フェレットがなつく方法とコツは?フェレットは本当になつくのか?

動物を飼うと、やっぱりコミュニケーションを取りたいと思いますよね。

同じペットでも、爬虫類はなつかせることを目的として飼う動物ではないと言われていますが、哺乳類であればなついて欲しい、なつくものだと考えたいもの。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

フェレットはみなさんご存知のとおり、哺乳動物です。

フェレットは人間になつくのでしょうか。

なつく方法やコツはあるのでしょうか。

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フェレットは本当になつくのか?

「なつく」という意味を、みなさんはどう考えるでしょう。

「フェレットはなつくのか?」と聞かれた時、みなさんのとらえる意味によっては、私はなつくとも言えるし、なつかないとも言えます。

*犬や猫と同じ感覚でなつくのか?

こちらに関しては「NO」ではないかと思います。

猫のように、目覚まし時計が鳴ったら起こしに来るとか、ノドをゴロゴロ鳴らしておねだりをするとか、そういう人間的な意思を感じることはフェレットにはあまりありません。

また、犬のように、帰宅したら大興奮、大歓迎!という爆発的な愛情表現も、フェレットにはほとんど感じません。

でも、おやつが欲しい時に、おやつが入っている冷蔵庫に私を誘導したり、帰宅すると、「外に出して」と、アピールしてくることはあります。

私利私欲のための意思の表現はフェレットの得意技です!

*絶体絶命の大ピンチには飼い主を頼る

では、爬虫類のようになつかないのか?と聞かれれば、やはりこれも「NO」。

爬虫類との比較であれば、フェレットはなつく動物です。


特に感じるのは、動物病院かな、と思います。

獣医さんに保定されてあちこち検診されてやっと解放された瞬間、フェレットは飼い主さんまっしぐらで逃げて来る子が多いです。

うちのフェレット達はそうでした。

診察台から落ちるのも気にせず、大ダッシュです。

オスのフェレットの場合は、普段はシレッとした性格なのに、副腎摘出の手術をした後で様子を見に行ったら、点滴の針が刺さっていて、お腹には大きな傷があったにも関わらず、私の方へ寄って来て、「さぁ帰ろう」と言わんばかりに膝の上で動かなくなりました。

相変わらず無表情だったのに、きっと心は「家に帰りたい」と思っていたのですね。

置いて帰らなければならないことが、本当に辛かったです。

また、メスのフェレットでは、大きな雷が鳴った時に私を頼ることがありました。

突然猛烈な稲光とともに雷鳴が轟きました。

部屋で放牧の最中だったのですが、その瞬間、メスのフェレットの姿が見えなくなりました。

探してみたら、窓から一番遠い玄関に置いていた荷物の後ろで、ブルブル震えているのを発見。

「おいで」と声を掛けたら、一目散に私に飛びつき、そのまま爪を立ててしがみついていました。

いつもなら抱っこすると、「はなせー!」と身体をブンブン振り回すような気の強い子なのに、この時ばかりは雷がおさまるまで、私から離れようとはしませんでした。

絶体絶命の大ピンチには、フェレットは飼い主を頼るのです。

そう考えると、フェレットにとって飼い主は、「大好きなパパとママ」とは思ってくれているように思います。

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フェレットがなつく方法とコツについて

フェレットは、愛情を込めて生活を共にすれば、先ほどお話ししたとおり、絶体絶命の時には飼い主を頼ってくれるはずです。

あとは、彼らのメリットになること、おやつをくれたり遊んでくれたりする人にも近寄って来ると思います。

犬や猫に比べると思考回路がシンプルで、嫌なことをされ続けない限り、極端に人を嫌うこともないようです。

でも少しだけ家族の中で差がつくとしたら、いつも水やご飯を整えて、ハンモックや敷物を綺麗にして、トイレも片付けて、決まった時間にケージから出して遊ばせてくれる、そんな当たり前のことが毎日淡々と繰り返せる人を慕ってくれる傾向はあります。

いつも自分達を見ていてくれて、決まった合図で声を掛けてくれて、フードはどうしよう、病院にはいつ行こうか、可愛いから写真を撮ろう、と、とにかく自分達のことを何かにつけて気にしてくれる人。

同じ家族の1人でも、そういう人にはフェレットは、よりなつくようです。


また、いつも同じ態度で接してあげることも大切です。

人間だって、落ち込んだり、泣きたかったり、怒っていたり、具合が悪かったり、逆にとってもハッピーだったり、色んな気持ちの中で生きています。

でも、機嫌が悪いからといって少しのことで怒りを爆発させたり、無視したりはやめてくださいね。

機嫌が良い時も、必要以上に絡んだり、執拗に抱っこしたりもNGです。

これは、人間同士のコミュニケーションでも必要なことですよね。

いつも淡々と。

できればそんな人になりたいですね。

心がつながる瞬間を大切に

フェレットは犬や猫よりは意思の疏通が少ないとお話ししましたが、心が通じる瞬間が必ずあります。


たぶんフェレットって、飼い主になつくし、愛情も持っているけれど、その気持ちを表に出すことが少ないのではないかと思います。

だから、自分がどうにもならないくらい追い込まれないと、飼い主への気持ちを見せないのかもしれません。

飼い主さんが一生懸命に自分達のお世話をしてくれているのを、彼らはちゃんと見ています。

好き勝手に遊んでいても、飼い主さんが落ち込んでいたら、「どうしたんだろう」と、心配してくれています。

でもそれが、犬や猫のように行動に現れないのです。

私は、フェレットが亡くなる瞬間に、やっとそれがわかりました。

いや、亡くなってしばらく経ってからかな。

見返りを求めてお世話したことなんてなかったけれど、せめて彼らが生きている時に気づきたかったなって思います。

どうかみなさんは、フェレットが生きている間に、心が通じ合う瞬間を見逃さずにキャッチしてくださいね。

フェレットがなつく方法とコツは?【まとめ】

・フェレットはなつくのか?―なつく!
・ただし犬猫のような愛情表現はあまり見られない
・絶体絶命の大ピンチには飼い主を頼る
・なつく方法はいつも当たり前にお世話ができること
・コツはフェレットにいつも同じ態度で接すること
・フェレットは愛情表現が苦手!見逃さないで!

できるだけ毎日、同じように遊んであげたり、たまにおやつをあげたりして、フェレットと戯れてください。

フェレットの、「おおきなおともだち」になってください。

必ず彼らはなつくでしょう。

自分を守ってくれる、「おおきなおともだち」のことが、フェレット達は大好きです!