ザリガニが【餌を食べない】理由は?原因や対策を解説!

ザリガニが餌を食べなくなる状況は、飼育していると遭遇するだろう出来事の一つです。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

単純に体の調子が悪くなってしまったことが原因の時もありますし、そうでないときもあります。

飼育で失敗しないためにも、今回はザリガニが餌を食べなくなってしまったときに理由や原因を解説していきます!



ザリガニは脱皮前だと餌を食べなくなる

ザリガニは脱皮して体を成長させる生き物です。

エビカニ類全般で言えますが、この脱皮はかなりエネルギーを要する一大イベントです。


そのためザリガニは脱皮の日が近づいてくるにつれ、そのことにとにかくエネルギーが集中するようになります。
そのため脱皮が近づくと餌を食べなくなります。


これは段階的に起きる出来事で、感覚ですがだいたい1週間くらい前になると餌の食べ方が控えめになり、2日~4日前くらいの段階で全く食べなくなります。

あくまで脱皮の準備を進めているときは、無理に与える必要は無いです。そっとしておいて脱皮の成功を待ちましょう。


脱皮した後も2日~3日は大人しめな日が続きます。
というのも、脱皮した後は異常に体が柔らかいです。

脱皮したザリガニを優しく触ってみると驚異的な柔らかさが確認できます。

とにかくふにゃふにゃで体の硬さを戻すことにエネルギーがむいているのでしょう。



ザリガニは水槽が汚くなると餌を食べなくなることがある

ザリガニっでは有名な種類としてアメリカザリガニと二ホンザリガニがいます。

両者ともに水槽の汚れが理由でと食べない場合があります。


アメリカザリガニは比較的水質の汚染には強いですが、二ホンザリガニはこの傾向が顕著です。
水質の維持管理が重要です。


特に水槽の底に砂などしている場合は、そこに汚れがたまりやすくなるのでそこの掃除はこまめに行うようにしましょう。

魚と違いザリガニは水槽の底にいることが普段多いです。ということは地面と接触している時間が長いわけですから、その部分が不衛生では体に雑菌などもつきやすくなります。


餌を食べなくなったとき、警戒したほうがいいのはこの水槽の汚れのケースの場合です。

脱皮って生理現象なので、食べなくなっても仕方ないものです。


ですが、この場合は間違いなく命にかかわる部分になりますからよくよく注意しましょう。



ザリガニが脱皮理由で餌を食べない場合の対策!

水槽はきれいに保っている、水質も特に問題ない。床も綺麗にしている。という場合は脱皮が理由である可能性が高いです。


この場合は餌を食べないこと自体に焦る必要はないです。

その代わり、そのままにしておくと脱皮したザリガニが食べられるという悲惨な出来事が起きる可能性があります。


ザリガニは脱皮直後めちゃくちゃ柔らかくなっています。

それを他個体のザリガニに狙われるのです。


この失敗をやってしまった経験があるのですが、どうも柔らかくなったザリガニはおいしいようで、普段与えている餌よりめちゃくちゃおいしそうに勢いよく食べていました。


興味深いというと死んでしまったザリガニに不謹慎ですが、とにかく脱皮直後の個体を他の個体と一緒にしておくと、100%狙われます。


そのため脱皮のシグナルが観察出来たら、即刻一匹だけの飼育環境にわける対策が必要です。

脱皮した後は、ゆっくりさせてあげながら定期的に体を触って硬さをチェックしてみましょう。


正直あまり触らないほうがいいですが、触るとザリガニってこんな感じで生きてるんだと直感的に理解ができるはずです。

飼育感覚をつかむうえでも最初は優しく触ってザリガニのことを知ってみることをお勧めします。


ザリガニの体のつくりを体感できるとともにもっと優しく扱おうという気になります。



ザリガニが水槽内の不衛生が原因で食べない場合の対策

まず掃除をしてみましょう。
水槽内を衛生的にすると、普通に食べだした時があったので、まずは掃除です。


掃除と同時並行で、ザリガニの体表面や体の裏側を確認して、黒か茶色の斑点が現れていないかチェックしてください。

もしその症状が出ていればまちがいなく、水槽内の不衛生が原因で起きるバーンスポット病です。この病気は甲殻類特有の病気で細菌由来のものです。


なかなかやっかいで、この症例がでた甲殻類を合計50個体ぐらいは見てきました。

共通しているのは一定の段階に進んでしまった場合、死亡は免れられないです。事後で対策をとろうと構えていれば痛い目にあいます。


しかしやってしまった場合は仕方ないです。全力で回復に努めましょう。
点々くらいの小さな症状までであれば、そのあと根気強く対応すれば治せます。

こまめに水替えや水槽内を掃除したり、水槽内の水回りをよくするなど設備改善も検討してください。


とにかく衛生的な環境づくりにこだわってください。

うまくいけば症状は広がることはなく、脱皮のタイミングで体が一気に綺麗になります。治療中そんなに症状が目立ってないからと言って気を抜くと一気に悪くなる場合もあります。


ある意味病気との持久戦になりますが、根気強くいきましょう。



ザリガニが餌を食べない理由は?【まとめ】

ザリガニが餌を食べないときは、書いたように主には脱皮か水槽の不衛生です。

これらを判定することは知識さえ多少あればそんなに苦労はしないので、まず水槽内が汚れていないか?ザリガニがこれまでと違う症状が現れていないかなどをチェックしていきましょう。

短時間でもこまめに観察して対応していけば、大きな問題にはならずに飼育ができます。
ぜひ快適なザリガニライフにお役立てください。

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