元旦にお風呂に入ってはいけないの?その意味や地域性による違いを徹底解説!

元旦は一年の中で最も休まる時間と言っても過言では無いですよね。

おせち、特番など楽しみながら体も心も休めたい所です。

そんな特別な日、日本人にとってのお正月。


昔から、元旦における数々の「きまり事」が風習として存在するのも事実です。

その一つで、お風呂に入ってはいけないという風習をご存じでしょうか。

「いやいや毎日入りたい」
「どうせ外に出ないから問題無い」

等、色々な声が聞こえてきそうですが。

もしかすると現代での多数派ではないのかもしれませんが、風習上の理由を理解してみましょう!

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元日にお風呂に入ってはいけない理由は、運が悪くなるから?

最も広く言われている理由が、「元日にお風呂に入ると運が悪くなる」というものです。

こちらは日本昔からの言い方で言うと、「福を洗い落とす」事になるという事ですね。

日本では古来から色々な神様がいますよね。

そして今回のテーマは日本においても非常に色々な意味のある元旦。

様々な風習や言い伝えというものに多い様に、この風習にもやはり神様が関係しています。

それが今回のテーマでは、1年の福を新年にもたらす「年神」様なんですね。

年神様はおおみそかに各ご家庭にくると言われております。

そして1月1日はその年神様と過ごす、一年で最初の日なんですね。

ここからは何故なのかがはっきりとわかっていないですが、元日だけは年神様を迎えて間もない為、お風呂に入ると福まで洗い落とされてしまうという考え方の様です。

悪いものだけで無く、良いものまで流れてしまうのでは?という考え方は古来の人々の考え方を理解する上で一つ重要な点かもしれませんね!



かまどの神様もお休み?

さて、次に言われている理由も神様が関係します。

「かまどの神様(火の神様とも言われています)に休んでもらうため、というものです。

こちらは昔のお風呂はかまどでお湯を沸かしていた事に関係がありますね。

そして想像するにお風呂に入るのも、今と比べて一苦労だったのでは無いでしょうか。

同じ理由から料理をする事も控えますよね。

おせち というのは様々な神様を交えて語られますが、知れば知るほど合理的なお正月の料理なんですね!

お正月にまつわる言い伝えや風習だけで、いくつの神様が出てくるのか調べてみたい所ですね!



でも要は、元旦の家事からの解放、という心遣い

風習としての理由が見えてきた所で、現代まで残っている意味を考えます。

おそらく昔よりも現代の方が本来の意味合いは薄まっているのではないかと思いますよね。

ただ現代にもこういった言い伝えがあるのは、お正月はゆっくりするものであるという事。

「正月くらいは家事も何もせずのんびりしよう」という家事からの解放、また心遣いとしての効果が大きいのでは無いのでしょうか。

風習としての意味合いは表、心遣いという意味合いは裏とも言えるかもしれませんね。

どちらにしても尊敬や愛情のあふれた良い風習であると思います。

どちらの意味合いも知っている事で、ご家庭でもルール決めをする分には全く構わないと思います。

私の家もそうでしたが、お正月でもお風呂に入るというおうちも非常に多いのでは。

ただ重要なのは厳密に風習を守る事ではなく、お正月を平穏に過ごす為のお互いの心遣いですね!



元旦にお風呂に入ってはいけないルールは、特に地域性は無し

特に現代では地域性は無い様です。

日本全国での話なので、ご家庭によると言えそうです。

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元旦にお風呂に入ってはいけないの?【まとめ】

中国圏での旧正月でも、「シャワーで髪の毛を洗ってはいけない」等似たような意味合いが言われる様です。


またヨーロッパ一部では元旦にシャワーを浴びた後は、その日の下着を捨てるといった風習がある国があるのだとか。

世界も見てみると面白いですね。
気になった方は調べてみてください!