尿蛋白+とは?尿蛋白の基準値や陽性になる原因と改善方法

健康診断の時、学生時にはみんなトイレに一列に並んで順番に・・・。
皆様も恐らくご経験のある、そう【尿検査】!
学生時には少しこっ恥ずかしい気持ちになったものです。


まあそんなことは置いておいて・・・本日はその尿検査によって診断される『尿蛋白』についてです。
健康診断を見ても明確な数値が記載されている訳ではないのでイマイチどうなのか、ってところが分かりにくい項目ですよね。


健康診断を見ても明確な数値が記載されている訳ではないのでイマイチどうなのか、ってところが分かりにくい項目ですよね。
あまり書面上、数値では出てきませんが基準値(1dlの尿に含まれるたんぱく質の量)は0〜14mg/dlと言われています。


この尿蛋白は実は腎臓の病気に関わることが分かるこわーい項目なのです!
尿検査によって基準値を超えることでどんな問題が出てくるのか?
また陽性になってしまう原因と、改善方法について記せればと思います。
それではいってみましょう!




尿蛋白とは??

広く知られていることですが、腎臓は血液を濾過(ろか)する働きがあり、体外に老廃物を排出する役割を持っています。
血液の中のたんぱく質は本来必要な物質であるので濾過をする過程で再利用する為に再度血液に戻されるのです。


腎臓の働きが低下していると、濾過の機能がうまく働かずたんぱく質まで外に排出されることになってしまいます。



これが尿検査でたんぱく反応を調べた時に検出されると尿蛋白+と診断されるのです。
通常の基準値としては0〜14mg/dlでこの数値以内だと尿蛋白-(陰性)、もしくは尿蛋白±(擬陽性)、明らかに数値を超えていると尿蛋白+(陽性)と表記されます。



尿蛋白+が出てしまう原因

前にも述べたように尿蛋白が検出される原因としては、腎臓の機能が低下している場合に濾過の働きが弱っている事なのですが、実は健康な人でも検出されることがあるのがこの尿蛋白なのです。



体調不良や風邪の治りかけ、遺伝的な問題や、運動をされる方でかなりのハードワークをした前後、またはプロテイン等の高タンパク食品を摂取した後等、必ずしも疾病等の原因ではなく腎臓が一時的に弱ったり、摂取しきれないたんぱく質が排出されたりという場合もあります。


この場合、再検査では陰性ということも多々あります。
私もかなりの運動をする方で学生時には尿検査で数度引っかかったことがありますが、再検査では異常無しでした。

尿蛋白+の疾病的な原因は?

健康な人でも検出されることがある尿蛋白ですが、もちろん病気の疑いがある人も検出されます。
それでは以下を見てみましょう!

●腎不全
●腎臓がん
●尿管結石
●尿管がん
●膀胱炎
●膀胱結石
●膀胱がん
●前立腺炎
●前立腺がん
●尿道炎
●妊娠中
●妊娠中毒症



すごい数じゃないですか??
尿蛋白が検出されることによっての疑いのある病気がこんなにもあるのです。



先程言ったように健康な人でも検出されることはありますが、逆の発想で言えば尿蛋白が検出されたことは上記の病気の疑いがある、もっと言えば病気が原因ということもありますので軽く見ずしっかり再検査には行くようにして下さいね。



尿蛋白を改善するには

まず一番重要なことは食事制限!
たんぱく質と塩分を摂りすぎるのは控えて、炭水化物や脂質等のエネルギーを摂取するようにしましょう!


たんぱく質を摂りすぎると老廃物が多く出て、濾過の過程で腎臓に負担がかかります。
また塩分は腎臓を通して排出されるので、これまた腎臓に大きな負担をかけることになります。
カリウムも同じく腎臓に負担をかけるので場合によっては控えるようにします。


肉、魚、乳製品や大豆製品は適量を心がけ、たんぱく質の多い食事の時はご飯、麺類等のエネルギーを摂る事を意識してみましょう!
かぼちゃ、トマト、メロン、キウイ、バナナにはカリウムが多く含まれているので食べる際には一気に食べ過ぎない等の注意も必要ですね。



まとめ

本日のテーマは尿蛋白でしたが如何だったでしょうか?
健康な人でも陽性反応があったりして甘く見がちの項目ですが、怖い病気の可能性も無きにしもあらず、というところですね!



まずは再検査の指示が出たらすぐに受けなすようにして、病気を初期状態で発見しリスクを軽減することは非常に大事です。
あとは食事制限、そして規則正しい生活習慣と運動を適度に行うことも必要です。



腎臓はよく沈黙の臓器と言われ、症状が激化しないと発見できないことも沢山あるようです…
そういう意味での健康診断での尿検査によって早期発見できるかどうかも大切なことだと思います。



それではあなたも今日から規則正しい生活、食事を摂って健康習慣を送って下さいね!



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