おせちに入っているあわびってどんな意味?おすすめレシピをご紹介!

元旦の1年のスタートにみんなで食べるおせち料理。

今年一年の健康や幸せを祈りつつ、色とりどりのきれいなおせちに舌鼓を打ちますよね。

おめでたいハレの日に食べるおせち料理には、それに相応しいおめでたい意味が込められています。

黒豆はいつまでも健康でまめに働けますようにという語呂合わせからとか、田作りは昔、田んぼの肥料として小魚を撒いてたくさんの作物を収穫した事から五穀豊穣のお祈りとして、等それぞれ意味があります。


でも中には「このおせちの意味って何なんだろう?」と思うものはありませんか?その中のひとつ、あわびの意味をご存じでない方も多いのではないでしょうか?

実は筆者もその内の一人です。きっとのような方も多いはずと思い、あわびの意味やレシピを早速調べてみました!


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おせちのあわびの意味とは?

まずはその意味から。

それはズバリ「延命」です!お祝い用の熨斗に薄い茶色い四角いものがありますよね。


今は簡略化されていますが、元々の正式なものはあわびでした。

あわびは今も昔も高級食材なので、一つを薄く切って炭を使った現代のアイロンみたいなもので伸ばしていたそうです。

良く伸びることからこの意味になりました。

そしてあわびは15~20年生きるので、ここからも「長寿」として縁起のよい食べ物とされたと言われています。

しかしアイロン状のもので伸ばしてまで食べていたとは…。

先人たちのあわび愛を感じずにはいられませんね。


あわびにはどんな種類があるの?

国産のあわびには、クロアワビ、エゾアワビ、メガイアワビ、マダカアワビがあります。

サイズが大きいほど高級になります。

一方、トコブシと言ってあわびの仲間で小ぶりのものがあります。

あわびと比べると値段は安いですが、それでも国産は昔ほど捕れなくなっているので高級品になってきました。

味はあわびに比べたら甘味は少し控え目という意見もありますが、十分美味しい貝です。

ただあわびもトコブシも国産と比べると手頃な輸入品もあるので、ご家庭に合わせて購入しても良いと思います。


あわびを使ったおせちレシピ

あわびは低カロリーで低コレステロール。

カロリー摂取量がどうしても多くなる年末年始にはありがたい食物ですよね!色々なレシピがありますが、中でもあわび本来の味が楽しめる酒蒸しをご紹介します。

あわびの酒蒸し 

材料 あわび、酒 大1/2(あわび1に対し)、塩 2,3つまみ(あわび1に対し)、あわびの漬け汁用として酒と水を1対1

⑴あわびの貝の部分をたわしなどできれいに洗い、殻についたままの身に塩を振り動かなくなるまでこすり洗いをし、ぬめりを取る。
⑵スプーン等を使って殻から身を外す。また身とヒモと肝も分け、水洗いをし、更に酒を振りかけ臭みをとる。

⑶それぞれの容器に身とヒモと肝を入れる。ヒモと肝は一緒でOK。
容器に水と酒を1対1の割合でひたひたになるまで入れ、容器ごと蒸し器に入れる。
2時間強、蒸し器の水を足しながら蒸す。
⑷⑴できれいにあらった貝などに盛ったらできあがり!

あわびは長時間蒸す事により柔らかくなります。少々時間がかかりますが、ぜひお試し
下さい!

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おせちに入っているあわびってどんな意味?【まとめ】

いかがでしたか?

あわびは昔も今もとても貴重な食材だった事がお分かりになって頂けたと思います。

それだけでなく栄養豊富な食べ物でもあります。

このように貴重な食料を少しでも多くの人と分け合って、皆が長寿でありますようにと願う先人たちの思いに触れることが出来たのではないでしょうか?

今も昔も家族や大切な人を思う気持ちには変わりはありませよね。

もし活きたあわびが手に入ったらぜひ手作りにチャレンジして、美味しいあわびを食べて素敵な年をお迎えしてくださいね!