お歳暮をやめるときの文例は?

今まで贈ってきたお歳暮をやめる、と相手に伝えるのは、勇気が要りますよね。でもどんな人とでも、ずっと同じ関係は続きません。いつしかお付き合いが疎遠になる事もあるでしょう。

そんな時、お歳暮にかかる金銭的な負担はもちろんですが、何を贈るか考えて、品物の手配をするのも心の負担になってしまいます。

今回は

  • お歳暮をやめる時にどうやって相手に伝えるか
  • お歳暮をやめる事をどんな言い方で伝えればよいか

について、実際に文例を紹介しながら、解説したいと思います。

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こんな時はお歳暮をやめる時

会社の上司なら、部署を移動になった、または退職した時、仲人さんなら、もう何年も直接会っていない時は、お付き合いが疎遠になっていると言えます。お付き合いが疎遠になっている相手から、毎年お歳暮の品が届くというのは、受け取る側にも実は気が重いのです。

相手もせっかく贈ってくれるものを、断るのも悪いと考えているのかも知れません。これは私にも経験があります。相手の心遣いを断るのは、中々言い出しにくいのです。だから勇気を出して、次回からはお歳暮をやめる、と決めたら、相手にお歳暮をやめる意思を伝えましょう。

お歳暮をやめるって、どうやって伝える?

親しい間柄なら、電話や直接あった時に伝えるのも良いでしょう。でも、自分より目上の、それも近頃は疎遠になっている相手なら、やはり手紙で知らせるのが無難でしょう。

最後にお歳暮を贈る時に、送り状(お歳暮を贈る事を相手に知らせる手紙)を書いて、そこに一文付け加えれば良いのです。

そんな手紙を送る事自体が失礼だ、お歳暮をやめたければ、黙って贈らなければそれで良い、そんな考えがあるのも事実です。でも、急にお歳暮をやめるのでは、何かあったのかと、相手に心配をかけるかも知れません。徐々に贈る品物の金額を少なくして、フェードアウトする方法もあるそうですが、黙ってお歳暮をやめる事に変わりはありません。

何より自分の気持がモヤモヤしますよね。お歳暮をやめると相手に知らせる手紙を書くことで、相手だけではなく自分自身も納得できるように思います。

これが文例! お歳暮をやめる手紙

では、どんな風に手紙を書けば良いのでしょうか。文例として私が仲人さんに、来年からはお歳暮をやめると言う内容の手紙を書いてみます。相手が仲人さんなので、拝啓を使っています。

拝啓
師走の候、〇〇様におかれましては、益々ご健勝の事とお喜び申し上げます。

私共夫婦も早いもので銀婚式を迎える年になりました。これもひとえに〇〇様を始めとする皆様のご指導ご鞭撻あっての事だと感謝の念に耐えません。

今年もお世話になった感謝の気持を込めて、当地名産の〇〇を△△デパートより宅配便で送りました。〇月〇日頃にはそちらに到着する予定ですので、ご笑納頂けましたら幸いです。

●このように毎年ささやかながら、私共の心尽くしを贈ってまいりましたが、反って気を遣って頂く事も多く、心苦しく思っておりました。

●誠に申し訳ないのですが、来年からは年賀のご挨拶にて失礼させて頂きたいと存じます。

●これからも〇〇様には変わらずご指導頂きたく存じますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

なお寒さ厳しき折、風邪などひきませんよう、ご自愛ください。
敬具

通常の送り状の文章に●の部分を付け加えただけです。お歳暮をやめると言う内容だけを書いている訳ではないので、少しは伝えやすいのではないかと思います。

自分の方が目上なら、辞退すると言う手もある

自分がお歳暮を頂く側で、お付き合いが疎遠になっている相手からのお歳暮を負担に感じる事もあるでしょう。そんな時は、今までの相手の心遣いに充分感謝した上で、お歳暮の辞退を申し出ましょう。

その時はお歳暮を頂いた時のお礼状に、一言書き添えると良いでしょう。

文例として紹介するなら、

『もう充分に頂きましたから、これ以上のお心遣いはなさいませんよう、お願い致します。』
『そろそろ年齢的にも、生活を縮小したいと考えています。申し訳ありませんが、次回からは年末のお心遣いはご辞退させて頂きたいと存じます。』

などとなります。

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お歳暮も始めが肝心

お歳暮をやめるのは決して悪い事ではありませんが、やはり気を遣います。なるべくそんな事が無いように、お歳暮を贈リ始める時には注意が必要です。

あちらにもこちらにも贈るのでは、先々困った事になりかねません。生活も子供が生まれて成長すれば、経済的に厳しくなるのは当たり前ですし、長い人生の中で仕事を変わる事もあるでしょう。

だから

  • お歳暮の贈り先を増やしすぎない。
  • 贈る品物の金額に見栄をはらない

この2点に気を付けて下さい。

お歳暮だけでなく、お付き合いと言うものは『自分が歳を取ってからも続けて行けるか?』、これを最初に考えるようにして下さい。最後になりましたが、お歳暮をやめるからと言って、それまでの相手に対する感謝や尊敬の念が消えるわけではありません。お歳暮をやめると決めた相手にも、誠意は忘れないようにしましょうね!

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