【ダメ】フェレットの禁止食べ物!飼育する上で危険【絶対】

フェレットは室内で放牧していると、とにかく動き回る動物です。

そして色々なものに興味津々で、深く考えることなくどこにでも頭を突っ込んでみたり、かじってみたり。

しかも気に入ってしまうと、それをチェストの下などの秘密基地にせっせと運び込んで、飼い主さんの見えないところでビックリするようなものをおもちゃにして遊んでいることがあります。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

時に、床に落ちたりフェレットの手の届くところにある食べ物を持ち去ることもありますので、油断ができません。

フェレットを飼育する上で危険な食べ物や禁止されている食べ物とはどんなものでしょうか。

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Contents

フェレットに食べさせてはいけない食べ物とは

ネギ類・チョコレート類は命の危険が伴う食べ物

これはペットとして飼育する犬、猫にも共通するものですが、フェレットにとっても、ネギ類、チョコレート類は、命の危険を伴う危険な食べ物です。

調理中や食事中に床に落としてフェレットに拾われないように、十分に注意してください。

その他、人間の食べ物は基本的に禁止にするくらいの考え方で飼育する方が無難です。

牛乳は下痢の原因に

牛乳、何も味付けをしていない火を通しただけの鶏肉などは与えても害がないとされていますが、牛乳は身体に合わなければ下痢の原因になります。

ヤギミルクなら比較的安全ですが、それもダメな子がいるので注意してください。

鶏肉は栄養が偏る

鶏肉は脂身のないササミなどであれば問題はありませんが、筋肉の部分だけでは栄養に偏りが出ます。

与えるとしても、おやつ程度に留めましょう。

野菜や果物も基本的にNG

時々、フェレットに果物や野菜を与える話を聞きますが、こちらも危険と背中合わせになります。


フェレットは植物を消化する酵素をほとんど持ちません。

フェレットにとって植物の栄養は必要ではありますが、身体に栄養素として吸収するためには、酵素分解された状態であることが第一条件です。

肉食動物がこの状態で植物の栄養を摂るには、消化酵素を持つ草食動物の胃を、丸ごと食べる必要があります。

でも、可愛いフェレットが草食動物の胃を食べ物にするなんて、正直考えたくないですよね。

そこで安全で衛生的な形で植物の栄養を補給できるようになっているのが、フードなのです。

生の果物や野菜が直接フェレットの身体に悪影響を及ぼすとは言えないものの、消化できないために下痢や嘔吐の原因になることもあり、栄養を吸収することもほぼできないことから、おすすめしたい食べ物とは言い難いところがあります。

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フェレットは食べ物にこだわる性格なのに……

フェレットは食にこだわりがある動物

フェレットを飼育している方ならご存知のことだと思いますが、フェレットってとても食にこだわりのある性格の子が多い動物です。

ハンガーストライキを起こすものまで

フードを切り替えようとした場合、犬であればお腹が空くと仕方なくでも口にする子が多いものですが、フェレットは並々ならぬこだわりゆえに、ハンガーストライキを起こすのです。


うちのフェレット達の場合、オスの子がそのタイプでした。

それまでと違うフードはもちろん、同じフードでも新しい袋を開けたら食べなくなるという頑固さに、何度も苦戦しました。

そのくせ、絶対に美味しくないだろうと思うような、たくさんの薬やサプリメントを混ぜたドロドロのものを、「早くくれ」と言わんばかりに食べたがります。

逆に、我が家のメスのフェレットは、フードの切り替えがしやすい子でした。

そのくせ薬関係は一切拒否だったので、オスのフェレットとは対称的な性格です。

しかしこのメスの子は、フードにこだわりがない分、他の食べ物にも興味を示す厄介なところがありました。

気づかないうちに引き出しに潜り込んで白砂糖を袋ごと持ち去ったり、私が作ったクッキーを盗んで食べてしまったり、ハラハラさせられる場面が度々ありました。

幸い私が作ったクッキーは小麦粉と卵と砂糖だけのとてもシンプルなものだったので体調面の被害はありませんでしたが、どうやら甘いものにフェレットは興味を示すようです。

安全なおやつでも代用品には危険な可能性が

最近では、フェレットも食べられるおやつとして、様々な物が登場しています。

フェレットは犬や猫と違って人間と同じ物を分かち合う楽しみがあまり味わえない動物のため、飼い主さんにとってはこのようなおやつが魅力的に映ることも多いと思います。

私もその1人でした。

しかし実際にフェレット用のドライフルーツを与えたら、消化されずに全てウンチで出てきてしまったことがあります。


フェレットは野菜や果物を消化できないのは本当なのだと実感しました。

また、フェレットが食べられるチョコレートにも興味をそそられたのですが、もしもうちのメスのフェレットに与えた場合、中に含まれる乳製品で下痢を起こす危険がありました。

さらにチョコレートの味を覚えることで、それまで気にしていなかった人間のチョコレートにも興味を示す危険性があり、こちらは断念しました。

もちろん、フェレット用なのだから、食べて命を落とすことは考えられません。

しかし「フェレット用だから全てが安全」ではないことも確かです。

おやつを与える時はほんの少しずつ、様子を見ながら食べさせてあげるようにしてくださいね。

フェレットの食べ物に注意【まとめ】

・フェレットにネギ、チョコレートは危険!禁止したい食べ物
・牛乳も体質的に合わない子がいる
・ヤギミルクは比較的安全
・味付けしない茹でたササミなどは少しなら大丈夫
・フェレットは野菜や果物を消化できない
・甘いものが好きな動物かも……
・フェレット用のおやつも合わない子には危険な食べ物となる

ダメなものばっかりでつまらない!という声が聞こえてきそうですが、本来フェレットは肉食動物であり、犬よりも猫に近い体質です。

犬のように人間の生活に密着してきたがゆえの消化能力とは違う進化をたどっていることを理解していただけたらいいな、と思います。

フェレットを飼育する上で飼い主さんが何よりも望むのは、ご自分のフェレットが1秒でも長く元気で過ごしてくれることではないでしょうか。

そんな観点からフェレットのことを考えると、フェレットと飼い主さんの幸せな生活が見えてくるような気がします。