母の日は世界共通ではない?外国版母の日の贈るギフトや風習!

日本ではもうすっかり定着している「母の日」。
外国ではどうなのでしょう。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

アメリカの女性が愛する亡き母のため白いカーネーションを捧げて偲んだこと。
その後アメリカ政府が5月の第2日曜を母の日としたことが始まり。


これは有名な話。


それが広がって世界中でこの日が母の日となんとなく思っていませんか?
私は思っていました。


母の日は5月の第2日曜なのは世界共通なのだと。さらにカーネーションを贈ることも共通かと…。





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実はそれ間違った認識。
国によって母の日の由来も風習も贈る花も様々。


さすが世界は広い。
それぞれ各国のお国柄が表れていてとても興味深いんです。


色々な違いに驚かされるけれどお母さんへの思いは世界共通。
これだけは永遠に変わることがない。


いつの時代もどこの国でもやはりお母さんって偉大な存在。


それでは外国の母の日のあれこれを紹介していきます。
日本と共通の部分、そうでない部分。違いのおもしろさに気づきますよ。






5月の第2日曜日は世界共通ではない?世界の母の日


まず日本。
戦時中は皇后の誕生日が母の日とされていたそう。
ただ子供を産むためだけの政策によるものという悲しい事実。


戦後、アメリカの母の日を取り入れて今日まで定着することに。


日本と同じくアメリカから母の日の習慣を受けた国は「イタリア、オーストラリア、トルコ、フィンランド、デンマーク、台湾、中国」など。


同じアジア圏でも韓国は違います。
5月8日なうえに母に限らず「父母の日」。

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さすが目上の人や父母を敬うことに重きを置いている韓国らしいと納得。
日本では母の日に比べると父の日っていまいち盛り上がりに欠ける気がしますし。


他に、イギリスでは春分の日過ぎの満月の次の日曜、スペインは5月の第1日曜、フランスは5月最後の日曜。


タイでは国王妃の誕生日である8月12日。

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日本では盆の入り。
この日に母の日とは少し考えづらいかも。


他にもロシアは11月の最終日曜、エジプトは3月21日など。
なぜそれぞれ日にちが違うのでしょう。


世界共通ではない母の日の由来!外国の母の日の由来は?

17世紀頃のイギリス。
復活祭の40日前に仕事で奉公している子供達を家に返すことが定められていました。


年に1度お母さんに会えるこの「Mothering day」。
この日をきっかけに母の日が広まったそう。


3月8日が母の日とされているルーマニア。
元々は「女性の日」と呼ばれていたこの日。


お母さんだけでなく小さい女の子からおばあちゃんまでプレゼントをもらったり。
女性全てがとても大切にされる1日。


オーストラリアは子供に忘れられた老人ホームの女性達に贈り物をしたことが母の日の由来。

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皇后妃の誕生日を母の日に制定しているタイ。
皇后妃はすべてのタイ国民のお母さんという象徴なのでしょう。
王家に対して絶対的な敬意を払うタイの国ならではといえます。


アメリカの母の日に乗っかって5月の第2日曜を母の日にした国ももちろん多い。
反面昔からの風習のままその日を母の日にした国も。


でもどの国もお母さんへの感謝の気持ちが母の日に深く関係していることに変わりはない。
名前は変わってもお母さんを大切に、そしていつも心に留めておく。

お母さんへの大きな感謝は万国共通。昔から変わらないものなんですね。



世界共通ではない贈る花!母の日に贈るギフトも、それぞれ 国によってこんなに違う

母の日=カーネーション…ではないのです。
ところ変われば花もプレゼントも変わる。


カーネーションにこだわるのは実は日本とアメリカだけ。
どこまでアメリカ寄りなんだ、日本は!と思ってしまいますが。


でも最近はカーネーションに限らず色んな花のブーケや花束もよく見かけるように。
見た目がおしゃれな花やお母さんの好きな花を贈るようになってきたってことですね。


オーストラリアはなんと菊の花を贈るのだそう。
仏花としてのイメージがある日本人としては驚き。


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でも菊の花の花言葉は「高尚」「高貴」。
それにオーストラリアでは母の日に当たる5月は秋。



さらには菊は英国で「Chrysanthemum」。
mum(マム)という単語が入っいていることからも菊が選ばれたことに納得。


オーストラリアと同じく日本と同じ日が母の日のフィンランド。
ミニバラ、もしくは野に咲くヴォッコと呼ばれる二輪草を贈るのだそう。


朝早くから庭や森に咲くヴォッコを摘んでプレゼント。
買ったミニバラも素敵だけれどとても心がこもっている気がします。
そして普段頑張るお母さんのために朝食を寝室に運ぶのだそう。


王家を深く敬愛するタイでは母の日は国王妃の色である水色一色に。


皆が水色の衣装をまとって水色の国旗を掲げるのだそう。
王妃様と自分の母親を重ね合わせて最大限の感謝と敬意を表すのがタイ流。
贈る花はジャスミンが主流。


母の日が国民的なイベントになるのがエジプトやアルゼンチン。
エジプトでは母の日が近づくと路上で食器やスカーフなどの売店もちらほら。


幼稚園や小学校でも母の日のイベントが盛大に。
踊りを踊ったりお菓子やケーキが振舞われたりともう一大イベント。


アルゼンチンでは移住者のほとんどが花の栽培に携わっている花の国。
贈る花に特に決まりはないものの花屋さんは母の日のために花作りに力を込めるのだとか。


そして自分の母親だけでなく友人知人、すべてのお母さんにご挨拶。
自分の子供だけでなく色んな人におめでとうと言われるなんてとても素敵。


どの国でもお母さんの好きな花やプレゼントで喜んでほしい気持ちが伝わります。
そしてお母さんへの感謝と共に自分達も楽しんでしまう。
なんとも楽しそう。


日本の母の日ってちょっと義理っぽく感じることがある。
お母さんに喜んでもらうのは当然。
その上で日本でも自分達も楽しむイベントにしたらもっと楽しい喜びの日になるんじゃないかなと思います。




まとめ / 世界共通ではない外国版の母の日の贈るギフトや風習!

実は5月の第2日曜が世界の共通ではなかった母の日。
国それぞれで日にちも贈る花も風習も違いがたくさん。


ただ1つだけ変わらない世界共通なもの。
それはお母さんへの愛と感謝。


日本人は感情を表に出すことが恥ずかしいと思いがち。
そして外国人と違って愛情表現も苦手。
でもそれが日本人の良さ。


苦手でも得意でもお母さんを思う気持ちは世界各国みんな同じ。
家族みんなで楽しめる日にしたいですね。


そしてみんなで笑いあえる母の日が永遠に続く平和な世の中であってほしい。



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