伏見稲荷はなんの神様がお祀りされているの?どんなご利益があるのか?

皆さんは、神社にお参りするとどんな願い事をしますか?

学生さんだと勉強や部活動のこと、社会人の人なら仕事や結婚のこと、もっと年を重ねると家族の健康や幸せと、段階ごとに願い事も少しずつ違ってくるのではないでしょうか?

そんな願い事を叶えてくださる神様がいらっしゃる神社こそが、京都の伏見稲荷です。



この伏見稲荷は、千本鳥居がかなり有名で肝心の神様は?

そう!!伏見稲荷は沢山の神様がお祀りされているのです。

そんなこと知っとるで〜と思われた人も、今回はもう少し詳しく神様のことをご紹介したいと思います。

ぜひ最後までお付き合いください。



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伏見稲荷の神様はスゴイ!

伏見稲荷は、1300年の歴史があり、奈良時代に稲荷山に稲荷大神様が鎮座されたことから始まり、江戸時代には「願いが通るように」「願いが叶った」というお礼を込めて、鳥居の奉納が広まりました。

以後それは千本鳥居として有名になっていくのです。

さて、そんな伏見稲荷ですが、なんの神様がお祀りされているのか?

それは「宇迦之御魂神(うかのみかたのかみ)がお祀りされ、また「宇迦(うか)」とは穀物という意味を表します。

つまり、「五穀豊穣の神様」として、人々に深く厚く信仰されてきました。

また、商人が伏見稲荷を信仰し大成功したことから「商売繁盛の神様」としても崇められてきたのです。



伏見稲荷はなんの神様

商売編

伏見稲荷の神様は商売繁盛の神様として、全国各地の会社、工場、業者などからも参拝や鳥居の奉納があるようです。

商売にご利益がありそうなお社などをご紹介しましょう。

※大杉社
稲荷山の中腹にあるお社ですが、木が御神体となっているようで、工務店さんの参拝が多いそうです。

※白瀧社
白蛇は家の守り神ということで、建築店や建材店の参拝が多いそうです。

稲荷山の中腹にあり、東山トレイルコース方面にあります。

※三徳社
衣食住の三徳を表し、特に魚関係の業者さんが多く参拝されるそうです。
四ツ辻と新池の近くにあるお社です。


※御剱社(みつるぎしゃ)
長者社(ちょうじゃしゃ)とも呼ばれ、謡曲としてよまれた小鍛治と子狐丸のゆかりの処とも。

三条小鍛冶宗近と神の使いであった子狐丸(童)がつくりあげた刀が、実際に存在するそうです。

花火が打ち上げられたときに「かじや〜」「たまや〜」と聞いたことがありませんか?
この掛け声はここからだとか…

山頂手前になりますが、剱に似た大きな石も特徴です。



健康編

※根上り松( 値上り)
足腰の病にご利益があり、また証券・金融関係者の参拝が多いそうです。
奥社奉拝所の近くにありますよ。


※薬力社
無薬祈願の神様ともいわれています。

いろいろなお薬がありますが、なるべく薬に頼らずに健康で過ごしたいものですね。



※おせき社
喉の神様ともいわれています。

喉がイガイガ、ゴロゴロすると調子がくるってしまいますよね。

なんと役者の名前の書かれたのれんが多くみられるとか‼

やはり、役者は声が命なのでしょうか?

気になる役者ののれんが見つかるかも。

山頂手前にあり、近くに傘杉社もあります。



※眼力社
眼病平癒や予防祈願の神様で、大杉社が近くにあります。



※めりこべ地蔵
歯痛平癒と予防の地蔵尊です。
歯が痛いのは、耐えられませんね。
歯磨はきちんとしていますか?
本殿から少し離れた場所にあります。



学問・勝負編

※東丸神社
学問の神様です。

学生さんに限らず、勉強に励んでおられる人はお参りしたい神社ですね。
本殿近くにあり、すぐにお参りできますよ!


※傘杉社
受験生の参拝が多いようです。

大学受験などにチャレンジされる人は、運動と気分転換を兼ねてお参りすると、勉強もはかどるかも知れません。

随分と上の方に登っていきますので、こつこつ一歩一歩頑張ってくださいね。



※熊鷹社
勝負事の前にお参りするといいそうです。

あなたの勝負事は何ですか?

新池の近くにあります。



ほかにもこんな神様編

五穀豊穣、産業興隆、家内安全、交通安全、芸能上達などの神様がお祀りされています。

特に縁結びの神様は、良縁、就職、いろいろな人とご縁を結んでくれるご利益があるそうです。

荒木神社に、「口入稲荷」という三体のきつねの人形が販売されています。

着物をまとったきつねが三体並んだ置物で、お値段は5000円‼。

ちょっとお高いと感じた人は、三体のきつねが施されたストラップやお守りカードも販売されており、値段は800円ですよ。

ちなみに私は、ストラップを持っていてカバンにぶら下げています。

新しい出会いが沢山あり、ご利益効果かも知れません‼



伏見稲荷のきつねの意味とは?

伏見稲荷といえば、きつねも象徴のひとつなのではないでしょうか?

主祭神がきつねに思われがちなのですが、伏見稲荷のきつねは神様のお使いなのです。
「眷属(けんぞく)」とも呼ばれています。

なぜ、きつねが神様のお使いになったのか?疑問に思うところですが、伏見稲荷は五穀豊穣の神様として、農事に深く関係しているそうで春から秋にかけて行われる農業は、「田ノ神」「山ノ神」と人々に崇められてきました。

きつねも同様に同じ時期に姿を現し、「田ノ神」「山ノ神」の案内を担う役割と考えられるようになり、伏見稲荷の神の使いとされたといわれています。

きつねはきつねでもただのきつねではなく、白虎(びゃっこ)と呼ばれ、人々の目には見えない霊獣だとか‼

何とも神秘的ですね。



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伏見稲荷ってなんの神様がいるの?【まとめ】

伏見稲荷の神様は、さまざまな神様がお祀りされ、それぞれのご利益を授かることができるのです。

もともと、五穀豊穣の神様として農事を起源として始まったことから、きつねがその時期に合わせて人々の前に姿を現し、神の使いとして大切に崇められてきました。

長い歴史の中で、今尚人々の心に根付き信仰を集める、伏見稲荷は「お稲荷さん」と親しくよばれ、参拝者が後を絶ちません。

これからも、伏見稲荷は変わらず身近に神様を拝める場所として、これからも大勢の人々で賑わう神社であってほしいものです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。