プロパンガスの復帰ボタンの使い方!災害で止まった際の対処法とは?

いつも使っているガスが使えなくなったり、突然の地震などの災害で止まってしまったら困りますよね。

元栓を開け閉めしたり、色々試したけど原因が分からない!ガス会社へ連絡しなきゃ!と焦ってしまいがちですが、実はプロパンガスが止まった時、ガス会社を呼ばなくてもガスメーターの復帰ボタンを押せば復帰することができます。


素人がガスメーターいじってもいいの?と不安になるかもしれませんが、焦らずに手順通りに行えば復帰は可能です。

ガスの復帰の手順や、止まった原因などを解説していきます。



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プロパンガスの復帰手順

まずはガスの元栓を全て閉めましょう。
ガスメーターの黒い復帰ボタンを押してください
ガスメーターによって「復帰ボタン」の表記があったりなかったりします。
復帰ボタンを押すと、ガスメーターの「ガス止」という表示が消えます。
ガスメーターに表示された文字とランプが点滅したら、1分ほど待ちましょう。
この間に元栓を開けたり、ガスを使わないようにしましょう。
1分後、ガスメーターの表示の文字とランプが消えていれば復帰完了です。

手順は以上です。

え!簡単って感じですよね。


しかし手順通りにしたのに復帰しない!という場合は以下の2つが考えられます。

(1)ガスの止め忘れ
ガスコンロの他に給湯の元栓なども閉めてください
また復帰作業の途中にガスを使用すると復帰しませんので注意してください。

(2)ガス漏れ
ガスの匂いがすると気付いた場合は、復帰作業を行わずガス会社へすぐ連絡をしてください。
匂いに気付いたら、窓を開けて自然換気をしましょう。


ガスメーターのエラー表示の意味とは?

プロパンガスが止まってしまうと、ガスメーターの画面の文字が点滅してエラー表示になります。

その表示内容によって、ガスが止まった原因が異なります。

それぞれの表示について解説していきます。

【B】【C】【ガス止】

この表示が出た場合、震度5以上の地震や、台風などの強い風、ガスメーター本体への衝撃を感知した時、安全装置が作動しガスが止まります。

【A】【C】【ガス止】

これは長時間ガスを使用した場合、ガスの消し忘れ防止の為にガスが止まります。
冬場のガス暖房のつけっぱなしや、お湯の出しっぱなしなどが原因になります。

【C】【ガス止】

多量のガスが一気に流れた場合は、この表示が出ます。

例えば、夏に全然使わなかった給湯器を冬になって急にたくさん使い始めると、消費量が少なかった夏と比較して「消費量が多い」と判断して、ガスが止まってしまいます。

またガスの復帰作業中にガスを使用してしまった場合もこの表示になります。

【B】【C】【ガス止】【P】

①の表示に【P】が追加されたこの表示は、ガス漏れが発生しているかもしれません

ガス漏れは一番危険な場合ですが、他にはガス配管の異常や、ガスボンベの残量が少ない、冬の場合は配管の凍結なども考えられます。

ガスメーターの表示が①〜③の場合は復帰作業が出来ますが、④はガス会社へ連絡が必要となります。
復帰作業の指示を受けるか、業者さんが対処されることになるでしょう。


プロパンガスは災害に強い!

もし地震や台風などの災害が原因でガスが止まってしまい、自分でも復帰作業が出来ないと困りますよね。

さらに停電や断水などライフラインが使えなくなると、子どもがいる我が家はめちゃめちゃ困りますし、いつ復旧するのか不安になると思います。

実はプロパンガスって災害の時に強いということをご存知でしょうか?

プロパンガスのガスボンベはそれぞれのご家庭に個別で配置されているので、災害が発生した場合は個別で設備点検や補修ができます。

都市ガスと比較すると、都市ガスは供給所から地下のガス管を通ってガスが供給されるので、災害が発生した場合、そのガス管に異常がないかの点検と補修作業が完了しないとガスが供給されません。

電力も同じで、発電所から電線を通って電気が送られるので、その電線などの点検と補修が必要なので復旧に時間がかかります。

プロパンガスはガスボンベの配管は短く、さらに個別での対応なので素早く復旧することができるのです。

ガスが止まったとしても、復旧が早いということは災害の備えの1つと考えると安心しますよね。



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プロパンガスの復帰ボタンの使い方!【まとめ】

いかがでしたでしょうか。

ガスの復帰について解説いたしましたが、自分で復帰作業が出来るか不安、やってみたけどよく分からない、といった場合は無理せずガス会社へ問い合わせて、ガス復帰の指示を受けましょう。

ガスは滅多なことがない限り止まることはありませんが、いつ起こるか分からないのが災害です。

災害以外にも、もしもの時の為に普段からガスメーターがどこにあるのか、ガスの復帰ボタンはどれかを確認しておくことも大切です。