オコジョの平均寿命はどのくらい?オコジョってどんな動物?

「オコジョ」と聞いて、みなさんはすぐにその姿が浮かびますか?
私は一瞬「ん???」と思いました。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

オコジョという名前だけは聞いたことがあるけれど、浮かぶのはラッコやカワウソみたいな動物ばかり。

でもネットで画像を見たらビックリ!
ものすごく可愛い!
今日はそんなオコジョの生態に迫ってみたいと思います。

性格や平均寿命なども探ってみます。

特にフェレット好きなみなさん、必見です!

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Contents

オコジョってどんな動物なの?

オコジョはネコ目イタチ科の動物で、学名はMustela erminea(ムステラ アー(ル)ミィン(ヌ))と言います。

あ、やっぱりフェレットに近い動物だ!
フェレットの学名はMustela ptorius furo(ムステラ プトゥリウス フロ)といいます。

外見もフェレットそっくりです。

でも体はとても小さく、体長は15〜30cm前後で、体重は150〜300gくらいしかありません。


フェレットは600~1200g前後まで大きくなるので、オコジョだと子フェレットくらいの大きさになります。

でも、オコジョの毛色はとてもユニークです。

夏は背中の部分が土の色に似た茶色っぽい毛色、冬は雪の中でも目立たないように真っ白な毛色になります。


こうなると、野山でオコジョを見つけるのは大変かもしれませんね。

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オコジョはどんな生活をしているの?

オコジョは比較的寒い地域に生息する動物です。

世界ではヨーロッパ、北米、アジアなどで生息が確認されています。

日本には、北海道にエゾオコジョ、東北から長野県にかけてホンドオコジョという2種類がいます。

オコジョは単独で生活し、巣穴を作ったり、他の巣穴を奪ったりして暮らしています。

ひとりで生き抜いている動物なので、とても強い性格です。


他のイタチ属と同様に、オコジョもウサギなどの小動物を主食とする肉食動物です。

オコジョの体から考えるとウサギはずいぶん大きいはずですが、やはりそこはイタチ属。

自分より大きな相手でもかまわず挑んでいきます。

イタチ属は本当にタフな動物です。

とても可愛い顔で愛嬌たっぷりな動き方をしますが、うかつに手を出すとガブリとやられます。

怖いから、というより、「なんだおまえ!」「うごいてる、かんじゃえ」という気分ではないかと思います。

本気を出すとフェレットでも流血騒ぎになるほどですから、野生のオコジョであれば容赦なく人間を攻撃してくるでしょう。


うかつになでてみようなんて思わないようにご注意を!

オコジョの平均寿命はどのくらい?

オコジョの平均寿命は4〜6年と言われています。

1~2年と言われることもあるので、長生きの動物ではなさそうです。


でも、飼育されていたオコジョでは7〜12年ほど生きたという記録もあります。

そう考えると、野生の環境ってとても過酷なのでしょうね。

だからこそ、生きるためにとても気性が荒くなり、常に神経を張り詰めているのかもしれません。

ペットとして飼える哺乳動物は、人間と生きることを決めて繁栄してきた動物達です。

だから人間と生きるために凶暴さを抑え、人間との安全な暮らしの中で野生が少しずつ失われているように思います。

私が今飼っている犬も、以前飼っていたフェレットも、お腹出してグーグー寝ていますからね。

「野生のカケラもない」と、つい笑ってしまいます。

ピリピリした緊張感がほとんどなく、毎日おいしいご飯がたくさんもらえて、安全な寝床があって、病気になればすぐ動物病院で診てもらえるペット達が長生きになっていくのは、当たり前なのかもしれませんね。

そして、人間と暮らすことを決めた動物達は、ペットになることで子孫を繁栄させる目的が叶ったことになるのです。

ちなみにフェレットも平均寿命はオコジョと同じくらいですが、最近は寿命が延びてきています。

私が飼っていたフェレット達は7歳と8歳まで生きてくれました。

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でも野生のオコジョは、人間に飼われて長生きするのと、野生でのびのびと暮らして4〜6年で生涯を終えるのとでは、どちらが幸せだと感じるのかな。

私は何となくだけど、野生生物は野生で生きる方が幸せなのかな、と思ったりします。

あ、もちろんフェレットはペット用に生まれた動物だから、人間と暮らす方が幸せだと思いますよ。

野生と家畜の違いは、そんなところにあるように思います。

オコジョの平均寿命はどのくらい?【まとめ】

・オコジョは体長15〜30、体重150〜300gほどの小さな動物
・寒い地域を好んで生息する
・夏は茶色、冬は真っ白な毛色になる
・性格は気性が荒い肉食動物
・オコジョの平均寿命は野生では4〜6年
・飼育されていたオコジョでは7〜12年ほど生きた記録もある

毛皮の乱獲により、絶滅危惧種になっているオコジョは、現在、動物園でもほとんど見かけない動物です。

もし山登りなどで出会えたらラッキーですね!
でも何度もお話ししたように、オコジョはとても気の強い性格です。

近づかずにそっと見守ってあげてくださいね。