東寺で毎日朝のお勤めがある!費用や時間を詳しく解説‼

お寺といえば「座禅」「納経」「お焚きあげ」とか修行のイメージを持たれる人もあるかもしれません。

最近は、観光のオプションとして宿坊に泊まり、座禅や精進料理をいただくプチ修行のような日程をくまれる旅行プランなどもあります。

京都以外でも、本格的な修行の一環として、早朝からお勤め・座禅、掃除、朝食、座禅…のような日程をこなす宿泊コースも見うけられます。


東寺も修行という観点からは少し離れてしまうのですが、朝のお勤めがありそれらに参加できるようです。

今回は東寺で行われる朝のお勤めについてご紹介します。

ぜひ最後までお付き合いくださいね。



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東寺の朝のお勤めってどんなことが行われるの?

東寺のお勤めは「生身供」と呼ばれ、早朝6時から御影堂で行われます。

東寺の御影堂は、弘法大師・空海が住まいしたといわれるお堂ですが、御影堂の拝観は無料になりますので、誰でもお参りができます。

毎朝6時からのお勤め開始ですが、午前5時50分までに御影堂か、西門に来ておかなければいけないので、遅れないように注意が必要です。

初めに、10回の鐘の音が鳴り響いたあと門が開きます。

信仰のある人は、毎日参列する人もいらっしゃるそうです。

お舎利さんについて

まず、僧侶が「一の善」「二の善」「お茶」をお供えし、参列者に順次「お舎利さん」と呼ばれる仏舎利を、僧侶から頭と両手に授かります。

「お舎利さん」とは、弘法大師・空海が持ち帰ったといわれるお釈迦さまの骨(仏舎利)のことで、金閣寺などにも、舎利殿がありますが仏舎利が安置されています。

お釈迦様の存在は、平安時代からすでに偉大なものであったことがうかがえますね。

仏陀はまさに、仏教の神髄ともいえますし、弘法大師・空海もお釈迦さまの教えと共に、密教と真言宗を確実のものとしたことは、崇高な人物だったのだろうなとつくづく思ってしまいます。

この「お舎利」は午前6時20分~と、午前7時20分の2回に分けて授かることができるようです。


費用は無料

朝のお勤めの費用も無料ですので、旅行の記念に参列してみてはいかがでしょうか?

春や夏頃は、気温や気候も過ごしやすく、早朝も随分と明るいでしょう。

冬は早朝ともなると寒さも半端ありませんし、月がこうこうと照り真っ暗なこともあると思います。

東寺の朝のお勤めは季節によって状況がちがいますので、お勤めに参列される場合は、その辺も考慮されてみてもいいかもしれません。

また、東寺の境内には高野山遥拝所がありますので、この場所から高野山に向かってお参りできます。

もちろん直接お参りできるわけではありませんが…

遥向こうの高野山のお寺に向かってお参りできる場所なのです。

弘法大師・空海は、東寺を根本道場、高野山を修禅道場として定め、62歳の時に高野山に入定されたとのことです。



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東寺の朝のお勤めとは?【まとめ】

お大師さんともよばれ、今なお信仰されている人は多くいらっしゃいます。

朝のお勤めも、毎日参列される人もあり、地元の方々にも深く信仰されていることがうかがえます。

毎日行われているようですので、早朝からのお勤めといえども継続することは容易ではありません。

地元の人の弘法さんに対する思いは、本当に大きいものなのですね。

ちなみに私は4月21日生まれなのですが、祖母が弘法大師・空海の信仰があつく、東寺や高野山によくお参りしていました。

私が生まれた地元のお寺にも、弘法大師・空海と安産のお守りである子安地蔵さまがお祀りされていたのですが、21日にあやかりそして、子安地蔵さまの「安」を授かり「安子」と命名したとのことです。

これは決して作り話ではありません。

いかにして、弘法大師・空海の信仰は人々に根付いてきたことが分かります。

ありがたい名前なのだよと、小さい頃から聞かされたものです。

わたし自身も、21日というのは「弘法さんの日」と自然と思ってしまいます。

ちなみに21日に生まれていなければ「順子」と命名されていたとかWWW

最後までお付き合いいただきありがとうございました。