お歳暮のお礼状は横書きでもいい?について徹底解説!
いよいよ宅配サービスの繁盛記。
12月前半に入るとお歳暮の発送がピークを迎えますね。
社会人になったり家庭を持ったりしてお歳暮が身近になった人もいるのでは。
お歳暮はこの1年の感謝を込めた大切な贈り物。
贈る方も贈られる方もお互い気持ちよく1年を締めくくりたいもの。

そのためにも贈られた側もいただきっぱなしなんてことのないように。
お歳暮が身近になってお礼状を送ることがマナーだと知る人は多いかと思います。
しかし便せんを手に取りふと悩む人もいるのでは。
お礼状って縦書き?横書き?と。
今は横書きの文書が主流。
でも冠婚葬祭などの改まった文書はほぼ縦書きだよなぁと思い返す。
自分自身も横書きに慣れているし縦書きは苦手だし…。
わかります、わかります。
私も縦書きは大の苦手。
出来れば横書きで済ませたい。
お礼状の横書きでの文章ってマナーとしてどうなんでしょう。
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Contents
お歳暮のお礼状は横書きでもいい?
漢字とひらがなは本来縦書き用の文字
お礼状はお歳暮への感謝の気持ちが伝わることが大事。なので縦書きにこだわらなくて横書きでもいいのでは?と個人的には思います。
でもお歳暮は今に続く数々の日本の習わしの中でも古い文化。
やはり礼節は重んじるべき。
特に日本人は縦の社会を大切にする民族。
目上の人に対する礼儀にはまだまだ厳しい風潮。
世の中に広く横書きはマナー違反と周知されているなら従っておいた方が無難。
ではなぜ横書きはマナー違反となるのでしょうか。
日本語は漢文の影響を受けたこともあり、古くから上から下へ右から左へと記されていくものでした。
その文字の表記の仕方は日本語の基本中の基本。
横書きは戦後ローマ字や英語などの影響で徐々に日本にも根付くことに。
事実、国語の教科書、小説、新聞などが縦書き。
日本の伝統文化を代表とする書道も縦書きが基本。
横書きといえば国語以外の教科書などの数式や横文字が表記されるいわゆる専門書。
どちらが礼節を重んじるにふさわしいかといえば一目瞭然。
このようなことから伝統的な縦書きがフォーマルの場にはふさわしいのです。
縦書きが苦手なのはみんな同じ!
今は横書きがすっかり主流。たまに縦書きしなければならない時は緊張しますよね。
そもそも漢字やひらがなは縦書き用に作られた文字。本来なら縦書きの方が得意なはず。
得意なはずなんだけれど苦手意識が。
横書きに比べてなんかぎこちないし自分の書いた文字には見えない。
それは書き慣れていないし見慣れていないから。
縦書きをの文字を書く時に私が気をつけていること。
それはまず姿勢を正して目線を高くすることから。
そして文字に対して体の中心を合わせる。
私はやや文字が右上がりになるクセが。
それを生かしてわざと文字に統一感を持たせるようにしています。
1文字1文字というよりはバランスを見ながら一気に書き上げる。
いちいち次に何を書くかとペンを止めると集中力が切れるのでメモへの下書きは絶対必要。
書くことをしっかり決めておくこと。
定規を使う手もあるけれど定規に当たる部分が角張るので結構バレる。
鉛筆で線を縦に引いてそれを中心に文字を書く、その線を左に置き行線に見立てるという方法も。
でもこれだと後で消しゴムで消すという作業が。
乾いた頃を見計らって消したつもりがインクがにじむ…なんてことも。
それに自宅ならまだしも会社では少し恥ずかしい。
横書きでいいお礼状だって存在する
何も横書きのすべてがダメというわけではないんです。友人や近い親戚、親しい間柄の人ならばハガキで横書きもOK。
じゃ下請け企業からいただいた時は?
その場合はこちらが目上にの立場。
とはいえ、ビジネス間においては上下関係なくきちんとしたお礼状を送るべき。
横書きも縦書きもか書き方の基本は同じ。
しかし横書きの場合はまずは相手のお名前を1番上に。
後は縦書きと同じように全文(時候の挨拶)〜主文(いただいたお歳暮のお礼)〜末文(相手本人や家族の健康を労わる言葉など)。
そして最後に自分の名前を添えて。
メールや電話で済ませられるほど気軽な間柄でもハガキで横書きのお礼状を送れば丁寧な印象に。
縦書きでも横書きでも自分の言葉で最大限の感謝を伝えたいものです。
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お歳暮のお礼状は横書きでもいい?【まとめ】
昔と比べて全体的に礼節もかなり穏やかにカジュアルになった気がします。とはいえお歳暮は古来からの習わし。
礼節を大事にしたいもの。
目上の人やビジネス間では特に重きをおくべき。
たかがお礼状などと考えずしっかりお返ししたい。
お礼状1つであなたやあなたの会社が評価されてしまう場合も。
漢字やひらがなは本来縦書きのための文字。
正式な日本語表記は縦書きであると理解しておくことが大事。
お礼状は横書きではなく縦書きで封書に入れて送りましょう。
いざという時に困らないようにたまには縦書きで書く癖をつけるのもいいですね。