ゴールデンレトリーバーが臭いと言われる原因とその対策について

散歩をしていて一番出会う確率が高い大型犬は、ゴールデンレトリーバーではないでしょうか。

私の地域では柴犬が圧倒的に多いですが、ゴールデンレトリーバーもよく見かけます。

保護犬は必ずゴールデンレトリーバーに決めている方や多頭飼いしている方もいます。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

でも意外に気にする方が多いのが、ゴールデンレトリーバーの臭いです。


もしかしたら、「ゴールデン、臭いな」と感じたことがある方もいるかもしれませんね。

犬には必ず臭いがありますが、ゴールデンレトリーバーが特に臭いと言われてしまう原因はどんなことにあるのでしょうか。

臭い原因とその対策について考えてみましょう。

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ゴールデンレトリーバーが臭い原因はどこにあるの?

ゴールデンレトリーバーはダブルコートと言われる被毛を持ちます。

ダブルコートとは、外の刺激から皮膚を守るしっかりとしたオーバーコートと、断熱効果の高いアンダーコートの2層になっているということです。

このダブルコートによって皮膚に汚れがたまりやすく、臭いの原因になっていると言われています。


そういえば、ゴールデンレトリーバーは短く毛をカットした犬を見かけないと思いませんか?
真夏でもサマーカットしたゴールデンはいませんよね。

以前それが不思議に思えて飼い主さんに聞いたことがあるのですが、ゴールデンレトリーバーはカットして短くすると、サラサラした被毛の密度が高くなり、伸びた時にかえって暑苦しくなってしまうのだそうです。

こうした理由から、普段のお手入れの中でなかなか皮膚まで清潔に保つのが難しいのではないかと思います。

また、垂れ耳で蒸れてしまうことから、外耳炎になりやすく臭いも出やすいということもあります。

同時によだれもよく出るので、特に顔周りは耳や口が原因で臭いが発生するようです。


私がよく会うゴールデンレトリーバーも、いつもよだれが出ていて飼い主さんがタオルで拭っている姿を見ます。

私はそのゴールデンを臭いと思ったことはありませんが、それは飼い主さんがきちんと手入れをしてあげているからなのですね。

ゴールデンレトリーバー臭いの原因にはどんな対策が必要?

これはゴールデンレトリーバーに限らずどの犬種も同じですが、日々のケアがとても大切です。

・トイレの後のお尻周りを清潔に保つ
・よだれをしっかりと拭き取る
・歯磨きで口臭を予防する
・月に1~2回は全身をシャンプーする
・散歩の後は足回りやお腹を中心に土や草などの汚れを綺麗に洗う
・ブラッシングで汚れや毛の絡みを取る
・月に2~3回は耳掃除をする
・室内ではトイレを常に清潔にして消臭剤も併用する

成犬のゴールデンレトリーバーは、体重が30kgを超える犬もたくさんいます。

家庭でシャンプーしようと思うと、1人で洗うのはとても大変です。

それなら2人でやろうと思っても、大人2人に成犬のゴールデン1頭が一緒に入って余裕のあるバスルームというのは、かなりの面積を必要とします。

そう考えると「今度にしよう」と先延ばしにしたくなるかもしれませんね。

そんな時は、トリミングサロンや動物病院に相談してみてください。

料金が2頭分になることもありますが、シャンプー、耳掃除、歯磨き、肛門腺絞りなどを一度に頼むことができる可能性もあります。

飼い主さんが1人で頑張ることもとても立派ですが、無理をせずプロに依頼することも考えてみてくださいね。

結果的にそれがゴールデンレトリーバーの健康維持に役立つこともあります。

室内での注意としては、大型犬なのでトイレも大きく、オシッコやウンチも人間並みの量が出ますので、すぐに綺麗に片付けることが必要になります。

トイレシートでくるんでも臭いが出るため、ゴミ箱に捨てる時はビニール袋などで覆うと少し臭いを軽減できます。

同時に消臭剤を使用することもおすすめします。

飼い主さんはこうした臭いにも慣れてしまいますが、お客さんなどはとても気になることがあります。

対策をしっかりと取りましょう。

ゴールデンレトリーバーの「臭い」にまつわるアレコレ

ふと思ったのですが、大型犬が臭いと言われるのは、体が大きいことで人間の顔(鼻)に近いからではないでしょうか。

散歩中に出会った時、飼い主同士が話を始めても、小型犬は足元にいるので臭いがしてくることはありません。

でもゴールデンレトリーバーサイズになると、飼い主さんの横に立ってこちらを見上げるだけで視界に入ります。

私もゴールデンに会って顔を見合わせることがよくありますが、30cm位の距離になります。

実際にしゃがみこんで近づくと、小型犬だって体や口臭を感じます。

室内でオシッコやウンチをしても、臭いはしっかりします。

ただ、その量が全然違うからゴールデンレトリーバーほどには臭わないのです。

また、科学的根拠はないかもしれませんが、ゴールデンレトリーバーのように水辺の狩りなどで活躍し泳ぎが上手な犬種の場合、被毛が脂っぽくなる傾向があるとも言われています。

特にゴールデンは長毛種のため、水を弾く性質が短毛のラブラドールレトリーバーよりも全体的に脂が出ることも十分に考えられます。


こうした体質が汚れをためやすい原因の1つになるのかもしれませんね。

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ゴールデンレトリーバーが臭いと言われる原因とその対策について【まとめ】

【ゴールデンレトリーバーの臭いの原因】
・ダブルコートなので皮膚に汚れがたまりやすい
・垂れ耳も同様に臭いが出やすい
・よだれなどによる口臭
・トイレの量が非常に多い
【ゴールデンレトリーバーの臭いの対策】
・体を常に清潔に保つこと
・歯磨き、耳掃除も忘れずに
・大変な時はプロに任せることも大切

ゴールデンレトリーバーのような大きな犬になると、同じお世話でも小型犬よりずっと大変な作業になるかもしれません。

でもゴールデンって、とても大きいのに穏やかで明るい性格だから、一緒に暮らすと楽しいことがたくさんあるのではないかと思います。

だから人気があるのでしょうね。

臭いの対策は少し工夫すればそれほど難しいことではありません。

大きな子供のお世話をするつもりで、楽しみながらできると良いですね。