時々、わかっていても寂しくなることがあります。

近所のシニアの柴犬の子。

数年前に初めて会った時に、撫でようとしたらものすごく怒られて、それっきり触れないのです。

でもしばらく後に他の柴犬の飼い主さんが、普通に撫でていて、その子も気持ち良さそうにしていました。

*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

昔からの知り合いだって話していたから、長く付き合っていれば触れるのかな。

ところで、柴犬は飼い主以外の人にもなつくのでしょうか。

だとしたら、なつくまでの時間はどのくらい?

そして、なつく必要性って何なのでしょうか。

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柴犬は飼い主には必ずなつくのか。なつくまでの時間は?

柴犬はワンマンドッグと言われています。

生涯、1人の飼い主に従うことを遺伝的に受け継いでいる犬種です。

日本犬に多いタイプですね。

また、柴犬は見た目の印象より警戒心が強くデリケートで、日常生活や生活環境の変化をあまり好まないという性質があるようです。

いつも同じ顔ぶれの家族、同じ家の同じ場所で、マイペースに静かに過ごす。

こういったことを考えると、散歩で出会うだけの人よりも、いつも一緒の飼い主さんに気を許せるのはごく普通のことかもしれませんね。

しかし時々、恐怖心や不安から、飼い主に対してもなつかない柴犬がいます。

身体を拭こうとしたり、撫でようとすると、嫌がって唸ることがあります。

この場合は心身の健康状態を病院確認してもらい、必要に応じて薬や環境の改善、トレーナーさんへの依頼などの対処が必要ではないかと思います。

飼い主さんと柴犬の安全で健全な暮らしのために、早めの解決が望ましいです。


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飼い主以外の人になつくまでの時間は……

これはズバリ、「飼い主同士が打ち解ける時間」プラスαではないかと思います。

私が触らせてもらえる3匹の柴犬がそうでした。

これはいずれも成犬の柴犬の場合です。

さらに言うと、飼い主さんと私も「気が合うな」という気持ちになれる人が対象となる気がします。

柴犬は飼い主を含めた周りの人間をよく見ています。

飼い主さんと話していることで、第一段階として、「この人は悪い人じゃない」と認識し、さらに楽しそうに会話が続いていることで、第二段階として、「パパ(ママ)は、この人と仲良しだから、認めてあげよう」と考えているように見えます。


この時、犬同士は「ああ、また会ったね」程度の軽い挨拶をしてみたり、遊んでみたり、無視し合っていたりと様々ですが、何となく相手の柴犬は私の手の届く距離に来てくれているとか、私が近づこうとしても気にせずに「どうぞ」という表情を見せてくれるとか、他の子とは違う反応をしてくれます。

柴犬にもプライドがあるのか、うちの犬がいる時はアッサリしているのに、私が1人で歩いている時にだけ、顔を舐めてくれる柴犬もいます。
人間をよく観察し、思考力の高さを窺わせる柴犬らしい行動ですね。


一方で柴犬の子犬の場合、元々テンションが高めな子が多いので、なつくというより、「誰でもいいから遊んで!」という雰囲気だと思っていました。
しかし最近、そうでもないことを知りました。


何度か会うようになった10ヶ月くらいの柴犬は、私を見ると飛び付いてきます。

子犬だから人なつっこいのだと思っていました。

ところが飼い主さんが、「好きな人には飛びつくのよねぇ」と、ポツリ。

どうやら誰にでもテンション高く振る舞うわけではないようです。

柴犬は子犬、成犬に限らず、飼い主以外の人のことを観察して、好き嫌いを区別しているようですね。



飼い主以外の人になつく必要はあるのでしょうか

会う度に唸ったり吠えたりするのは、さすがに問題がありますが、飼い主以外の人になつく必要性ってあるのでしょうか。

愛想が良い柴犬の方が、確かに周りの人間にとっては好意的に受け止められます。

でもだからって、愛想がなくても仲間には入れるし、特段不都合はないように見えます。

ただ、私はある程度、飼い主以外の人にもなつく方が、柴犬にとっては幸せなように思えます。



もしも、飼い主以外の人にはなつかない柴犬がいたら、こんな心配があります。

◇飼い主さんと2人きりの家族の場合、飼い主さんが病気や、どうしても家を数日あけなくてはいけなくなった時に、代わりに誰かに預けることができない。
◇シャンプーなどをトリマーさんに頼むことができない


いつも犬が集まる公園に、個人でトリミングサロンやペットホテルを経営している方が、やはり自分の犬の散歩でやって来ます。

男性の飼い主さんで、気さくな優しい方です。

毎日同じ時間にやって来て、飼い主とも、その犬達とも適度なコミュニケーションを取ってくれるお陰で、柴犬を初め、日本犬の飼い主さん達はシャンプーやお泊りをお願いすることも多いようです。

私達飼い主から見ても、普段から顔見知りで人となりがわかっている人の方が安心できますよね。
柴犬も同じなのだと思います。

「なつく」というよりは、「慣れる」ことが、柴犬には必要なように思えます。

これは、犬によく言われる「社会化」というもので、散歩を通して、外の世界の音や人、犬、そして環境などに適応させることです。
尻尾を振って駆け寄ってくれるほどのなつく行為はともかく、飼い主から離れても平常心で待てる程度には、心を開けると良いのではないかと思います。



柴犬がなつくのは飼い主だけ?【まとめ】

最近は柴犬もフレンドリーな性格な子が増えているようですが、やはり基本は飼い主一筋。

飼い主以外の人に駆け寄ってくるほどなつくというのは、難しいことかもしれません。

でも、飼い主さんに万が一のことがあった場合に備えて、日頃から柴犬の社会化だけは心がけておくと、いざという時に柴犬の寂しさを最小限にしてあげられそうですよね。

もしも気心の知れた飼い主さんの柴犬が、そっとあなたの横に寄り添ってくれたら、それは柴犬の愛情表現かもしれません。

そんな時は、優しく、そっと、笑顔を返してあげてくださいね。