恵方巻きはなぜ無言で食べる?ルールや食べきるコツも解説!

恵方巻きを食べるのは、その年に縁起の良いとされている方角を向き無言で食べるという節分の日の習慣です。

最近になって流行りだして戸惑っているという声も多く耳にしますが、大阪では古くからこの風習があり、近年になって広島のコンビニが「恵方巻き」を販売したことにより全国への広まりが加速されたと言われています。


ただ、なぜ無言で食べるのか理由もよくわからないまま、なんとなくこなしているという人も多いのではないでしょうか。

「恵方巻きはなぜ無言で食べるのか?」

由来を知ればルールも守れる!恵方巻きのルールとその由来をまとめていきましょう。



スポンサードリンク



恵方巻きはなぜ無言で食べる?食べるときのルールとその由来

その年の縁起の良い方角を向いて食べる

節分の日に縁起が良いとされる太巻き(恵方巻き)を、その年の縁起の良い方角(恵方)を向いて食べるのが基本です。

恵方に向かってする事はすべて大吉になると言われていることから始まったとされていますが、この恵方は歳徳神(としとくじん)といわれる神様がいる方角で、毎年変わるので気をつけましょう。

無言で食べる

恵方巻きを食べるときは無言で食べます。

途中で話す(=離す)と福が離れるということからこのルールがあるようです。

なぜ無言で食べるのか、由来がわかって納得です。

1本丸ごと食べきる

恵方巻きは切ったりせず、1本丸ごと食べきるのが良いとされています。

これは「縁を切らない」「1本食べ終わるまで口から離さない=福を逃がさない」ということからきているとされています。

恵方巻きを食べるときは以上の3つのルールで食べる決まりがあります。

縁起の良い方向を向いて福を逃がさないように黙って1本丸ごと食べれば、その年の幸せや無病息災を願うことに利益がありそうですよね。

恵方巻きを無言で食べるときのコツ

なぜ無言で食べるのか、その由来はわかったものの、無言で食べる上に1本丸ごと食べきらなければならないということで、更にハードルが高くなったような・・・

というわけで、恵方巻きを無言で1本丸ごと食べきる為の最大のコツは「食べきれるサイズ」「こぼれにくい具材」のものを選ぶということです。

基本の恵方巻きは縁起の良い七つの具材の太巻きとされていますが、ここにこだわる必要もないようなので、最近では子どもが好みやすいお肉や納豆を使ったものや、刺身を使ったもの、野菜中心のものや天ぷらなど、アレンジされたものがたくさんあります。

その中でも、鉄火巻きのようなしっとりと程よくまとまる具材はポロポロとこぼれにくいので、気にせずに食べきれるでしょう。

また、太巻き1本を無言で食べきるには自信がないという人は、ハーフサイズのものや細巻きタイプのものを選びましょう。

そして、手元におしぼりなどを置いて、崩れてもこぼしても片手は恵方巻きを持ち続けていられるように環境を整えておきましょう。


恵方巻きを食べながらどんな願い事をする?

恵方巻きはなぜ無言で食べるのか、それは「福を離さないため」というのが大きな由来でしたが、この「福を離さない」ということは願い事をする上でとても大事なことなんですね。

どんなに祈っても願っても、福が離れるということは願い事は叶わないということと同じ事です。

無言で食べながらその年の幸せを願うということが、旧暦で一年のはじめとされる節分の日に適した願い事のようですね。



スポンサードリンク



恵方巻きはなぜ無言で食べる?【まとめ】

私は大食いなので、太巻き1本を丸ごと食べることにはなんら問題はありません。笑
でも「無言」となると中々難しいんですよね。

何かハプニングが起きたときや、途中でお茶が飲みたくなったり、どうしても口から離してしまいそうになるんです。

ですが、なぜ無言で食べるというルールがあるのか、その由来がわかった今、やはり何がなんでも無言で食べきりたいと思うので、ハーフサイズで喉に詰まりにくい具材のものを選ぼうと思います。

皆さんも、恵方巻き選びのときにはその辺りを考慮してみてはいかがでしょうか。