福豆の賞味期限切れでもOK?残りの有効な大量消費法をご提案!

節分の日に使う豆を、福豆といいます。福豆は、煎った大豆でできています。

豆には、古くから精霊が宿るとされていました。さらに、火にはお祓いの効果があるとされていたことから、煎った大豆はお祓いをした聖なる豆、『福豆』とよばれているのです。


この福豆を、節分の日に食べきれずに余らせたことはありませんか?1袋100グラム入りのものを買うと、300粒近く入っています。

1人暮らしの方、小さなお子様のいらっしゃるご家庭では、1日で使いきるにはなかなか大変な数です。

この福豆にも、賞味期限があることをご存じですか?

未開封の場合は、半年~1年ぐらいです。しかし、開封してしまうと、できるだけ早く食べてしまわないといけません。

今回は、福豆の賞味期限についてみていきましょう。



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賞味期限とは

始めに、賞味期限について確認しておきましょう。

賞味期限とは、「おいしく食べられる期限」のことをいいます。スナック菓子やインスタント食品、缶詰や調味料など、傷みにくい食品に使われています。

未開封の状態で、保存方法を正しく守っていれば、賞味期限内はおいしく食べられる、ということですが、期限が切れたからといって、食べられないということはありません。

なぜなら、賞味期限は、余裕を持たせた期限決めがされているからです。

例えば、本来なら、6か月持つところを、より安全に食べてもらうために4か月で期限が切れるように表示をする、ということをしています。

しかし、期限が切れても食べられることは食べられますが、味や品質が時間とともに落ちていくことは避けられませんので、早めに食べることが大事であることには変わりありません。

福豆が賞味期限切れの場合は食べられる?

ある日、節分の日に使い切れなかった福豆をお家の戸棚から発見!「賞味期限が切れているけど、食べられる?」というような経験はありませんか。

答えは、ある一定の期間は食べられます。しかし、賞味期限が切れてから半年以上経っているような物は食べることはおすすめしません。

もし、賞味期限が切れてから数か月の物で、食べてみようと思ったら、以下のことを確認してから食べましょう。

①見た目
②臭い
③味

見た目

見た目についてですが、カビが生えていないか、変色していないか、ということに注意してください。

真空パックのものであっても、保存状態によっては、カビが生えたり、変色してしまったりします。酷い時には、虫がついていることもありますので、豆をよく観察してください。

臭い

カビ臭かったり、変な臭いがしていたら、食べるのはやめましょう。

できれば、見た目と臭いくらいで判断していただきたいと思っていますが、難しい場合もあるので、1粒くらい食べてみましょう。酸っぱい味がしたら、腐っている証拠なので、食べないでおきましょう。

食べるのが怖い場合は、豆を水に浸けてみましょう。

柔らかくならなかったら腐っているので、食べないでください。



残った福豆で福茶を作ろう!

残った福豆の有効活用として、福茶をご紹介します。

梅干しと昆布、福豆を3粒入れてお湯を注ぐだけの簡単な物ですが、その由来は平安時代にまでさかのぼります。

村上天皇の時代(926~967)、都で疫病が流行っていました。

その現状に心を痛めていた空也上人というお坊さんが、十一面観音像を掘りました。

その観音様にお供えしたお茶を疫病に苦しむ人々に振舞ったところ、病から回復していきました。

この話を聞いた村上天皇が、このお茶を「皇服茶」と命名し、万病予防のために毎年飲まれるようになりました。

この「服」が「福」と通じるとされ、「福茶」として庶民にも広まり、無病息災を願って、新年に飲まれるようになった、というありがたい由来があります。

福茶レシピ
・福豆(3粒)
・塩昆布または昆布佃煮(適量)
・梅干し(1粒:種は取り除く)
・湯(180cc)
これらを全部湯呑に入れて、出来上がり!簡単ですが、昆布と梅の旨味がきいていて、おいしいですよ。

福茶以外にも、豆ごはんにするなど、福豆の活用術はいろいろありますので、試してみてください。



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福豆の賞味期限切れでもOK?【まとめ】

今回は、福豆の賞味期限についてみていきました。
福豆は、賞味期限を余裕を持った期日で表記されています。

未開封であれば、半年から1年です。そのため、期限が切れたからといって、直ぐに食べられなくなるわけではありません。

しかし、一旦、開封してしまうと早く食べなくてはいけませんし、未開封であっても腐っていきます。

食べられる?と疑問に思ったら、豆を実際に見て、嗅いで、味見して確認してみてください。

いずれにしても、福豆は、縁起物です。賞味期限内においしく、ありがたく食べていただきたいものです。