雛人形は出さないとどうなる?結婚できないのか何歳まで飾るのかを検証!

3月3日の桃の節句は、女の子にとって楽しみなイベントの1つではないでしょうか。

親としても「娘が健やかに育ち幸せになりますように」という願いを込めて雛人形を飾ります。

ところが、子どもが大きくなるにつれて、雛人形を出しても特に喜ばない、時間が合わないから節句のイベントなどしない、と言った理由から、雛人形を飾ることをやめてしまうこともあるのではないでしょうか。

年に一度とはいえ、雛人形は出すのもしまうのも中々面倒ですからね。


実は我が家、まさしくこの分岐点に立たされています。

もうそろそろ雛人形に反応しないお年頃。

面倒だから今年から出さなくていいか・・・

けれども、この「出さないと結婚できない」という言い伝えが気になって、やっぱり出そうかな、とも。

雛人形を出さないとどうなるの?年に一度でも面倒だから今年は出さなくていい?出さないと結婚できない?そもそも何歳まで飾るの?

今回は、そんな言い伝えについて掘り下げてみようと思います。

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雛人形は出さないとどうなる?

雛人形は、子どものお守りであり厄払いの意味があるという言い伝えがあります。

結果、雛人形を飾ることは、「健やかな成長と幸せを願うこと」となるわけですが、そのお守り・厄払いとなってくれる雛人形を、出さずにしまいっぱなしにしておくと「幸せがこない」つまり「結婚できない」と言い換えられてしまうのも理解できます。

もちろん、本当に結婚できなくなるわけではありませんが、雛人形を出さずにいるということは、風に通される機会もなくなり、痛みや劣化に気づくこともなくなってしまいます。

お守り・厄払いとして手にした雛人形をそのような形で扱うことは、あまり気持ちのいいものではありませんよね。

だからこそ、そのように「雛人形を出さないと結婚できない」と言われてしまうのでしょう。

節句のイベントをすることがなくても、できれば年に一度は雛人形を出して、お手入れを兼ねて飾ることをオススメします。

どうしても出すことが難しかったり、環境の変化で出す場所がなくなったという場合には、供養の上、処分させてもらいましょう。

しまいっぱなしが一番NGなのですから。


雛人形は何歳まで飾るの?

さて、雛人形をしまいっぱなしにはしない!と気合を入れたものの、これ、いったい子どもが何歳になるまで続けるの?という疑問が。


雛人形には「何歳まで飾る」というしきたりや言い伝えはありません。

子どもが小さいうちに飾るのをやめてしまうのであれば、人形供養の上処分するか、飾るまではしなくとも年に一度はメンテナンスのために箱から出すなどして手入れをし、結婚する際に娘に持たせる、というのが無難でしょうか。

最も多く聞く声は、娘が結婚する(又は進学などで家を出る)タイミングで飾るのをやめるようです。

子どもから孫へと代々受け継がせたいと思うのであれば、定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。


雛人形を飾る日、しまう日はどんなとき?

雛人形を飾る時期は、立春(節分の翌日)から2月中旬頃がいいとされています。

その期間中の大安または友引の縁起の良い日を選んで飾りましょう。

雛人形をしまう時期は、節句が終わったのち、天気が良く乾燥した日を選びましょう。

雛人形は湿気に弱いので、縁起の良い日悪い日といったことよりも、雛人形にダメージが少ない日が好ましいです。

雛人形をしまうのが遅いとお嫁にいけない、と耳にすることもありますが、「時期が来たらきちんと出し、時期が来たらきちんと片づけることが出来る子は良いお嫁さんになれる」という意味合いから生まれたとも言われています。

子どものためにも人形のためにも、出しっぱなしにしてジメジメした季節になってしまわないように、比較的乾燥している3月中には片づけてしまいましょう。



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雛人形は出さないとどうなる?【まとめ】

「雛人形を出さないとどうなる?」とは、「雛人形が痛んでしまう」ということ。

雛人形を粗末に扱うということは、厄払いのお守りをないがしろにするということなので、その見返りとして「幸せになれない」=「結婚できなくなる」と言い伝えられてきた迷信のようですが、たとえ迷信でも、雛人形を粗末に扱うことはぜったいに避けなければなりません。

年に一度の桃の節句に、かわいい我が子のために心を込めて雛人形を飾り、心を込めて飾りましょう。