出雲大社の参り方って?御砂をいただく参拝作法も解説!

縁結びの神様としても有名なパワースポット、出雲大社。
一度は参拝してみたい!という人も多いのではないでしょうか。

でも実際、出雲大社の参り方ってどうなのかな?と思ったり、キーワードに「砂」や「御砂」と出てきて疑問に思ったりした人も多いかと思います。


私自身も何度か参拝したことがありましたが、正しい出雲大社の参り方や、「御砂」について知ったのはかなり後で、早く知りたかった!!と思ったのをよく覚えています。

出雲大社は島根県出雲市に鎮座する、大国主命(おおくにぬしのみこと)が祀られる縁結びで有名な大社です。

みなさん、「いずもたいしゃ」と読まれていると思いますが、正しくは「いずもおおやしろ」と読むんです!

私もお恥ずかしながら、つい最近知りました…

出雲大社にはいくつもの社がありますが、基本的には「反時計回り」で参拝し、作法は「2礼4拍手1礼」

この2点は最低でも押さえておくことをおすすめします!


「御砂」については出雲大社の「素鵞社」(そがのやしろ)という社の床下にある「御砂」のことを言います。

この「御砂」にはとてもご利益があり、いただいてお守りにしたり、家屋や田んぼ、畑などに撒き清めたりすることにより、神様に守っていただけるそうなのです。

今回は、正しい出雲大社の参り方や、「御砂」をいただく正しい参拝作法、「御砂」をいただいてから自宅で行うこと等を詳しく説明していきたいと思います。




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出雲大社の参り方

出雲大社の参り方には、いくつかのポイントがあります。

初めてお参りする人も何度目かのお参りの人も、ぜひ確認してから出雲大社でお参りしましょう。

出雲大社の参り方 参拝の順番

1 宇迦橋(うがばし)の鳥居
2 勢溜(せいだまり)の鳥居
3 祓社
4 祓橋
5 手水舎
6 銅鳥居
7 拝殿
8 八足門
9 東十九社
10 釜社
11 素鵞社(すがのやしろ)
12 氏社
13 氏社
14 西十九社

このように、出雲大社には多くの社があります。

基本的に、拝殿を参拝してからは「反時計回り」に参拝するのが正しいお参りの方法とされています。


出雲大社は本殿には入ることができませんので、基本的には⑦拝殿で参拝するのが一般的です。


本来であれば、⑧八足門が本殿に一番近いですが、こちらは正月三が日や祭典などの特別な日しか解放されていません。

一部のご祈祷を受けられた人や、ツアー等を行っている場合は入ることができるようですので、八足門で参拝されたい方は、事前に要チェックです!

また、参拝の作法としては、他の社は「2礼2拍手1礼」に対し、出雲大社は「2礼4拍手1礼」が正しい作法となっていますので要注意です。



「御砂」をいただく参拝作法

出雲大社では、「素鵞社」の床下にある「御砂」にとてもご利益があり、その「御砂」をいただいて帰ると、神様に守っていただけるといわれています。

「御砂」をいただくにも正しい手順がありますので、ご紹介しますね。

「稲佐の浜」で砂を掻きとる。

出雲大社にお参りに行く前に、出雲大社から約1.4㎞離れた「稲佐の浜」へ行き、砂浜の砂を、持参した袋や容器に入れてください。

量は大体コップ半分くらいで十分だと思います。

砂をとった場所は、きちんと平らに整えることをお忘れなく。

「稲佐の浜」は、日本神話の「国譲り」や「国引き」で知られる有名な浜です。

また、神在月に全国の八百万の神様をお迎えする浜でもあります。
「弁天島」という小さな島があり、その島の上には小さな祠と鳥居があり、とても風情のある浜です。

日本海に沈む夕日も見ることができ、神聖な場所で個人的にはおすすめの場所です!



「素鵞社」で参拝する際、「御砂」を奉納する。

 「素鵞社」で参拝した後、「素鵞社」の左側から裏にまわり、床下にある木箱に奉納します。


「御砂」をいただく

 「素鵞社」で砂を奉納したら、同じ木箱の中の乾いた砂をいただきます。

 本来は、奉納した砂を1年後にいただくそうですが、なかなか1年後に再びお参りに行けない方も多いですよね。
 そのため、「稲佐の浜」でとってきた砂と交換するという形で、「御砂」をいただくようになったようです。

 いただく際は、奉納した砂よりも少なめにいただくのが良いとされています。
 また、木箱にはスコップ等はありませんので、ご注意くださいね。



最後に「素鵞社」の正面にまわり1礼






いただいた「御砂」を持ち帰ってから


「素鵞社」でいただいた「御砂」。
神様に守っていただけるよう正しく扱いたいですよね。

お守り袋などに入れて持っておく
マンション住まいの場合、部屋の四隅に置く
戸建ての場合、自宅の敷地の四隅に置く
田んぼや畑の場合、全体の四隅に置く

という方法があります。
該当する方法で、正しく「御砂」を扱いましょう!



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出雲大社の参り方【まとめ】

今回は、出雲大社の参り方と「御砂」をいただく参拝作法について詳しく説明してきました。

出雲大社の参り方は、移動範囲も広いため、「大変かな…」と思う人もおられると思います。

私も極力歩きたくない人なので、そう思っていました(笑)

しかし、出雲大社前の神門通りには様々なショップが立ち並び、ショッピングや食べ歩きも楽しめます!!


近くには、古代出雲歴史博物館もあり、出雲大社についてより理解を深められますよ!



ご家族でもカップルでも。お友だちとも、もちろんお一人でも楽しみながらお参りできるはずです。

縁結びで有名なパワースポット、出雲大社へぜひ参ってみてはいかがでしょうか。