豆まきに落花生の地方はどこ?地域による違いや由来を解説!

私は小さい頃から、節分の豆まきでは煎った大豆を使っていました。

最近では、片付けの面倒さから、小袋に入った大豆を1人2~3袋まいて終了です。

さて、この節分の豆まき、いったいいつから始まったのだろうと由来を調べてみる中で、落花生を使う地方があるということを知り驚きました。


もちろん、その地域の方々は反対に「大豆を使うの?」と驚いているのかもしれません。

そこで今回は、豆まきに落花生を使う地方はどこか!?
なぜ、地域によってことなってくるのか!?

という疑問を、豆まきの由来と併せて探っていきたいと思います。



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豆まきで落花生を使う地方はどこ?

節分の豆まきで落花生を使う地方は、北海道・東北で、それ以外は大豆という統計結果が多いようです。

関東の一部の地域では落花生を使うということから、境界線は東北と関東周辺ということになるでしょうか。

ご理解いただきたいのは、ここでまとめた落花生を使う地方、大豆を使う地方の境界線は、ざっくりと大きく分けた地方です。

細かい地域による風習の違いや、家族・親族の誰かが故郷から持ち込んだ風習、好みの問題などもあって「ウチはその境界線理論に当てはまらない!」という場合もあるかもしれませんね。



豆まきで落花生を使う理由

では、節分の豆まきで落花生を使うようになったのにはどのような理由があるのでしょうか。

主に落花生を使う地方である北海道・東北の多くは節分の時期には雪が積もっていることがほとんどです。

そのため、そとにまいたときに見つけやすいという理由から、落花生を使うようになったという説が有力なようです。

確かに、雪の中、白っぽい大豆を1粒1粒探し出して掃除するのも大変ですし、そのまま放置するわけにもいかないですからね。

この理由から考察すると、南九州(鹿児島、宮崎などの一部)でも落花生を使う地域があるらしいのですが、これはもしかしたら南九州地方は桜島などの活火山から降ってくる火山灰で覆われる地域なので、見つけやすい、掃除しやすいようにと落花生になったのかもしれませんね。

いえ、これは何かの文献から調べたものではなく、私の単純な考察から出てきた説ですが。


節分の日に豆まきをするようになった理由

地方によって大豆を使う地域、落花生を使う地域があることはわかりましたが、そもそもなぜ、節分の日に「豆まき」をするようになったのでしょうか。

季節の変わり目(節分)の日には邪気(鬼)が生まれるため、その鬼を祓い無病息災(福)を祈って「鬼は外、福は内」というかけ声とともに豆をまく風習ができたようです。

鬼を祓うためなら何も「豆」をまかなくても良いのでは?
砂でも石でも何でもよいのでは?

と感じてしまいますが、古来から日本では穀物は邪気を祓うものと位置づけされていて、特に大豆には魔除けの意味があると言われていたことから「豆をまく」風習になったようです。

この「豆」を更に見つけやすいなどの理由からアレンジして利用されたのが落花生だということでしょう。

他にも諸説あるのですが、興味深い説としては、「魔物の目を狙って投げつけて追い払う」ということから「魔」「目」の「まめ」を使うようになったというものがあります。


古来の人々はことば遊びが上手でしたからね。




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豆まきに落花生の地方はどこ?【まとめ】

この記事を読んで
「え?落花生を使う地域があるの?」
「え?大豆を使う地域があるの?」
のどちらを感じましたか?


私は煎った大豆を使うことしか知らなかったので、落花生を使う地方があることに本当にびっくりしました。

今回、豆まきになぜ落花生を使うのかということを調べてみて納得。

実際に落花生をまいている映像を見て更になるほど納得。

落花生は扱いやすい!

次の節分の日には落花生を使うのも有りかな、と思った次第です。