水槽のお掃除役としても、コレクションの主役としても人気のコリドラス。
かわいらしいフォルムと仕草で知られていますね。

*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

基本的に、コリドラスは底砂の上をちょこちょこと泳ぎ回り、ときどき立ち止まって一休みするような行動で一日を過ごします。

ところが、そのコリドラスが水槽内を激しく泳ぎ回ることがあります。
何かの異常じゃないかと、心配になりますよね。


原因はいくつか考えられますが、今回は代表的な原因についてご紹介します。

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コリドラスが激しく泳ぎ回る原因①腸で空気呼吸

実は、コリドラスにはほかの魚にはあまり見られない特殊な性質があります。
口から空気を吸い込み、腸で呼吸してお尻から空気を出す「腸呼吸」です。


主な呼吸は普通の魚と同じエラ呼吸で、腸呼吸の割合や頻度はあまり定まっていないようです。

この腸呼吸を行うためには、普段は水底にいるコリドラスが一度水面へ浮上する必要があります。


もともと、あまりゆったりと泳ぐようなタイプではないので、あわただしく水面まで上がり、同じ勢いで水底へ戻っていきます。この動きが、激しく泳ぎ回っているように見えるのです。

もちろん、この場合は異常ではありません。

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コリドラスが激しく泳ぎ回る原因②内臓疾患

食べたものが原因で体内にガスが発生したり、内臓がカラムナリス菌など病原菌に侵されると、体の浮力調整がうまくいかずバランスが崩れてしまいます。


このとき、元気なうちはバランスを保とうとしてせわしなく泳ぎ回ることがあります。

コリドラスは鱗が非常に硬い魚なので内臓疾患があっても体形変化がわかりにくいのですが、しばらく不自然に泳ぎ続けたあとぐったりして変な体勢になるようなら、何らかの内臓疾患を疑った方がいいでしょう。


消化不良なのか細菌感染なのか判断するのは難しいので、ひとまず隔離して様子をみましょう。

内臓疾患ではありませんが、体表に寄生虫がついている場合も、その部分を石や流木にこすりつけて寄生虫を落とそうとします。


この動きも普段の動きとは違うので、見かければ違和感を感じるはずです。
寄生虫がいる場合はピンセットで取り除くか、駆虫薬を使いましょう。



コリドラスが激しく泳ぎ回る原因③ほかの魚に追われている

コリドラスはとてもおとなしい魚で、大型種であってもほかの魚を追いかけまわすようなことはありません。
同種のオス同士でもなわばりを主張して対立することはなく、仲良く群れで泳いでいます。

原則として水底から離れることがなく、体形も特殊なので、他種の気の荒い魚がいじめの標的にすることも少ないといえます。



ところがまれに、コリドラスが他種の魚にいじめられることがあります。
個人的に経験があるのはスマトラという魚で、執拗にコリドラスのひれをかじろうとする個体がいました。

ベタやエンゼルフィッシュの標的になってしまうケースもあるようです。

これについては個体差が大きく、組み合わせに正解はないので、一緒に泳がせてみないとわからないことです。



もし、コリドラスが激しく泳ぎ回っていたら、ほかの魚に追われていないか、チェックしてみましょう。

コリドラスは丈夫な魚なので多少の喧嘩で致命傷を負うことはありませんが、コリドラスにとってよくない環境なのは間違いありません。

もしコリドラスを狙って追いかける個体を見つけたら、分けて飼うしかありません。


コリドラスが激しく泳ぎ回るときの3つの原因と対策方法とは?【まとめ】

大きく分けて、コリドラスが不自然に水槽内を泳ぎ回る原因は次の3つのどれかです。
・腸呼吸のため空気を吸いに水面まで上がっている
・内臓疾患でバランスを保てなくなっていたり、寄生虫を取ろうとしている
・ほかの魚にいじめられている

腸呼吸であれば何も心配はいりませんが、あとの原因だった場合、コリドラスを分けるかほかの魚を分けるか、しか対策はありません。こういうときに備えて、予備の水槽を用意しておくと安心ですね。