鯉のぼりの洗い方を徹底解説!片付け前は洗濯機・それともクリーニング?

空高く泳ぐ鯉のぼり。

子どもの健やかな成長と出世を願って飾るのですが、問題はその後なんですよね。

片づけていると、鳥の糞や泥など気になる汚れが。

このまましまうわけにもいきません。

鯉のぼりを片づける前に洗濯機で洗ってしまっていいのでしょうか。


それとも、大事にクリーニングに出した方が?

実はこれ、どちらもNGなんです。

そこで今回は、鯉のぼりの正しい洗い方について解説していきたいと思います。

片付けの際のちょっとしたコツも併せて紹介しますので、参考にしてみてください。



スポンサードリンク


鯉のぼりは洗濯機もクリーニングもNG!

鯉のぼりの素材にもよりますが、身近な素材のナイロンやポリエステルだと、ついつい洗濯機に入れてしまいたくなります。

ですが、金具部分が壊れたり、金具部分とこすれて生地が痛んだりと、劣化が早まってしまうので洗濯機で洗うのは避けましょう。

ならばクリーニングに!というのもNGで、やはり金具部分やプラスチック部分など各部品が壊れることがあります

また、特殊加工されていたり特殊な染め方をされていたり、高価なものであれば金箔で模様を描いているものもあります。

クリーニングに出すと、これらが剥がれたり変色することがあるので、クリーニングも避けた方がよさそうですね。



鯉のぼりの洗い方

では、鯉のぼりの洗い方はどのようにすればいいのでしょうか。

パターン別に分けて紹介するので、まずは鯉のぼり全体を隅々まで見て汚れの度合を確認してみてください。


ちょっとした泥汚れや砂埃の場合

1.鯉のぼりをしっかり乾燥させ、泥汚れや砂埃も乾燥させる
2.水で濡らしたタオルを固く絞り、はらうようにしながら汚れを取り除く
3.鯉のぼりを陰干しし、しっかり乾いていることを確認して片づける

鳥の糞などで部分的にしっかり汚れている場合

1.台所用洗剤(中性洗剤)を濡れたタオルに少量つけて、汚れ部分をたたく
2.固く絞ったタオルで洗剤を拭き取る(こすらないように注意)
3.鯉のぼりを陰干しし、しっかり乾いていることを確認して片づける

黒煤などで全体的に汚れが気になる場合

1.浴槽にぬるま湯(30~40℃)を入れ、台所用洗剤(中性洗剤)を溶かす
2.鯉のぼりを入れて30分~1時間程度つけおきする
3.汚れがひどい部分は優しく揉み洗いする ※金箔がついている部分は触らない
4.ぬるま湯ですすぐ
5.鯉のぼりを陰干しし、しっかり乾いていることを確認して片づける


干す際にはシワをしっかり伸ばすこと、洗剤を使う場合は漂白剤入りではないことをしっかり確認してくださいね。


片付け前のちょっとしたコツ

これまで鯉のぼりの洗い方を紹介してきましたが、気になるほどの汚れでなければ、洗わない方が無難です。

上記で紹介した洗い方は、可能な限り鯉のぼりにやさしい洗い方ですが、それでもうっかり部品が破損したり、変色したり、金箔が剥がれたりという大惨事が起きないというわけではありません。

ただ、洗わない場合でも、ほこりを払いシワを伸ばし、しっかりと乾燥させてから片付けることは忘れないでください。

また、たたむ際にもシワをしっかり伸ばす必要がありますが、アイロンはNGなので注意してください。

金具やプラスチック部分などの部品で取り外しが可能なものは取り外し、間に厚紙を挟みながらたたむとキレイに収納しやすくなりますよ。



スポンサードリンク


鯉のぼりの洗い方は?【まとめ】

鯉のぼりは出すのも片づけるのも少し面倒です。

ですが、洗い方としては家庭にある中性洗剤を使うだけなので思ったよりも手軽にできますし、何よりも、子どもが大きくなるまでのほんの数年の出来事です。

子どもの成長を噛みしめながら飾ることの出来る喜びとともに、また来年、きれいな姿で会えることを楽しみに、丁寧に片づけておきましょう。