野毛山動物園が無料の理由は?どのように運営しているのか徹底分析!

横浜のみなとみらい地区に入園料無料の野毛山動物園があることはご存じですか?

動物園が無料とは驚きですよね。無料であるのに動物園の人気者、ライオンやキリンをはじめ約92種の動物がいます。

多くの動物がいるのになぜ入園料が無料なのでしょうか?入園料無料でどうやって運営しているのでしょうか?動物のエサ代や運営費用はどこから捻出しているのでしょうか?

開園当時の市長の思いが今も受け継がれていることや、公益財団法人の運営であることに無料の理由があることが分かりました。無料の理由を詳しく説明していきます。

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入園料無料の理由は?野毛山動物園の歴史と市長の思い

野毛山動物園はHPの案内にある通り「誰もが気軽に訪れ、楽しめる動物園であり、小さな子どもがはじめて動物に出会い、ふれあい、命を感じる動物園」をコンセプトにしています。

1964年(昭和39年)前身である野毛山遊園地の地下に貯水池を設置したことから横浜市の所有の動物園になり、当時の市長の「誰でも気軽に動物園を楽しんでほしい」という意向から、現在まで入園料無料で運営しています。

入園料無料なので気軽に遊びに行きやすいですね。

2021年(令和3年)4月に開園70周年を迎えた野毛山動物園は長きにわたり横浜市民に親しまれてきました。

野毛山動物園は入園料無料でどうやって運営しているの?

野毛山動物園は公益財団法人横浜市緑の協会が運営しています。

公益財団法人とはなんでしょうか。まず公益財団法人について簡単に説明します。

公益財団法人とは営利を目的にしている株式会社とは異なり、公益を目的とする事業を行う法人のことです。

公益とは公益認定法により学術、技芸、慈善その他の公益に関する23種の事業であって、不特定かつ多数の者の利益の増進に寄与すると公益性の認定を受けたものです。

簡単に認められるものではありませんが、公益財団法人として認定されると社会的な信用が厚く、寄与が集まりやすくなることや、税制上の優遇措置を受けることが出来る等のメリットがあります。

公益財団法人は、活動資金の調達手段として基金制度が設けられています。法人の活動に賛同してくれる人を募り、お金や財産を法人に提供してもらうのです。

ちなみに基金は寄付金とは違い一定の要件のもと返還義務があります。

横浜市緑の協会は1976年(昭和51年)7月に任意団体「横浜市公園協会」として発足したのがはじまりで、現在では市民、企業、各種団体等の寄付からなる「よこはま緑の街づくり基金」を「普及啓発事業」や「緑化推進事業」「緑の街づくり事業」等に活用し、都市緑化関連事業の推進を支援しています。

また野毛山動物園等の市内4つの動物園や公園・施設の指定管理者として各施設を管理運営するとともに、市民ニーズを捉えたイベント等を行っています。

2020年(令和2年)度事業報告によると「よこはま緑の街づくり基金」はコロナで減少したそうですが6,587,445円だそうです

公益財団法人は営利を目的としないと述べましたが、公園に付帯する駐車場、飲食施設や物販施設の運営、自動販売機による飲料等の販売を行い、収益の向上に取り組んでいます。

野毛山動物園には専用の駐車場はありませんが、横浜市緑の協会が管理する施設全体で年間100万台を超える駐車場利用があるようです。駐車場料金等を収益にしているのですね。

野毛山動物園に募金は出来る?働いているスタッフはボランティア?

入園料は無料ですが、野毛山動物園のよりよい管理・運営のために「野毛山動物園募金」を行っています。入口を入って道なりに進むと見えてくるライオンの置物が募金箱です。

またアニマルペアレントといった支援を募る制度もあります。1口5000円で、動物のエサや遊具等の購入、動物展示施設の整備に使われるようです。

前述の事業報告書には2020年(令和2年)度は3,075,000円の支援があり、ワラビー舎冷暖房設備設置やライオン舎寝室エアコン設置に使われたと記載がありました。

また野毛山動物園で働いているスタッフは横浜市緑の協会のスタッフでボランティアではありません。ですが一部ボランティアスタッフの活躍があるようです。

ボランティアの方は動物の飼育作業は行いませんが、動物園の来園者にガイドなどを実施しているようです。

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野毛山動物園が無料の理由は?【まとめ】

野毛山動物園が入園料無料の理由は、開園当時の市長の思いが今も受け継がれていることと、公益財団法人が運営していることにありました。

公益財団法人横浜市緑の協会は、活動内容に賛同する企業や個人の基金や、施設に付帯する駐車場料金や飲食施設の収益等を基に運営しています。

無料でたくさんの動物に会えるのは嬉しいですね。

野毛山動物園がこの先もみんなに愛される動物園であるよう、足を運んだ際はぜひ募金して帰りましょう。