ネオンテトラやグッピー、エンゼルフィッシュといったいわゆる「花形」の熱帯魚と並んで人気なのが、「お掃除屋さん」として親しまれるコリドラスの仲間です。

*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

底砂の上をちょこちょこと泳ぐ姿が愛らしい魚ですが、ある日突然、水面付近に浮くことがあります。
病気か、トラブルか、心配になりますよね。

今回は、コリドラスが水面付近に浮く原因と対策についてご紹介します。

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コリドラスは「ボトムデュエラー」

コリドラスが浮くことについてご紹介する前に、もともとコリドラスがどんな魚なのか確認しましょう。


口ひげがチャームポイントになっているコリドラスは、ナマズの仲間の魚です。
世界的にみると、ナマズには数多くの種が含まれていて、姿かたちも様々です。


中にはトランスルーセントグラスキャットのように昼行性で遊泳性の強い種もいますが、ほとんどの種は夜行性で、あまり泳ぎ回らないタイプです。

コリドラスはナマズとしては割と活発な種ですが、一応夜行性で、水中を泳ぎ回ることの少ない種です。
基本的に、底砂の上を主な生活の場とする魚です。


このように、水底付近を主な活動の場とする魚のことを「ボトムデュエラー」と呼びます。
コリドラスは典型的なボトムデュエラーです。

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コリドラスが水面に浮くのは異常?

先に紹介した通り、コリドラスはボトムデュエラー、つまり水底で生活する魚です。
では、そのコリドラスが水面に浮くのは異常でしょうか?


実は、コリドラスは普通の魚と同じエラ呼吸のほかに、腸で独特の呼吸ができることが知られています。
お尻から気泡がでるので、おならをしているようにも見えますね。


この呼吸をするとき、コリドラスは水面に上がり、口で空気を吸い込みます。
そして再び水底に戻りながら、お尻から空気を出すのです。


このため、腸呼吸をする際は水面まで往復するように泳ぐことがあります。
ときどきこういった動きがみられるのはコリドラスの習性によるもので、異常ではありません。



コリドラスが不自然な姿勢で浮く場合は?

腸呼吸のために水面に上がっているのなら、水底から水面へまっすぐ往復して元の姿勢に戻るはずです。


そうではなく、体が傾いたりひっくり返ったり、頭や尾がずっと上がりっぱなしになるような姿勢で浮いている場合、何らかのトラブルを疑ったほうがいいでしょう。


よくあるのは、消化管にガスがたまってしまっている状態です。
古い餌を食べるとうまく消化できず、お腹の中で腐敗してガスが出ることがあります。


また、内臓が細菌感染してしまい、浮力の調整ができなくなっていることも考えられます。


もし、不自然な姿勢で浮いてしまっている個体を見つけたら、細菌感染の可能性もあるので別水槽に隔離しましょう。

細菌感染の場合はグリーンFゴールドなどによる薬浴が必要ですが、コリドラスはどちらかといえば薬品に弱い魚です。
まずは隔離して数日様子を見ましょう。


お腹にガスがたまっているのなら、消化のいい餌を与えて数日様子を見れば、ガスが抜けて元に戻ります。
細菌感染の場合は薬浴を始めますが、治療は難しいかもしれません。

ほかの個体が発症しないよう、水質管理など飼育環境を見直しましょう。


コリドラスが浮くのは病気なの?【まとめ】

コリドラスは水底を主な生活の場とするボトムデュエラーなので、原則として中層より上を泳ぐことはありません。
ただし、腸呼吸を行うときに、水底から水面へ急浮上して戻っていくことはあります。


何らかの異常があって不自然な姿勢で浮いている場合、消化不良によりお腹でガスが発生している場合と、内臓が細菌感染を起こしている場合が考えられます。

どちらにしても、まずは隔離して様子を見ることから始めましょう。