貼られていないし、ただの木造の建物に感じるかもしれませんが、簡素な中にも落ち着きと趣が最も感じられると思います。



銀閣寺のお土産はどんなものがあるの?

銀閣寺に向かう途中に参道があり、銀閣寺を参拝する前に早くも誘惑されそうなお店が軒を連ねています。

お土産は各お店に、雑貨を中心にキーホルダー、扇子、ちりめん小物など京都らしいものが数多く揃っています。

食べ物は、生八つ橋や、茶団子などが人気ですよ。

ちなみに、すみっこ暮らしのキャラクターがコラボして、各お寺にお土産ショップとして出回っているようです。

目移りしてしまいそうですが、旅の思い出になるお土産を探してみてください。



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銀閣寺の見どころ!修学旅行生向け【まとめ】

銀閣寺の見どころは、何といっても「侘び寂び」の精神で落ち着いてみることができることです。

もちろん、向月台や銀沙灘なども必見ですが、義政も東山の風景を見ながら過ごしたのかなと感じながら、銀閣寺を拝観すると趣を感じることができるのではないかと思います。

修学旅行ともなると、時間の制約などで、なかなかゆっくりと拝観することがむずかしいかもしれません。

ぜひ機会があれば、今度は大人の修学旅行として銀閣寺に訪れてみてはいかがでしょうか?

「侘び寂び」の意味が少し違うかたちに感じるかもしれませんよ。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。