金閣寺の金箔は何枚使われている?貼り方・張り替えはいつ行われたかを解説!

四季折々の情緒が味わえる金閣寺。

見る人の心を一瞬にして奪ってしまうほど、絢爛豪華な金閣寺に一度は足を運んでみたいと思いますよね。

金閣寺の金箔は何枚貼られているのか?想像もつかないくらい、沢山の金箔が使われているのでしょうね。


今や、世界の観光名所として世界遺産にも登録されている金閣寺ですが、1955年の再建前の金箔はほとんど見られなかったともいわれています。

地味な金閣寺?想像がつきませんね。

金閣寺が建立されてから600年余り、金閣寺はどのような風景を映しだしてきたのでしょうか?

そう考えると、金閣寺はますます見逃すことができない観光スポットのひとつになるのではないでしょうか?

では、金閣寺の謎を探っていきましょう〜!



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金閣寺の金箔は何枚使用されているの?

金閣寺の金箔の枚数のことを調べるとしたら、修学旅行で訪れた学生さんが課題のひとつとして調べたりすることはあるでしょう。

普段はあまり、金箔の枚数のことなどは考えたりしないと思います。

しかし、なかには実際に金閣寺の金箔は何枚使用されているのだろ?と疑問に思う人もいるはず!なんと私もその一人です!!!エヘン!!

金閣寺に貼られてある金箔の枚数は、20万枚といわれています!!

重さにして20㎏!!
大変ボリュームのある枚数ですよね。

でも正直……ピンとこない数でもあります。

それはさておき、金閣寺は火災の後に1955年に再建されました。

そのとき2㎏の金箔が使用されたとのこと。

そして、1986年から始まった大改修では、再建当初の10倍の重量20㎏・枚数20万枚の金箔が使用されたのです。

現在の金閣寺も、20万枚もの金箔が貼り付けてあるそうです。

金箔入りのお酒や化粧品でもスゴいと思うのに、スケールが違いますね。



金箔が貼られている理由は?金閣そのものがお釈迦様の骨を収める器だった?!

金閣寺に金を取り入れた理由は、足利三代将軍義光が公家よりも身分は上であるということを誇示するためといわれています。

その他の理由として、金は昔から「衰えない」とか「不老不死」などと伝えられていたことから、「我が足利一族は不滅である」と世に知らしめるために金を使ったとか…。 

また、義光は金閣寺に金を惜しみなく施すことで、現世に極楽浄土を作ったとか…。

たくさんの理由があるのですが…。

しかし、なるほど〜という理由がもうひとつあったのです⁉

金閣寺の三階には舎利という「お釈迦さまの骨」が安置されており、経典によると骨は金色の器に大切に収められています。

つまり、金閣そのものがお釈迦さまの骨を収めている器として表現したということだったのです!!

理由はさまざまですが、当時の義光の一番の目的はなんだったのでしょうか?

タイムスリップして、義光本人に聞いてみたいですね!



金箔の貼り方は?張り替えはいつ?

金箔を貼るとき漆がノリの代わりを果たします。

日本古来より漆は、工芸品や民芸品の代表的なものとして人々の暮らしに根付いてきました。

そんな漆が金箔を貼るときに重要な役目を果たしていたとは!!

貼り方は、いたってシンプルで金箔を貼りたいところに漆を塗り、そこに金箔を貼るという工程ですが、ゆがんだりしたら大変そう!!それに漆にかぶれてしまうし、簡単そうだけどやはり熟練された職人さんが一枚一枚ていねいに貼られたのでしょうね。

金閣寺は幾度となく改修工事などが行われてきました。

金箔の張り替えも3回張り替えが行われています! 

1950年の再建されたとき
1986年〜1987年の大改修のときで「昭和の大改修」として話題にもなりました!
2003年の全面改修のとき

金閣寺は1950年に火災で焼失していますが、それ以前に使われていた金箔はどうだったのかは不明…。

建てられてから約600年余り…、金色の姿を保つことはなかなか難しいようですね。

金閣寺の値段は???サラリーマンの生涯年収で金閣寺は建てられる!?

金閣寺の金箔の値段は、なんと1億4000万円!!

あくまで、金箔だけですよ~!!

金閣寺は1955年の再建から11回の改修などが行われていますが、1986年からの大改修のときは総工費だけでも7億4000万円の費用がかかりました。

特にこのときは、バブルにより値段が高騰し、使用された金箔も5倍の厚さにしたことから、さらに値段が跳ね上がることに!!!!

サラリーマンの生涯年収が大学卒で2億9000万円とされていますが、いかがでしょうか?
到底、わたしには手がでないよ〜。

眺めるだけで〜すwww

寄付金や国からの補助金もあったということですが、莫大な資金が必要になりますね。



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金閣寺の金箔は何枚?【まとめ】

金閣寺に使用されている金箔は20万枚!

金箔が使われている理由はいろいろありますが、金閣そのものがお釈迦さまの骨を収める器とみなしているため、ふんだんに金箔を貼っています。

貼り方は金箔を貼る部分に漆を塗って張りつけるシンプルな作業ではあるが正確さが求められ、張り替えは1955年の再建から3回行われました。

金箔の値段は1億4000万円也!!

昔も今も、美しく保つためには、沢山の時間とお金が必要なのかな?と考えてしまいました。

たまに、景観を損なうような残念なニュースもありますが、美しい金閣寺がいつまでも保てるように拝観したいものですね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。