三色団子の意味!ピンクと白と緑にはそれぞれ理由があった?

三色団子意味について。何故三色だろう?ふとそんな事を思った。

三色団子。春になるとスーパーなどでよく見かけます。

綺麗な色味で目を引く団子。優しい甘さでモチモチした素朴なおいしさです。


けれど漠然と春に見る事が多いから桜関連の団子だろうなんて思っていました。

何故三色だろう?何か意味があるだろうか?

中に何も入ってないのはどうしてだろう?

次から次へと止まらなくなってしまいました。疑問に思ったら即調べて知識欲は解消しなければ。という事で調べました。



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三色団子の意味

ピンク

三色団子。まず、綺麗なピンク色が目を引きます。

あの色って意味があるのだろうか?どうやってあの綺麗な色が出るのだろう?

原料は三つの団子全て上新粉を使うことが多い。

上新粉とはうるち米を粉末にした団子粉のことで上新粉じゃなければあの独特のモチモチ感が出ないそう。同じような団子は作れても他の団子用の粉だと食感が違う。

自分で作ってみるのが一番だとは思うけどそれはちょっと置いておいてとにかく上新粉。
あのピンク色の正体は桜パウダーというものだそうです。

食紅などでも作れるそうですが、やはり簡単にできるのは桜パウダーらしい。あの綺麗なピンク色はやはり桜が関係していたものでした。

もう一つ。あのピンク色の意味は何だろうと思いました。

ピンク色は春をイメージしているそうです。桜をイメージという意味もあるのでしょうが、季節の春がメインだそうです。

真ん中にある団子は色がついていない素材の色そのままの白ですね。

上新粉で作ったモチモチ団子そのままの色合い。白にも意味がありそうです。

白色団子の意味は、ズバリ冬だそうです。

つまり四季のことピンクが春だったので漠然と四季に関することかなと思いはしましたが、私の中では白は夏の白い雲じゃない?と思っていました。

また、諸説ありますがという言葉によるとひな祭りとかで耳にする白酒を指しているという説もあるみたい。ひな祭りも春の大きなイベントですね。

桜のピンク、白酒の白、桜の葉っぱの緑。なるほどと納得したのはまた別の話です。



白色団子の作り方は上新粉で作った団子に手は加えないそうです。着色しなくてもあの透明感のある白色はそのままで出来上がるそうです。

次は三個目の緑色。

意味は桜の葉っぱじゃないかと思っていましたが、あながち間違いではないみたいですが実は四季の夏だそうです。

ん、ちょっと待って。

四季というには一つ足りない。秋は?これには意味があるそうです。

秋がないから飽きないというだじゃれで三食団子になっているという説が一般的みたい。

では緑色の団子の色づけは何でつけているか?これも自然のもので抹茶パウダーだそうです。

やはり食用色素でも作れるそうですがパウダー状の方が作りやすいし綺麗な緑になりやすいとのこと。

乾燥ヨモギでも作れるそうですがその場合は一度水で戻しておく作業が必要らしい。

これで、三つの団子の意味と作り方がわかった。

ずいぶん予想と違っていた気もする。


三色団子。これだけ桜と関係あるって事は花見で見かけるのも常識だった!

三色団子は別名花見団子といわれます。

その意味はかなり昔の話ですが、お花見文化が始まった歴史を遡ったら出てきました。

起源は満開の桜が咲く頃の野点でのお茶会だそうです。

お茶会といえばお茶菓子。そのお茶菓子としてあちらこちらの銘菓と共に団子が振る舞われたそうです。

ということは、別名ではなく正式名称は花見団子ということになるのかな。

花より団子という言葉もその後にいわれはじめた言葉みたいですね。

庶民の花見には全国銘菓など持ち寄ることは困難でしたでしょうから身近で手作りできる団子を持ち寄って花見を楽しんでいたという事ですね。

時代の流れでそれから全部白い団子に色をつけて今の三色団子に落ち着いたのかもしれません。



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三色団子の意味!【まとめ】

三色団子の意味。時代まで遡って深い意味がありました。

現代では花見に三色団子なんて事は少なくなっていると思いますが、その時期になるとスーパーに売り場が増えるということは伝統を重んじる日本の文化とも言えるんじゃないでしょうか?

綺麗な色味の三色団子餡子やタレなど何も使っていない素朴な甘さ。糖質制限など様々な事情はあると思いますが伝統的な食べ物として大事に食していきたいものの一つに位置づけてもいい食べ物のような気がします。