白神山地が世界遺産に登録された理由とは?特徴や範囲を解説!

白神山地が世界遺産になった理由、いつ登録されたのか、特徴や範囲を説明していきます・

理由は、人の手が加えられていることがなく、自然な状態でブナの原生林が残っているから。


世界中でも数少ない原生林地区の1つであること。
ブナの森を中心とする生態系に、ツキノワグマ、ニホンザル、クマゲラなど希少な生物が生息しているからです。

白神山地世界遺産理由、登録・特徴・範囲を説明していくので、最後までお読み頂ければわかって頂けると思うので、最後までお付き合い下さい。



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白神山地が世界遺産に登録された理由

冒頭でも説明しましたが、人の手がほとんど加えられたことのない、自然の状態でブナの原生林が残っていることです。原生林とは、伐採や災害によって森林破壊されず、自然の状態の森林をさします。

*世界の中でも、他の地域のブナ林と違い多様性に富んでいるということ。
*ブナ林は極めて純度の高い優れた状態での保存されていること
*動物や植物の多様性で世界的に普通と著しく異なる森林であること

世界に存在するブナは11種です。アメリカやヨーロッパに分布しましたが、日本以外の多くのブナ林は氷期が訪れて、生物の多様性が凄く損なわれました。
日本のブナは、比較的暖かい南の地域に分布を広げることで、避難することができ生物の多様な生態系が、当時のまま残されているからです。


白神山地には、8000年前に現在の姿になったブナをはじめ落葉広葉樹林がほぼ原生のかたちで、なくならないで残されていることが評価され、白神山地が世界遺産に登録された理由です。


白神山地は世界遺産にいつ登録されたのか?

1993年12月世界遺産委員会で白神山地が世界遺産地域一覧表に登録されることが正式決定。

白神山地が保護対象になったのは、青秋林道建設問題が原因とした、民間団体等の自然保護運動によるところが大きいと言われ、知名度の低かった白神山地のブナ林の価値が公に認められ、青秋林道建設問題の終息を機に、世界遺産への登録に結実した側面を持っています。

余談ですが、屋久島も1993年12月に登録しています。

色々な問題があったようですけど、これからも素晴らしい生態系を維持して欲しいですね。

白神山地の特徴・範囲

白神山地の全体の面積は約13万ha、原生的なブナ林で占められている区域が約1万7千haが範囲で世界遺産に登録されている。
白神山地全体ではなく、一部分の範囲が世界遺産に登録ということになります。

特徴についても、少しお話しさせて頂きます。

白神山地のブナ林は、日本海側山頂部の標高が高くなるにつれて、ブナの幹はクネクネ曲がっています。何故かというと、日本海側から吹き上げる風雪があるからです。
厳しいのがわかります!

白神山地のブナ林は、欧州のブナ林に比べ5~6倍も植物の種類が多いと言われている。
生物の多様性という点でも飛び抜けて優れています。

白神山地の誕生は今から、約200万年前でブナ林の誕生は、およそ8千年前です。
いかに凄い所かがわかります。

ブナ林は、動物のエサとなる植物が多く、他の森林に比べて豊富な動物が生息しています。



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白神山地が世界遺産に登録された理由【まとめ】

白神山地世界遺産理由・いつ登録されたのか・特徴・範囲について説明してきました。
白神山地世界遺産理由については、奥が深い感じがします。
登録については、来年30周年を迎えます。

少しは、白神山地世界遺産理由、登録、特徴、範囲についておわかりいただけたと思います。
簡単な説明ではありましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。

是非とも一度足を運んでみてはいかがでしょうか。運ぶだけの価値はあると思います。