シーズーの臭い対策はシャンプー+αが必要!顔・耳・目はここに注意

自分のペットの匂いって、飼っているとわからなくなってしまいますよね。

私は以前フェレットを飼っていたので、我が家に犬が来た時は、「犬って匂いがしない動物なんだなぁ」というのが第一印象でしたが、後でそれは間違いだったことに気づきました。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

シーズーは犬の中でも、「臭い」と言われてしまいがちな犬種です。


それはなぜなのでしょうか。

特に顔、耳、目を中心に原因を探ってみましょう。

臭いと感じる時には、思わぬ病気が潜んでいることもあるので、原因を知ることは大切です。

そして何よりも、自分のシーズーが陰で「臭い」なんて言われていたら悲しいですよね。

原因を知って、臭くならない対策を考えてみましょう!

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シーズーの臭い対策!短頭種は臭いが出やすい?【顔の対策編】

柴犬やトイプードルなどは鼻先が出ていますが、シーズーを初め、フレンチブルドッグやパグなどは、鼻ペチャで顔の凹凸が少ないですよね。

こうした鼻ペチャの犬を「短頭種」といいます。

*どうして短頭種は臭いの?

毛があってわかりづらいこともありますが、短頭種の犬は顔の皮膚がシワになっていることが多く、そのシワの溝に汚れがたまり、臭くなりがちだと言われています。

*シャンプーで口の周りを念入りに洗おう

家でシャンプーする時、目にシャンプー液が入るのが怖くて、なかなか洗えないかもしれません。

でも動物病院で、「口の周りは汚れやすいから、ゴシゴシ洗ってくださいね」と言われたことがあります。

顔のヒダの汚れ落としは、やはり洗うことが大切なようです。


それでも顔周りって洗うのが難しい!
そこで私は、散歩のたびにシャワーで足やお尻を洗うついでに、目の下や顔をぬるま湯で洗うようにしました。

週一回のシャンプーのほかに、毎日朝晩、顔を洗うことになりますので、顔が臭うということは軽減できているように思います。

*口の中の健康にも対策が必要

特に歯並びがあまり良くない子が多いシーズーは、歯石が付きやすく、歯肉炎になることもあります。

うちの犬も、我が家に来た時はひどい歯肉炎で、去勢手術の時に処置してもらったものの、炎症がひどくて抜歯もしなければなりませんでした。

歯の黄ばみも完全には綺麗にできず、今も犬歯が黄色いままです。

こんな状態でしたから、来た当時の口臭は息が詰まりそうなほどでした。

歯磨きや口腔内の良い菌を増やすサプリで対策していますが、口臭が完全に消えることはないようで、いつも対策を考えている状態です。

*顔を舐めさせない気遣いを

人懐っこい犬だと、人間の顔を舐めることがあります。

自分の犬に舐められるなら嬉しいでしょうが、他の人にはさせないようにしましょう。

犬好きな私でも、時々舐めてくれた犬の口臭に「ウッ」となることがあります。

お化粧もしているので、舐めた犬の口にファンデーションが入るのも心配です。

犬の飼い主であっても、舐められることに抵抗のある人は多いと思います。

最近は、自分の犬が他の人の顔を舐めることをやめさせる飼い主さんも増えていますので、そういった配慮が少しずつ増えているように思います。

シーズーの臭い対策!垂れ耳は外耳炎に注意【耳の対策編】

シーズーは垂れ耳です。

ポメラニアンなどの立ち耳の犬種に比べて、垂れ耳の犬は通気性が悪くなりがちなので、外耳炎になりやすいと言われています。

耳の健康対策もしっかりしていきたいですね。

うちの犬は、やはり我が家に来た時にひどい外耳炎でした。

興奮して体温が上がると痒みが増すらしくて、一心不乱に耳を掻いていました。

治療して今は完治しましたが、外耳炎になると綿棒を20本くらい使ってしまうほど耳垢が増えます。


当然匂いもしてきます。

今は、週に一度耳掃除をして、その合間に耳が臭くなっていないかを時々チェックしています。

耳の汚れと匂いは健康状態のバロメーターになるので、病気にならないように定期的な対策を取るようにしたいですね。

シーズーの臭い対策!目ヤニと逆さまつげは涙焼けの元【目の対策編】

シーズーの顔が臭いと言われる原因に、目ヤニが関係していることもあります。

目ヤニって、指で取ろうとすると固まって痛がったり、取るどころか伸びて汚れが広がってしまったりで、けっこう厄介なものですよね。

この目ヤニが発生する原因として、アレルギーや、チリやホコリが付着したもののほかに、逆さまつげが目に刺さって涙が出て、それが目ヤニとなってこびり付くこともあるようです。

また、結膜炎などの目の病気が原因になることもあります。

*ひどいときは動物病院で診てもらうのがおすすめ

うちの犬も、一時期、目の下が目ヤニで赤茶色になっていました。

病院で相談したら、「この子は皮膚病も多いし、もしかしたら何かの食物アレルギーかもしれない」と言われました。

でも、アレルギー検査って2万円以上するのです!
そして、お金はともかく、検査をして少しでもアレルギー反応が出ると、飼い主はその反応した食材を徹底的に食べさせないようにしてしまいがちです。

このストイックな食事制限が、逆に悪い方向に行くこともあると言われ、私は検査を断念しました。

でも、目が開かないほどの症状があれば、匂いもひどくなるし、生活の質が落ちます。

そんなときは迷わず治療に踏み切りましょう。

逆さまつげであれば、それを抜いてもらうとか、逆にまつげを長く伸ばすことで解決できますし、結膜炎であれば目薬が有効です。

病気で治療が必要かどうかは、獣医さんに相談して決めるのが一番です。

*飼い主さんができる対策も万全に

私の場合は、獣医さんに治療レベルではないと言われたため、自分で目ヤニのケアをしていました。

濡らしたティッシュペーパーやコットンで目ヤニをふやかして、柔らかくなったところで拭き取るとか、散歩の後で顔を洗うときに目ヤニも一緒に洗うようにしました。

それでもなかなか綺麗にならない時は、トリミングで汚れた毛をカットしてもらい、いつも清潔に保てるようにしています。

そうすることで徐々に目ヤニは減り、今では朝起きた時に軽く目頭をティッシュで拭き取る程度で目ヤニは治まっています。

目ヤニは見た目にも汚れた印象があるので、匂いの問題とともに解決したいですね。

シーズーの臭い対策!周りの人への配慮も臭い対策になる

できることなら、出かける時は自分の犬も一緒に連れて行きたい。

ひとりぼっちで留守番させる時の、あの悲しそうな顔を見るのは仕事の日だけで十分!
そんな風に思う飼い主さんも多いのではないでしょうか。

幸いシーズーは吠えることも少ないし、小型犬なのでキャリーバックやスリングにスッポリ収まってくれます。

でも、犬を飼っていない家にお邪魔するような時は、十分に気をつけてください。

例えば、トイレの後。

普段オシッコをしても拭いたりしないことが多いと思いますが、オシッコの匂いは意外に気になるものです。

トイレシーツをきちんと処理したから大丈夫なものではありません。

オシッコをした後の犬が、お邪魔した家のカーペットに座ったら、お尻に残ったオシッコが付いてしまいます。


また、トイレシーツから出る時にオシッコを踏めば、足にもオシッコが付いたまま歩き回ることになります。

飼い主さんはいつものことで見過ごしがちですが、こうした些細な汚れもよその家ではきちんと拭きましょう。

食べ物を与えた時も同じです。

食べ物が飛び散らないように、お皿の下にタオルを敷く、食べた後に口を拭いて清潔にするなど、食べカスで周りを汚さないように気を付けましょう。

間違っても、クッションなどで顔を拭いたりさせないようにしてください。

食べ物と犬の唾液の混じった匂いは、犬のいない家庭ではとても気になるもののようです。


訪問前にシャンプーや耳掃除などをして清潔にするのはもちろんですが、訪問中の気遣いもとても大切です。

意外なところから「臭い」と思われてしまわないように、配慮を忘れないようにしましょう。

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シーズーの臭い対策はシャンプー+αが必要!【まとめ】

・短頭種は顔のシワに匂いがたまりやすい
・散歩のたびに顔や目ヤニをぬるま湯で洗うのがおすすめ
・垂れ耳なので耳垢からくる匂いにも注意
・歯肉炎などの口臭にも対策が必要
・目ヤニも匂いの原因になる
・よその家に訪問中も匂いの配慮を

シーズーが臭いと言われるなんて、本当に心が痛みます。

でも日頃のケアや気遣いで、その匂いを抑えることは十分に可能です。

「臭い」というのは、なかなか直接相手には言いづらいものです。

無理のない細やかな配慮で、誰にでも温かく迎えてもらえる犬にしたいですね。

また、匂いへの関心は、病気の発見にもつながります。

健康管理の一つとして、気にしてあげられると良いなと思います。