寒中見舞いで引っ越し報告をする場合の例文!書き方と注意点を解説

引っ越しをしたら、周りの方に「住所が変わりました」という旨を報告をしますね。

住所が変わった報告以外にも入籍や出産等で報告しなければならないことがある場合は、なるべく早めに、出来れば2~3か月以内を目途に報告出来ると良いですね。


特に年末年始の忙しい時期に被るという場合は、「年賀状」や「寒中見舞い」に書いてしまっても良いかと思います。

今回は特に「寒中見舞い」で報告をする場合の、文章の書き方やマナーについて解説をしていきます。



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寒中見舞いの書き方!例文を用いて解説

今までに寒中見舞いを書いたことはありますか?

この時期の挨拶は年賀状で済ませてしまうことが多く寒中見舞いを書いたことがない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな方に向け、一般的な寒中見舞いの文章構成を説明します。下記のような構成で書くと間違いないでしょう。


①お見舞いの言葉
例文:寒中お見舞い申し上げます/余寒お見舞い申し上げます(立春を過ぎた場合)
②時候の挨拶
例文:寒さの厳しい季節ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか
③自身の近況報告など
例文:おかげ様でこちらも変わりなく過ごしております
④結びの挨拶
例文:厳しい寒さが続いておりますので、風邪など召されませぬ様ご自愛ください

一般的な寒中見舞いの文章構成を紹介しましたが、寒中見舞いのなかで「引っ越し・入籍・出産」報告をしたいという場合は、「③自身の近況報告など」のところに書きましょう。

ただし、寒中見舞いを出す目的は、あくまでも「寒さの厳しい時期の時候の挨拶」になります。ですので、自身の報告は軽く書く程度に留めておきましょう。

「私事ですが」という一言をつけ加えても良いかもしれません。では、寒中見舞いで引っ越し報告や入籍出産報告をするときの例文をご紹介します。


寒中見舞いの例文1 引っ越し報告

寒中お見舞い申し上げます
寒さの厳しい季節になりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。こちらもおかげさまで変わりなく過ごしております。

また、私事ですが、昨年〇月に下記の住所へ転居いたしましたのでお知らせいたします。
お近くにいらした際は、ぜひお立ち寄りくださいますようお待ちいたして居ります。

寒さももうしばらく続くと思いますが、皆様お元気でお過ごしください。


寒中見舞いの例文2 入籍報告

寒中お見舞い申し上げます。
春の訪れが待ち遠しい今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。

私事で恐縮ですが、このたび〇月〇日に入籍して新しい生活をスタートしました。
二人で穏やかな家庭を築いていきたいと思っております。

寒さ厳しき折、風邪など召されませぬ様どうぞお身体をお大事になさってください。

寒中見舞いの例文3 出産報告

寒中お見舞い申し上げます。
本格的な寒さの折、皆様おかわりございませんでしょうか。

私事ですが、〇月〇日に出産し新しい家族が加わりました。
今後とも変わらぬお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

まだまだ寒さが続きますが、風邪など召されませぬ様どうぞご自愛ください。



一般的にはこのような書き方ですが、親しい友人などに送る場合は「〇〇ちゃんはお元気ですか?」「寒さの厳しい季節ですが、風邪ひかないように気を付けてね」などと、少し親しみを込めた、くだけた言葉遣いにしても良いかもしれませんね。


喪中の時に「引っ越し・入籍・出産」報告をするときに気を付けることは?

まず喪中の時に出産・入籍・引っ越し報告をしたい場合、「喪中はがきにて報告する」というのはNGです。

喪中はがきは基本的に喪中の報告のみに使います。

出産・入籍・引っ越し等の報告がある場合には、喪中はがきとは別に「寒中見舞い」等で送ることになります。

ただし、喪中ということを忘れずにはがきのデザインや文章の内容に注意してください。

はがきのデザインは淡い色や控えめデザインのものにした方が良いかと思います。文章の内容も、おめでたい感じを出しすぎずにさらっと控えめに報告するのが良いでしょう。

また、赤ちゃんや夫婦の写真などをはがきに載せたいという方もいるかもしれませんが、喪中の方へ送る場合は写真を入れずにさらっと文章のみで報告する方が無難かと思います。


そもそも寒中見舞いを出す時期はいつ?

寒中見舞いを送る時期は、「松の内」が明ける日から立春までに送ることがマナーです。

「松の内」は一般的には1月7日までです。

ですので、寒中見舞いを送る時期は1月8日から立春の前日までとなります。ただし関西など一部の地域では「松の内」が1月15日までの場合もありますのでご注意ください。

それを過ぎて寒中見舞いを出す場合は「余寒見舞い」と呼び方が変わります。

余寒見舞いは一般的には2月末までですが、東北などの寒い地域には3月上旬あたりまで送ることもあります。

余寒見舞いとして送る場合は、お見舞いの言葉も「余寒お見舞い申し上げます」という文言に変わるのでご注意ください。




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寒中見舞いで引っ越し報告をする場合の例文!【まとめ】

今回は寒中見舞いで報告事をするときの書き方やマナーについて解説しました。

本来「寒中見舞い」は先方の安否をたずねたり、先方の身体を気遣って出す便りのことです。

ですので、自身の報告事は「簡潔に」「控えめに」書くことがマナーです。また、引っ越し報告や出産・入籍報告には幸せなイメージがありますね。

ですので、喪中の方へ宛てて書く際は、はがきのデザインであったり、内容の言葉選びにも気を配れると良いかと思います。