うさぎが蟯虫(白い寄生虫)にやられた?原因と対策方法を解説!

飼い主の皆さんは毎日うさぎの糞をお掃除していると思いますがそのとき半透明で白く、5~10mmぐらいの何かがついているのを見たことがありますか?

もしかしたら今その状態で「一体これはなんなんだ」ということでこの記事を開いているかもしれませんね。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

それは寄生虫の一種であるウサギ蟯虫という線虫です。

寄生虫と聞いて大丈夫…?と思う人もいるかもしれません。

しかし結論からいうと蟯虫に害はありません!

治療法は虫下し薬を7日間飲ませるか皮膚に滴下することで駆除することができます。

さて今回はこの蟯虫とはどんな寄生虫なのかということや、寄生させないための対策ついて詳しくみていきましょう!

目次

そもそも蟯虫ってなに!?その正体と感染経路とは。

正式名称は蟯虫症といい、ウサギ蟯虫という線虫のせいで起こります。

大きさは大体5~10mmです。

この寄生虫は自分でうさぎの肛門まで出てきて、そのまわりに卵を産み付けるというあまり聞いたことない産卵方法をします。

しかしこの寄生虫、私たちが気づいていないだけで多くのうさぎに寄生しているともいわれています。

蟯虫はシラスに似ていてウサギの盲腸・結腸に寄生しそこに住んでいるうさぎの微生物を食べて生きています。

一度連想してしまうともしかしたら人によってシラスが食べられなくなるかもしれません。

とくに悪さはしませんが子うさぎのときに寄生されると体重が増えなかったりします。

ですが深くまで寄生された場合、下痢や体重減少、被毛粗剛になったりします。

見た目も気色悪いので駆除したいところですね。

蟯虫の卵はうさぎの糞に付着します。

そして忘れてはいけないのがうさぎの食糞という習性です。

そう、例えば何匹ものうさぎと暮らしていて寄生されているうさぎの糞を違ううさぎが食べてしまうと…後はもうお分かりの通りでうさぎ同士で感染してしまいます!

多くのうさぎを飼っている飼い主さんは気をつけましょう。

寄生虫をやっつけろ!どうやって治療するの?

動物病院へ行き、蟯虫ですねと診断された場合、虫下しを7日間頑張って飼い主さんが、飲ませることになります。

虫下し薬は主にパモ酸ピランテルやイベルメクチン、セラメクチン、フェンベンダゾールというもの。

またはセラメクチンという皮膚に滴下して駆除する薬になります。

まるで呪文ですね。

自然治癒は絶対にしないので治したいならちゃんと主治医の言うとおりにお薬をあげましょう。

蟯虫には寄生させない!対策はなにがある?

主に蟯虫はうさぎが食べた野菜や植物などから寄生するといわれています。

なので、野菜などはしっかり洗ってからあげるということや、公園などでお散歩をさせるときに植物を食べさせないことなどに注意をしなくてはなりません。

原因のところで書いたように、うさぎ同士の感染は虫卵を含んだ糞を食べてしまうと起きてしまいます。

なので排泄物の処理やゲージの中の衛生管理など徹底し、蟯虫を生かさない増やさないことが大切です。

また卵は熱に弱いのでうさぎの衛生管理には、熱湯やアルコール消毒を駆使しましょう!

うさぎの生活全体を見直して、規則正しい生活を送らせてあげることが大切です。

うさぎが蟯虫(白い寄生虫)にやられた?【まとめ】

蟯虫は見た目が悪いだけで大した悪さはしませんが、うさぎの盲腸や結腸に住みそこにある微生物を栄養に生きています。

寄生された場合動物病院で虫下し薬を処方してもらい7日間頑張って駆除しましょう!

予防法は野菜をあげるときはきちんと洗う、外で散歩するときは雑草を食べさせないことです。

うさぎにとっても病院はなるべく行きたくない場所でしょうからしっかり予防し、寄生させないようにしましょう!

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