グリーンイグアナの寿命平均は?長寿の秘訣は環境と食事!

グリーンイグアナの寿命の平均は10~15年と言われていますが、ギネスに乗っている最長寿はなんと29年という記録があります。


*画像はイメージです。画像と本文と直接の関係はありません。

自分で体調管理が出来ない飼育環境下のグリーンイグアナにとって「飼育環境」と「食事」に気を使ってあげることが長寿の秘訣と言われています。

つまり、飼い主の手にかかっているということですね。

今回の記事はグリーンイグアナの寿命の平均と、長寿の秘訣についてまとめています。

グリーンイグアナを今後飼育する予定のある方は、ぜひとも読んでみてください!

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グリーンイグアナの寿命の平均は?

グリーンイグアナの平均寿命は10~15年と言われています。

他の爬虫類と比べても、長寿ですよね。

ギネスに乗っている最長寿命は、なんと29年!もう子育てと同じようなレベルですね。

グリーンイグアナの長寿の秘訣は?

グリーンイグアナの寿命は平均で10~15年ですが、寿命は飼育環境や食べ物によって大きく変化していきます。

それでは、グリーンイグアナの長寿の秘訣についてご説明していきます。

*飼育環境

グリーンイグアナは最大で全長2mになります。

成長が早くすぐに大きくなってしまうので、あらかじめ体をしっかりと伸ばせるケージを準備してあげましょう。

また、グリーンイグアナは樹上棲の爬虫類になりますので、棚などを使って高さを出してあげると樹上活動出来るようになります。

温度管理も徹底して行ってあげる必要があり、日中は28~35℃、夜は25~28℃をキープしてあげる必要があります。

グリーンイグアナは変温動物で自分で体温調節は出来ないため、バスキングスポットを作る必要があります。

グリーンイグアナは野生化では木の上などに登った状態でバスキングをしますので、飼い主の目線よりも高い棚を用意して、その上にバスキングライトを設置して、バスキングスポットは35~40℃に設定してあげましょう。

温度とともに、湿度管理も徹底して行う必要があります。

グリーンイグアナは湿度が足りないと脱皮不全や脱水症状を起こしてしまうため、湿度は60%前後をキープするようにしましょう。

また、グリーンイグアナは昼行性になりますので、ケージ内には必ず紫外線ライトを設置してあげてください。

室内での紫外線照射の他にも週に1度日光浴をしてあげることで、病気になりにくく、体色の発色が良くなります。

*食事

グリーンイグアナは1日に1~2回の給餌頻度で十分になります。

夜に餌を与えるときには、バスキングライトが切れる2~3時間前までにごはんが終わるようにしましょう。

グリーンイグアナは完全な草食になります。

そのため、野菜や果物、イグアナ専用フードをバランスよく与えるようにしましょう。

<野菜・果物について>
果物ばかりをあげてしまうと糖分が多くなり、グリーンイグアナの肥満に繋がってしまいます。

果物を与える場合は、基本的におやつ程度にあげるか、1回の餌の5%以内に抑えるようにしてあげてください。

主食の野菜ですが、野菜であればなんでもいいというわけではありません。

アクの強い野菜はさけ、カルシウムとリンが2:1の割合になるような野菜が理想ですが、カルシウムはなかなかとることが出来ないので、別にカルシウム剤をエサにかけてからあげると良いとされています。

おすすめの野菜はこちらです。

・小松菜
・青梗菜
・大根の葉
・たんぽぽの葉
・もやし
・たんぽぽなどの野草

たんぽぽなど外からとってきた野草は除草剤や排気ガスが掛かっていることがありますので、よく洗ってから与えるようにしてください。

これ以外にもかぼちゃやニンジンなどを薄くスライスしてあげるのも良いです。

グリーンイグアナは餌が色鮮やかなほうが食いつきが良いとされているので、彩りも考えてみるようにしましょう。

<イグアナフードについて>
最近では、ペットショップにイグアナ用の人工フードが用意されています。

毎回野菜を用意することが出来ない方や、餌代を抑えたい方にはおすすめのフードです。

しかし、イグアナフードは全てのイグアナが必ず食べるわけでもありません。

小さい頃からフードに慣れさせられている個体であれば問題なく食べますが、そうでない個体の場合は慣れさせることからしなくてはなりません。

この際には、野菜にふやかしたイグアナフードを混ぜながら、少しずつ慣らしていくようにしてください。

グリーンイグアナがかかりやすい病気は?

グリーンイグアナが長生きするための秘訣として「飼育環境」と「食事」を挙げましたが、病気やなにか体の異変に早く気付くことも長寿の秘訣です。

そのため、グリーンイグアナがかかりやすい病気をご説明していきます。

*クル病

カルシウムやビタミンが欠乏し、骨が柔らかくなり変形してしまう病気。

尻尾や背骨の変形から気付くことが出来る。

*代謝性骨疾患

カルシウム・マグネシウム・リン・ビタミンなどが欠乏したり、代謝異常によっておこる骨の病気です。

こちらも骨の変形や、骨折、四肢や尾の痙攣や麻痺という症状があり、気付くことが出来ます。

また、急な食欲不振・拒食、電気の喪失、歩行困難などでもこの病気の可能性があります。

*外傷腫瘍

ケージなどにぶつけて出来た傷が化膿し、腫瘍になってしまう病気です。

こちらも腫瘍が見てわかるので、気付くことができます。

*寄生虫

寄生虫に感染すると、拒食を起こしたり、食べたとしても下痢を起こし、どんどんと痩せていきます。

*熱中症

真夏だけでなく、季節の変わり目に起こしやすいと言われています。

ぐったりとしていたり、水分がしっかりととれていない場合は熱中症になる可能性があります。

かかりやすい病気の代表的なものをいくつかあげましたが、これ以外にも罹りやすい病気はたくさんあります。

爬虫類、特に大型のトカゲであるグリーンイグアナをみてくれる病院は少ないため、気付いてからすぐ病院を探しても、なかなか病院が見つからないこともあります。

そのため、早く病院にかかれるように、前もって病院を探しておくことも1つの方法です。

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グリーンイグアナの寿命の平均は?【まとめ】

15年くらい生きるといわれているグリーンイグアナですが、長生きしてもらうためには飼い主の努力と気付きが必要です。

言葉を言える人間や、体の不調を訴えることが出来る犬猫と違い、爬虫類は体の不調を隠す傾向があると言われています。

筆者も1度ヒョウモントカゲモドキを寄生虫の感染により亡くしてしまいましたが、元々食いムラがあった子だったので、正直痩せて下痢が始まるまで全く分かりませんでした。

爬虫類の体調管理は飼い主によりますし、飼い主が早く気付くことが出来れば出来るほど、個体は長生きしてくれると思います。

日々の様子を観察しながら飼育環境と食事を見直しながら向き合ってあげてくださいね。

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