モルモットの妊娠期間と経過について!出産は命がけです!

モルモットは他の動物と同様に、妊娠と出産を行う事ができる動物です。

モルモットは1度に平均で3匹の赤ちゃんを産むと言われています。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

妊娠と出産はそんなに簡単なものではありません。

病気にかからずに妊娠期間を終える事が出来るように飼い主さんのサポートが重要です。

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Contents

モルモットの妊娠期間と経過について

モルモットは1回の出産で2~4匹の子供を産む事ができます。

モルモットの妊娠期間は約2ヵ月とされており、他のげっ歯類と比べて長いため妊娠中のトラブルも起こりやすいとされています(次項で記載)
長い妊娠期間を経た子供は、生まれた時から眼が開いていて、毛や歯も生えてる状態でお母さんモルモットのミニチュアの様な感じでとてもかわいいです。

モルモットにも適正な妊娠適齢期と呼ばれる時期があります。

それはメスが6~9ヵ月までに初産を行うと良いとされています。


6~9ヵ月となると飼い始めて数ヵ月の頃なので交配を考える時期ではない様な気もしますが、モルモットにとってそこで初産を終わらせるとそれ以降に出産時の難産になりにくいと言われています。

成熟の早いモルモットであると、2~3ヵ月で出産をが出来るとされているので、モルモット家族に迎え入れる頃には既に子供を作る能力が備わっていると言う事です。

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妊娠中に発生する様々なトラブル(妊娠中毒)について

モルモットの世界にも、妊娠中のトラブルはあるようです。

特に、適齢時期を過ぎて妊娠をした母親モルモットでは、分娩の途中で出産が遅れてしまい、人間が助産師の様なう役割を行い、正常な分娩を手助けする場合があります。

先程も記述した様に、「難産」の原因の一つに、メスの初産が挙げられます。


モルモットの骨盤の一部は軟骨でできています。

メスが6~9ヵ月齢以上の年齢のなってしまうと、骨盤が上手く作用しない事があり、難産につながります。

時には、人間同様に帝王切開での出産も選択される場合があります。

メスの年齢を考え、計画的に繁殖を行うことが難産を防ぐための手段の一つとなります。

妊娠中毒にかかってしまう事もあります。

妊娠中毒は緊急疾患なので命に関わることとなります。

モルモットの妊娠中毒の症状

最初は軽い飲食不振がメインになります。

その後半日から1日程度で呼吸の異常が現れて呼吸困難や痙攣も見られるようになり、食欲は全くなくなってしまいます。

そして動けなくなってしまいます。

おかしいなと感じた時にはもう手遅れになってしまう事が殆どとなり、早くて2~3日で死亡してしまう事になるそうです。

妊娠中毒の原因

妊娠中毒になる原因として考えられる事としては、肥満状態のモルモットに多いようです。

そして、高度の急性脂肪肝で代謝異常が起こってしまう事も原因の一つに挙げられます。

妊娠中毒の対応

出来る治療は早期発見による早期治療の開始が最も重要なので、普段の様子をしっかりと観察してあげる事が重要となります。

妊娠中毒の処置としては入院する事もある様で、点滴治療や注射をを行う事があるようです。

上記にも記述しましたが、肥満状態のモルモットは妊娠中毒のリスクが高くなる傾向があるので、モルモットの適正体重を意識して食べ物を与えてあげる必要があります。


体重管理もしっかりと行う事をお勧めします。

そして、妊娠中毒にかかりやすい時期としては冬期が多い様なので、小屋の寒さ対策や環境を整えて安全に妊娠時期と出産を終えられるように配慮してあげて下さい。

モルモットの妊娠期間と経過について!【まとめ】

モルモットは比較的早くから、妊娠・出産をする能力を持っています。

飼い主さんの采配で安全に子供を産む事が出来ます。

体調管理や妊娠中毒に気をつけながら、モルモットにも人間と同様に子供を産み育てる喜びを味あわせてあげてほしいなと思います。

くれぐれも、妊娠中毒にならないように、普段とは違う変化や観察を行うなどして予防していってほしいと思います。