正月飾りを毎年同じもはNG?なぜ変える必要があるのかを徹底解説!

年末が近づくと正月飾りを準備すると思います。最近の正月飾りは種類も豊富でデザインが素敵なものも多いですよね。

ここで気になるのが、この正月飾りを次の年も使いまわしてはいけないのかということです。


ノーベル平和賞のマータイさんがおっしゃるように「MOTTAINAI」を大切にする日本ですから、なんとなく正月飾りも捨てがたい…

そんなわけで、今回の記事は正月飾りを毎年同じものにするのはNGなのか、という問題について考えていきます。



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正月飾りは新しいものの方が良い

まず正月飾りとは「門松」「しめ縄(しめ飾り)」「鏡餅」です。

しめ縄や鏡餅はまだしも、門松は大きいものなので、毎年買うとなると経済的ではありませんね。

使い捨てするのはエコじゃないと思う人もおられるかもしれません。

よって使いまわしたい気持ちは分かりますし、正月飾りを使い回すかどうかは、個人の気持ち次第だといえます。

伝統的な面からいわせていただきますと、正月飾りは毎年新しいものに替えるべきです。

なぜなら正月の神様である年神様は家にやってきて、正月飾りに宿るといわれているからです。

神様は「新しく清潔なもの」を好まれるとされています。使い回すということはお古ですので、失礼のないように替えておきたいですね。

年神様は「田の神」や「稲の神」とも呼ばれており、正月飾りの藁(わら)をお好みです。

正月終わりの1月15日前後に、正月飾りを左義長焼きの儀式で焼きますね。その時に、年神様は煙に乗り野山に帰られると考えられています。

またお正月にはお餅を食べたり、お神酒を飲みます。お餅もお神酒も原料はお米です。お米には神様が宿るので、お餅やお神酒を頂くことで、神の力を頂戴できるのです。

お正月に年神様の力を頂戴したいのなら、お餅などをいただくだけでなく、正月飾りは新しいものにしてお迎えした方が良いということです。

正月飾りは本来のものは燃やせる素材ですし、ゴミになるということはありません。



インテリアとしての正月飾り

正月飾りを、もしインテリア用品と捉えるなら使いまわしても良いという考え方もあります。

ご自分が好きなデザインのものを大切にするのも、悪いことではないです。

またひな人形などは、季節が来たらその期間飾って、また大切に保管してを繰り返していますよね。

とても素敵な正月飾りを購入して、また来年も使いたいと思えば、大切に保管しておくのも良いと思います。


正月のNGな行為

ところで正月に避けたほうが良いNG行為は、他にもあります。

【元旦のお風呂】
元日の朝にお風呂に入ると、福が水に流れてしまうといわれています。食器洗いや洗濯するのも、午前中は避けたほうが良いようです。
【三が日に刃物を使う】
一年をケガなく無事に過ごせるようにという意味があります。おせち料理を年が明けるまでに作っておくのも、料理をせずに済むからです。
【お正月に掃除をする】
せっかく来てくれた年神様を掃除で追い出すことになってしまうからです。こちらも年内に大掃除を済ませて、きれいな部屋で年神様をお迎えしたいですね。



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正月飾りを毎年同じもはNG?【まとめ】

・正月飾りは年神様が好むものなので、清潔で新しいものが良い
・正月飾りを左義長で焼くことで、一緒に年神様が山にお帰りになる
・お餅やお神酒をいただくことは、神様の力をいただくことである
・インテリア用品としての正月飾りを、毎年大切に使い回すこともアリ
・正月にやってはいけないNG行為もある

今回の記事は、正月飾りを毎年使い回すのはNGなのかということを考えていきました。

使い回すか毎年新しくするかは、個人の意志次第ではありますが、きちんと大掃除して年神様をお迎えする風習は変わらずにいたいですね。