ヘビの脱皮は、餌を食べる様子とともに特徴的な生態のひとつです。

口先から尻尾の先まで、見事に一枚の皮で繋がっています。なんとなく縁起物のようなイメージがありますが、成長期なら2~3週間に一度、アダルトサイズでも年に3~4回くらいは脱皮します。

*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

通常、きれいに一枚の皮で脱皮しますが、失敗すると細切れになってしまうことがあります。原因の多くは、湿度不足によるものです。

今回は、コーンスネーク脱皮についてご紹介します。

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へびの脱皮とは?

人間の場合、古い皮膚は垢として剥がれていきますが、爬虫類は脱皮することで新しい皮膚に入れ替わります。

脱皮が近くなると、古い皮膚の下に新しい皮膚と鱗が作られ、間に分泌液が満たされます。ヘビの目はゴーグルのような鱗で覆われているので、目も白く濁ります。

この時期はどうも体がゴワゴワするようで、ふだんはおとなしい個体でも少し機嫌が悪くなることがあります。目の白濁など脱皮の兆候が見られたら、ハンドリングは避けてそっとしておきましょう。餌も食べなくなります。

約1週間ほどすると、突然目の白濁がなくなり、透明に戻ります。
それから3~4日すると、脱皮です。

ほとんどの場合、脱皮は夜中、人が見ていない間にしているようで、脱皮の瞬間に立ち会うのは難しいかもしれません。
脱皮が済んだら抜け殻を回収し、翌日から餌を与えましょう。

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脱皮に失敗する事もあるが、コーンスネークは?

一枚の抜け殻になるはずが細切れになっていれば、脱皮に失敗したということです。これを、脱皮不全といいます。

普通、コーンスネークが脱皮に失敗することはめったにありませんが、もし失敗していた場合は次のような原因が考えられます。

①湿度が足りない
②栄養不足・または健康状態が悪い
③老齢個体

一番多いのは、湿度不足です。

全身が入る水入れがあるか、水入れの水が古くなっていないか、必ずチェックしましょう。

湿度に問題ないなら、健康を害していないか、痩せすぎていないか、注意が必要です。
ヘビの背中を見て背骨の形がわかるようなら、痩せすぎです。

何か病気になっている可能性もあるので、一度動物病院で診てもらいましょう。

このほか、長生きしている老齢個体も脱皮に失敗しやすい傾向がありますが、どちらかといえば老齢で体調を崩して脱皮に失敗していることが多いので、体調不良と同様に考えていいでしょう。



脱皮不全を起こしたら

脱皮不全を起こすと、多くの場合、ヘビの体に抜け殻の一部がくっついています。

これはそのまま放っておいても取れる場合が多いのですが、見た目が良くありません。特に尻尾の先などに残っていると、その部分が壊死してしまうことがあります。

こういう場合、動物病院に行けば抜け殻を取り除いてもらえますが、自分で取ることもできます。

プラケースやバケツにお風呂よりややぬるいくらいのぬるま湯を張り、ヘビを入れます。このとき、ビニールなどでフタをして密閉してしまいましょう。このまま30分くらい放置します。

すると、体表に残った抜け殻がふやけて取れやすくなります。これを指で軽くしごいてやれば、簡単にとることができます。
このとき、必ず頭から尾に向かってしごくようにしましょう。逆にするとヘビが嫌がります。


コーンスネークの脱皮【まとめ】

ヘビの脱皮は、そのヘビの健康状態が分かる大切な手がかりです。

特に、コーンスネークが脱皮に失敗することはめったにないので、もし脱皮不全がみられたときは、飼育環境を見直したり、病院の診察を受けるなどすべきでしょう。

余談ですが、ヘビの抜け殻は「お足が出ない」といって、財布に入れておくとお金がたまる縁起物とされています。気になる人は試してみてくださいね。