柴犬の赤ちゃんの体重はどのくらいでどんな色しているの?

私達が通常、柴犬の赤ちゃんに会えるのは生後2ヶ月ほど経ってからになります。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

その頃にはもう目も開いて、毛も生えて、小さな耳もきちんと立っていて、全部がまん丸だということ以外は成犬と同じ色や身体になっています。

この子達、生まれたての頃はどんな様子なのでしょうね。

生まれたての柴犬の赤ちゃんの体重や色について調べてみました。

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生まれたての柴犬の赤ちゃんの体重と色は意外にも……

実は生まれたてでも毛は生えている!

てっきりピンク色で毛のないつるんとした子が生まれてくるのだと思っていたら、生まれた時から毛がきちんと生えているのですね。


しかも、赤、黒、白、胡麻っぽいというような色の違いまで見て取れます。

でもこの時期の色味は、将来変わる可能性もあるようです。


長く続けていらっしゃる柴犬のブリーダーさんであればある程度わかるようですが、私のような素人では大きくなってからの毛色の予測は付きにくいのだとか。

特に虎毛と言われる、赤、黒、白の全ての色を持つ胡麻柴の場合は、生まれた時は赤毛に見える子もいるようですので、赤柴と黒柴の両親から生まれた赤毛の子の中には、将来胡麻柴になる子もいるかもしれません。

赤柴同士、黒柴同士の両親から生まれた赤ちゃんは、数匹生まれた中の1匹が白柴の場合だったり、まれに胡麻柴が誕生することがあったりするそうです。

ちなみに近所でオスとメスを飼って子供が生まれた家がありますが、お父さんが黒柴、お母さんが赤柴で、生まれた子は黒柴1匹と赤柴2匹でした。

白柴や胡麻柴が生まれる割合はやはり少ないのですね。


赤ちゃんはこのように全体の毛がある程度生えた状態で生まれますが、お腹の辺りや指先はまだ毛の生えていない子もいるようです。

もちろん目はまだ開いていないので、柴犬でよく言われる「キツネ顔」 「タヌキ顔」 の区別は付きません。

尻尾も、太い毛糸のようなものがお尻から生えているだけですから、真っ直ぐになる「差尾」 なのか、ソフトクリームみたいに丸まる「巻尾」 なのかも判別不可能です。

耳もこの時点ではハムスターみたいな小さな丸いものが頭にくっついて垂れ下がっていたりするので、これがどう変わってくるかも想像しづらいでしょう。

まだ立つこともできないから、四肢も問題なく動くのか動かないのか、よくわかりません。

生まれたての柴犬の体重

体重は200〜250gが平均的な大きさのようです。

お店で見る子犬もとても小さくて可愛らしいのに2kgくらいには成長していますから、赤ちゃんはその10分の1ほどの大きさです。

可愛い。

どうして2ヶ月経たないとお迎えできないの?

こんなに可愛らしい赤ちゃんなら、色も尻尾の形も何でもいいから、2ヶ月なんて言わずにもっと早い時期に家に迎えたいと思ってしまいますが、それができないことには理由があります。

母乳が必要

生まれてから1ヶ月は母犬のお乳が必要不可欠なのです。

母犬のお乳から、赤ちゃんは多くの栄養を摂取して成長します。

母犬が子育てをしない場合には人工保育をするしかないけれど、無理矢理引き離して人工保育に切り替えるのは、柴犬の将来を思えばやるべきではなさそうです。

排泄方法を母犬から教わる

そしてこの1ヶ月の間に、柴犬の赤ちゃんはお母さんから排泄の仕方を教わります。


初めはお母さんがお尻などを舐めて促してあげるのですが、3週間くらいになると赤ちゃんは自力で排泄できるようになります。

それなら1ヶ月経てば母犬から離してもいいのではないかと思われそうですが、実はこの後もっと大切なことを赤ちゃんはお母さんや兄弟達から学びます。

性格の形成を母犬や兄弟から学ぶ

それは「犬との関わり合い」に始まる、性格の形成です。

赤ちゃんは母犬や兄弟達から、犬同士の付き合いや社会に出て行かれる勉強をしています。


もし1ヶ月ほどで引き離してしまうと、その赤ちゃんは犬同士で遊ぶことはおろか、挨拶さえできないような社会性のない犬になってしまう可能性があります。

少し不思議ですが、同族と過ごす時間の中で、柴犬の赤ちゃんは人間の世界で暮らす方法を教えてもらうのです。


状況が許すのであれば、2ヶ月半はこうした環境で育つ方が、柴犬の一生の幸せにつながります。

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生まれたての柴犬の赤ちゃんって体重はどのくらいでどんな色?【まとめ】

生まれたての赤ちゃんは、一見その様子から将来の姿を予測できそうですが、色も顔立ちも耳も尻尾も未知数な部分が多くて、たくさんの可能性を秘めていますね。

また柴犬の幸せを一番に考える上で、2ヶ月以上母犬や兄弟のそばで過ごす必要性と大切さも理解できました。

でも叶うなら、一度でいいから実際に赤ちゃんを見てみたいものです。

どこかの家で生まれないかと、ひそかに願っています。