老神温泉の泉質って?!特徴やphについても詳しく解説!

老神温泉は群馬県の北東部にあり、13件前後の温泉宿と1件の日帰り入浴施設があります。

関越自動車道沼田ICより国道120号経由にて約20分の距離にあり、金精峠を抜ける日光に近い場所でもあります。


泉質は、単純温泉でこの泉質の特徴は肌触りが柔らかくすべすべした感じの癖のない温泉で名湯と言われる源泉が多く、下呂、道後、湯布院なのがそれにあたります。



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老神温泉の開湯伝説

むかしから、「脚気川場に瘡老神」といわれており、できものや腫れ物に効き目があると湯治客で賑わっていました。

老神温泉には、かつて神々の国だったころ、群馬赤城山の神が大蛇に、栃木二荒山の神は大ムカデに化身して、神域をかけて戦場ヶ原で激しく争いました。赤城山の神は矢傷を負い、何とか赤城山の麓までにげました。

傷ついた赤城山の神が矢を抜き、地面に突き刺すとそこから湯が沸きだし、この湯を浴びると矢傷が癒え赤城山の神が二荒山の神を追い返したという開湯伝説が残っています。

神を追い返したことから、追い神が転じて老神となったと言われています。
神々の開湯伝説がある温泉って、なにかとっても効能がありそうですね。


単純温泉とは

温泉水1㎏中の溶存物質量(ガス性のものを除く)が1,000mg未満で、湧出時の泉温が25℃以上のものです。

このうちph8.5以上のものを「アルカリ性単純温泉」と呼んでいます。アルカリ性単純温泉は肌触りが柔らかくすべすべした感じの癖のない温泉です。
俗にいう、「美人の湯」とは、このph値が高いものを言ったりしています。


老神温泉の源泉

老神温泉のホテル・旅館13件と日帰り温泉施設は、すべて源泉を使用しています。現在8つの源泉があります。

源泉地の場所が違うことから源泉によって色・匂い・成分がちがいますが、ほとんどの宿が湯を混合(ブレンド)させ利用しているため、宿によっての泉質楽しめます。なお、湯めぐり手形を購入すれば3箇所の湯めぐりができます。


老神温泉の源泉と泉質

・老神1号泉  アルカリ性単純温泉・アルカリ性低張性高温泉
・老神2号線  単純硫黄温泉・弱アルカリ性低調性高温泉
・老神3号泉  単純硫黄温泉・弱アルカリ性低張性高温泉
・老神5号泉  単純温泉・アルカリ性低張線高温泉
・老神7号泉  単純硫黄温泉・アルカリ性単純硫黄温泉
・老神8号泉  単純硫黄温泉・中性低低張性高温泉
・老神10号線  単純温泉・アルカリ性低張性高温泉 
・観音薬湯   単純温泉・低張性弱アルカリ性低温泉
・若乃湯3号線  アルカリ性単純温泉・アルカリ性低張性高温泉


老神温泉13の宿 源泉使用状況

・吟松亭あわしま          老神8号線、老神10号線
・老神温泉観山荘          老神7号線、老神8号線、老神10号線
・源泉湯の宿 紫水亭        老神5号線、老神10号線
・もうひとつのふる里 ホテル山口屋 老神5号線、老神10号線
・伊東園ホテル尾瀬老神 山楽荘   老神8号線、老神10号線
・仙郷               観音薬湯・老神7号線
・伍楼閣              老神7号線・若乃湯3号線
・穴原湯 東秀館          老神1号線
・ぎょうざの満州 東明館      老神3号線
・上田屋旅館            老神8号線・老神10号線
・源泉かけ流しの宿 金龍園     老神7号線・8号線・10号線
・湯元 楽善荘           老神8号線・老神10号線
・旅館 石亭            老神7号線


老神温泉日帰り温浴施設 源泉使用状況

・湯元 華亭            老神2号線




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老神温泉の泉質【まとめ】

老神温泉は、老神温泉公式サイトで源泉利用状況をしっかり公表しており、温泉に誇りを持っていますし、正直です。

豊富な源泉量がありますし、宿の数が多くないのでそれぞれの宿が、その豊富な源泉と多彩な泉質を利用し源泉かけ流しの宿が多いのが特徴です。


他の温泉地では、源泉量が少なくほとんどが沸かしたお湯ですが、源泉が少しでもはいることによって、現行の温泉法では温泉と名乗れます。どれだけ加水しているかわからないような温泉宿もあるのが実情の中です。

しかしながら老神温泉の宿の源泉は、コーヒーで例えるなら、アメリカンでなくしっかりとしたブラックコーヒーで、なおかつ、その宿によってオリジナルブレンドされているという、香りを含めてとっても素敵な源泉の泉質を楽しめます。

温泉の質に価値あり、老神温泉おすすめです。