この記事では、次に水族館に行く時、一緒に行く人につい披露したくなる雑学や豆知識を書きました!

老若男女が訪れる水族館。水族館業界では「人生で3回行く場所」という言い方もあって、1回目は子供の時、2回目はデートの時、3回目は自分の子供を連れていく時、さらに言うと自分の孫を連れていく4回目の人もいるとされています。

*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。


しかし、行くことはあってもそんなに知っていることは少ないというのが水族館という施設の特徴です。ぜひ記事を読んで予備知識を持って知識自慢の準備をしていかれてはどうでしょうか!?(笑)
今回は「食」をテーマに書きました。

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水族館の豆知識:「あの魚はおいしい?おいしくない?」は日本人らしい視点

水族館では、日本人の食文化の価値観が無意識にでています。それは生き物を見た時の、お客様のリアクション、感想です。

水族館業界の知り合いが言っていたのですが、水族館で魚を見て「食」に関する話を上げるのは日本人に多いそうで、海外の友人から「なんで日本人は水族館にきて魚をおいしそうとか味はどうなのだろう?とか話すんだ?食べることしか興味がないのか?」とカルチャーショック気味に発言をされたことがあるそうです。実際これは本当にそうだと思います。

豆知識として、「魚」という言葉の語源は「酒菜」からくるとされています。日本の文化的には魚はそもそも食べるものとしてみているわけです。


これはうんちくですがFishという英語は生き物としては“魚”を指しているわけですが、言葉の意味合いとしては「完全に水の中で暮らす生き物」というニュアンスです。そのため、英語の場合、いわゆる“魚”ではない生き物にも“fish”がつくことが多いです


。例えばヒトデ(人手)はstarfish、ザリガニ(躄蟹)はcrayfish、クラゲ(水月)はJellyfishといったりします。水族館は展示生物に日本の名前(和名)と英語の名前(英名)を表示しています。

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いろんな生き物を見ながら、日本と海外での生き物の視点の違いを見るのも通な楽しみ方かと思います。私が飼育員として水族館で働いていたとき、お客さんの水槽を眺めているときの反応や感想をよく聞いていたですが海外の人から「Looks delicious(おいしそう!)」とかいう感想を聞いたことはほぼなかったですが、日本人は「おいしそう」とか「味は?」と言う人をよく見かけます(特にご年配の方はその話題が多い!(笑))。

日本人は水産物に対しての食の興味がとにかく強いと思います。



この話題を使えば自然と次の約束もとりつけやすい!?

例えば水族館でデートすることになったとき、相手が“食べること”について発言したら「それ日本人あるあるらしいよ~」と会話してみてはどうでしょう。そうすれば相手の好きな食べ物嫌いな食べ物についても自然とリサーチできるので、次のデートにもスムーズつなげやすくなるのではないでしょうか?(笑)



オウムガイを食べた経験談

これまでで食の話題で面白かったのは、お客さんで来ていたおじいちゃんが水族館で働いていた私に「あれ、オウムガイってうまいよな」と声をかけてきたことです。オウムガイとは見た目ナウシカに出てきそうな生き物です。


画像検索するとわかりますが、日本の食卓には絶対でてこない生き物です。

今ではかなり希少で、日本に輸入するのも難しくなった生き物ですが、なんと声をかけてきたおじいちゃんは戦争中に食べたことがあるというのです。


食べた場所もフィリピンということで、オウムガイの生息海域であるので、どうも本当な様子。


おじいちゃんが「戦争中食うものがなくて、食べてみたんだが、とにかくうまかった。うまかったなぁ」と言っていて、食べざるえない状況で試しに食べてみたら本当においしかったのでしょう。今の時代の日本では考えられないことですが、思い出すようにしみじみと言っているのが印象的でした。


ちなみに私はオウムガイを実際に食したことはありませんが、とても面白いマニアックな話があるので最後にご紹介しておきます。日本の海には生息していないオウムガイですが、オウムガイの「貝殻」が日本に流れ着いている記録が、なんと江戸時代よりあります。

記録では仙台の一部地域で、ごくまれに流れ着いている記録があります。普段は見かけない貝のため昔の人は珍しかったのでしょう、その貝殻を大切に保存して神聖なものとして扱う地域ができました。言い伝えではその貝殻にお酒を注ぎ、飲み干せば健康長寿になるそうです。

江戸時代のそのオウムガイの貝殻を祀った地域ではオウムガイとは呼ばず「不死貝(フケズガイ)」と呼んだそうで、今でもその貝は大切に保管されているようです。


水族館の豆知識【まとめ】

いかがでしたか?水族館では日本人の食文化の価値観が見えたり、海外の人との水の生き物の捉え方の違いが見え隠れしています。「食べる」という話題は誰もが共通で話せることですし、デートでつい話すことがなくなったら、「これっておいしいのかな?」とひとまずいってみるのもありかもしれませんね(笑)