おせち料理「ぶりの照り焼き」の意味は?日持ち等も徹底解説!

皆さん、出世魚ってご存じですか?

漢字からしてとても縁起がよさそうですよね…!

今回ご紹介するおせち料理は、あるお魚を使った品目です。

おせちに入れる魚の焼き物といえば、「鰤の照り焼き」。


「鰤」、ちょっと難しい感じですが、読めますか?

魚に師と書いて、「ぶり」と読むんです。

今日は、ぶりの照り焼きについて細かく深堀していきます。

それではさっそく行って見ましょう!!✨

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ぶりの照り焼きに込められた意味とは?

そもそも、どうしておせちに入る焼き物の魚が「ぶり」なんでしょうか。

みなさんは「鰤(ぶり)」という魚についてどんなことを知っていますか?

実は、鰤(ぶり)は、「出世魚(しゅっせうお)」に分類される魚の一種なんです。

出世魚というのは、成長するにつれて呼ばれ方が変わる魚のことです。

まだ日本に武士という身分があった時代、世の人々は出世や成人に際して「改名」をする風習があり、ご馳走としてブリ、スズキ、コハダなどの魚を食べていました。

今回ご紹介している鰤は、平均寿命は7、8年ですが、生まれてからの年数によって、

・ワカシ(ワカナゴ)⇒イナダ⇒ワラサ⇒ブリ …関東
・モジャコ⇒ワカナ⇒ツバス⇒ハマチ⇒メジロ⇒ブリ …関西

といったように、国内でも東西で呼び名が分かれています。
ハマチってブリと同じだったんですね…!!(笑)

このように、立身出世を願うために、おせちにぶりの照り焼きを入れるご家庭が多いようです。

しかも、ご存じの通り、鰤の旬は冬です。

縁起がいいだけじゃなくて、身が引き締まって脂ものり、とってもおいしい時期なのでおせちにいれるにももってこいですよね!


ぶりの照り焼きってどれくらい日持ちするの?

では、ぶりの照り焼きは、調理後、どれくらい日持ちするのでしょうか?

そもそもおせちは、お正月の三が日は、家内さんが楽にゆっくり過ごせるように、お重に詰めたおせちを食べることを前提として作られているものなのです。

せっかくたくさん作ったのに、日持ちがしなくて食べられなかったり、食中毒になったりするのは嫌ですよね…?

ということで、ここからはぶりの照り焼きがどれくらい日持ちするのか、簡単にご紹介していきます!

一般的に、調理後のぶりに関しては、冷蔵保存で2,3日ともつと言われています。

また、冷凍保存の場合は2週間ほど日持ちしますが、それ以上の冷凍保存は冷凍焼けのおそれがあるので、なるべく早く食べましょう。

また、冷凍した場合は、再度加熱する前にきちんとした手順で解凍することをおすすめします♪

また、ぶりは独特の匂いがありますよね。

冷蔵庫や冷凍庫の中で、他のもの匂い移りがしないように、ラップをしたり、ジップロックに入れたりして保存しましょう!

ここで注意していただきたいのは、「常温で保存をしないこと」です。

常温保存にすると、雑菌の繁殖スピードがとても速いんです。

しっかり加熱して、おいしく作った料理が雑菌まみれで、お正月早々体調不良なんて嫌ですよね…!

おせちにぶりの照り焼きを入れる際には、保存期間も十分に加味して作ってください。

余談ではありますが、関西の一部地域では、年越しにぶりを食べる習慣もあるそうなので、作るタイミングは各ご家庭によってまちまちです♡


ぶりの照り焼きは痴呆に効くの?

ところで、ぶりの照り焼きは、痴呆を予防するために入れられるのはご存じでしたか?

ぶりに限ったことではないのですが、毎週魚を食べる人は、食べない人と比較した際に、アルツハイマーになる確率が6割も減少するんです。

週3のペースで魚を食事に取り入れる人はさらに、リスクが半減します。

ぶりなどの魚に含まれる油には、人間の体内では生成することができないドコサヘキサエン酸や、エイコサペンタン酸などが含まれています。

このような成分のおかげで、血液がさらさらになり、循環器疾患にもよいとされています。
しかも、脳の補修や維持にも役立つんです。

実際に、すでにアルツハイマーを発症している方々のドコサヘキサエン酸などが、脳内で乏しかったり、血中濃度が低かったりもするそうです。

つまり、魚って、大事ですね…!(笑)


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おせち料理「ぶりの照り焼き」の意味は?【まとめ】

いかがでしたか?

ぶりの照り焼きは、日本の古い風習によって出世を願って入れられるだけではなく、丁度おせちの季節が旬で、しかも痴呆の予防にもなるんですね!

今年こそは出世したい!と思う方、大事な家族や愛する人のことをできるだけ長く覚えていたい方は、ぶりの照り焼きをぜひおせちに入れてみてください!