ペットのヘビとしてはかなり長い歴史をもつコーンスネークですが、今も新しいモルフ(品種)が作り出されています。

数多くのモルフの中には、相当レアなモルフや高価なモルフがあるのですが、パルメットもそのひとつです。

*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

リューシスティック+パラドックスという遺伝子の組合せで生まれるモルフで、パルメット同士の掛けあわせでもなかなか出現しないレアモルフです。当然ながら、市場価格も高額で、なかなか実物を見ることのないモルフでもあります。今回は、最高級レアモルフであるパルメットについてご紹介します。


パルメットはどんなモルフ?

見た目の特徴としては、全身が純白に包まれ、鱗の一部(数枚)が濃い色素を持つ、極端に斑点の少ないダルメシアンのようなモルフです。白い部分の美しさや濃さでいえば、どの白系モルフよりも白いといえます。

アルビノではないので、目は通常の黒い目です。似ているモルフがいないので、とてもユニークなモルフということになります。



パルメットはどうしてレアなの?

パルメットという名前がつけられていますが、実際には「リューシスティック」という黒い色素がなくなる遺伝子と、「パラドックス」という通常は発現しない模様がランダムに発現する遺伝子が組み合わさって出現するモルフです。

実は、パルメットが出現するまでコーンスネークにはリューシスティックが存在しませんでした。そのため、このパルメットが唯一のリューシスティックということになります。

そのため、パルメットはパラドックスに何かを掛け合わせたコンボモルフではなく、単一の遺伝子により出現するモルフ、ということになります。つまり、パルメットを狙って作出することは現時点ではかなり難しいのです。

さらに、リューシスティックもパラドックスも劣性遺伝です。

劣性遺伝とは、他の発現しやすい遺伝子(優性遺伝)があると隠れてしまって発現しない遺伝子のことで、人の血液型でいう「O型」のようなものです。

パルメットの出現確率はよくわかっていませんが、パルメット同士を掛け合わせても、パルメットが生まれてくる確率は低いようです。

コンボモルフでないため他系統の掛けあわせで作出することができず、しかもパルメット同士を掛け合わせても出現率が低いため、パルメットはレアで高価なモルフなのです。



パルメットは手に入る?

パルメットはそれだけレアなモルフなので、残念ながらいつでも手に入る、というものではありません。むしろ、見かけたら買うくらいの心積もりが必要です。

最近はホームページに入荷情報をアップしているショップが多いので、あらかじめショップを調べておいて、入荷情報をチェックしておくといいでしょう。

また、ショップにお願いして取り寄せてもらったり、入荷情報を教えてもらうこともできます。ただし、発注してすぐ入荷するモルフではないので、手に入るまで待つことになります。

ちなみに、販売価格は7~10万円くらいで、コーンスネークとしては、やはりかなりの高額モルフですね。

パルメットのペアを入手してパルメットを殖やすのも一手ですし、パルメットに何かを掛けてコンボモルフを作ることもできます。色彩の変化としては、あくまでもパラドックス部分、つまり色彩が発現した鱗にのみ影響し、純白のリューシスティック部分には影響しないようです。

すでにキャラメルパルメットなどが作出されていますが、まだまだ多くの可能性を秘めたモルフといえるでしょう。


コーンスネークのパルメットの特徴【まとめ】

高価で入手の難しいパルメットですが、劣性遺伝の組合せで生じたシングルモルフであることや、コーンスネークで唯一のリューシスティックであることを考えると、それもうなずけます。もし幸運にも入手できたら、繁殖計画を立てながら大切に育ててくださいね。