セキセイインコの飼い方の注意点とは?おさえておきたい事3選!

セキセイインコはカラフルな色で私たちの目を楽しませてくれるばかりではなく、慣れると手に乗ってくれたり、芸のような行動をしてくれたり、にぎやかにお喋りをしてくれます。

私たちの良きパートナーとして、寄り添ってくれる存在となるでしょう。

私たちも愛情をたっぷりと注ぎ、セキセイインコの毎日が安らげるものにしてあげたいですね。


比較的飼い方は難しくないと言われ、家庭のペットとして親しまれているセキセイインコですが、小さな生き物ですので、人が日々のお世話をしてあげなければいけません。

注意点はたくさんありますが、ここでは「餌」「室内(ゲージ内)環境」「睡眠」について、注意すべき点を私の経験から書いていきます。

(健康な成鳥を対象にしています。幼鳥や老鳥や病鳥はこればかりではありません。)




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セキセイインコの飼い方の3つの注意点とは?

「餌」について

セキセイインコの餌は、飼い主さんによって「シード」と「ペレット」に分かれると思います。

どちらを選んでも問題はありませんが、共通して注意しなければいけないのは、「餌を何日も入れっぱなしにしない」という点です。

出来れば毎日交換するのが理想ですが、少なくとも2日に1度は入れ物を洗い、中身も総入れ替えしてあげましょう。

カビや菌が繁殖すると、セキセイインコの大切な器官である「そのう」に大きな負担をかけ最悪の場合落鳥してしまいます。


栄養面については、ペレットは総合栄養食ですので特に心配することはありませんが、シードの場合は少し注意しなければいけません。

市販のシードをそのままあげるだけではなく、何が入っているのかをよく見てくださいね。

カナリアシードやひまわりの種など、脂質の高いものは日常食として与えるにはカロリーが高くなってしまいます。

色々な種類のシードをプチプチと音を立てて食べるのは、セキセイインコのストレス解消や「食の楽しみ」の点でとてもいいと思います。

シードには「殻付き」と「殻むき」の両方がありますが、殻付きが良いでしょう。

殻がむいてあるものは、食べる力の弱い幼鳥や老鳥や病鳥には必要なものですが、健康な成鳥には不向きです。

殻が飛び散らないメリットはありますが、健康なセキセイインコには殻付きのシードを与えるのが望ましいです。

殻付きのシードの場合は、食べた後の殻が残りますので、どのシードを好んで食べるのかよくわかります。

選り好みする子もいますので、飼い主さんが注意して栄養が偏らないようにしてください。
殻は毎日捨ててくださいね。



「室内環境(ゲージ内)」について

セキセイインコの健康な成鳥が快適に暮らせる室内の温度は20℃~25℃で、湿度は40%~60%です。

人の過ごしやすい環境が、セキセイインコにも過ごしやすい環境と言えますね。

冬の寒さや夏の暑さで1年を通すと、12℃~30℃までの環境では問題なく生活できます。

室温についてはこちらのページでも詳しく説明させていただいているので、そちらも合わせてご覧になってください。

【ゲージ】
ゲージ内の環境についてですが、ゲージは大きければ大きい程セキセイインコには快適です。

放鳥する時間があまりとれない方は、大き目のゲージを用意してあげてください。

材質は様々ありますが、網の部分が「メッキ」や「ビニールでカバーされたもの」は、セキセイインコがかじってしまい体によくありません。

私はステンレス製の物を使っていました。丸洗いしても錆びにくく長持ちするので、人にもセキセイインコにも良い物なのではないかと思います。

くちばしを器用に使うので、出入口をくちばしで開けてしまい自由に出て来てしまうので「ナスカン」で鍵をかけると安心です。
【止まり木】
止まり木は上下移動が難なく出来る位置にとりつけます。

市販のまっすぐできれいな止まり木は安定して止まりやすいと思いますが、セキセイインコがぐっとつかめる太さの物にしてください。

自然木を入れて少し変化をつけると、足の運動やセキセイインコの楽しみにもなってとても良いと思います。

足の力をつける効果や、爪の伸びすぎを防ぐ効果もありますので、太さはよく吟味してあげてください。

またくちばしで止まり木を噛むことで、くちばしの伸びすぎを防いでくれストレス解消の効果もありますが、止まり木がボロボロになってしまうのでそうなったら交換してください。

私は山から木の枝を拾ってきてゲージに入れたことがありました。

もちろん喜んでくれたのですが、翌日見てみると木に小さな穴が開いていてそこから虫が出てきていました。

飛び上がるほど驚き大慌てだったのですが、セキセイインコはその虫を食べるのです・・・

虫を食べるのは知っていましたが、虫が苦手な私にとっては衝撃的な出来事で、当時小学生だった娘は号泣していました。

自然木はペットショップにも売っていますので、虫の苦手な方はそちらを利用されることをオススメします。



「睡眠」について

野生のセキセイインコは夜明けと共に目を覚まし、日暮れと共に眠ります。

とても規則的な生活をしていますが、野生では熟睡できるわけではないので、外敵に襲われた時にすぐに対処できるように常に浅い睡眠を続けているようです。

家にいるセキセイインコも、もちろん理想を言えば夜明けと共に起きて日暮れと共に眠るのがいいでしょうが、私たちはそういう生活をしていない人の方が多いですよね。

私が意識していたのは、「起きる」と「眠る」のメリハリの時間です。

寝る時間から起きる時間は10時間~16時間位になるよう調整してください。

まず、ゲージカバーは必ず用意します。

市販の物が使いやすいと思いますが、部屋のインテリアの一部として手作りされる方も多いようです。

遮光タイプが理想ですが、夜に誰もいない部屋になる場合は普通の布でもいいと思います。

朝起きた時にカバーを外し「おはよう」と声掛けをし、光をゲージに当てることで「起きる」時間と感じてもらいます

夜も毎日同じ時間が理想ですが、人との生活ですのでそうもいかないでしょうから、おおまかに時間を決めておいて「おやすみ」と言ってカバーをかけます。

それが「眠る」時間です。

セキセイインコはとても賢いようで、私の大雑把な時間も把握してくれているようでした。

たまに寝坊をすると、ゲージの中で「おはよう」と連呼し起こしてくれる子がいました。

夜は自分が眠たくなると「おやすみ」と言い出す子もいました。

そんなことをされてしまうと、パッと起きてカバーを外しますし、何かやっている途中でもカバーをかけに行ってしまいますよね。

朝や夜が遅い人もいますし、日によって変化する人もいると思います。

生き物を飼うのですから、自分の生活リズムとその生き物の性質が合っているかを考えて飼うことは大事ですが、仕事や家庭の事情で生活に変化が起きることもありますよね。

その時にはまた改めて時間をある程度決めて、セキセイインコにも朝と夜の時間が変化したことを愛情込めて心込めてお世話をしてあげてください。



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セキセイインコの飼い方の注意点とは?【まとめ】

セキセイインコの飼い方には注意点がたくさんあります。

いつも気にかけて、セキセイインコが快適に楽しく、なるべく病気にならないようにしてあげたいものです。

飼い主の少しの心遣いで、セキセイインコの暮らしやすさは大きく変わります。


※餌は2日に1度は総入れ替えし、容器はいつも清潔にしておく。
※セキセイインコの暮らしやすい室温は人間が暮らしやすい室温と同じ。
※ゲージはなるべく大きく、止まり木は必ず取り付ける。
※睡眠時間は10時間~16時間、なるべく暗くしてあげる。


最低限の注意点ではありますが、参考にしてみてくださいね。