コリドラスに砂利を使ってもOK?おすすめの底床を解説!

コリドラスは、水槽の底付近を主な活動の場とする魚です。

ふだんから砂利の中に鼻先を突っ込み、食べられるものを探す生活をしています。

その姿がコリドラスの魅力の一つですが、ここで大きな問題になるのが底床です。

コリドラスに砂利を使ってもOKかということが今回のテーマですが、結論を言えば砂利でもOKです。

しかし、必ずしも砂利がベストというわけではないので、今回は、コリドラスをメインに飼育することを考え、コリドラスの飼育に適した底床について考えてみたいと思います。

目次

コリドラスに適した底床とは?

コリドラスは、常に底床の真上を泳ぎ回り、そのまま底床で止まって休んでいることも多い魚です。

餌を探すときも底床に鼻先を突っ込み、そのひげで食べられるものを探して食べています。

つまり、底床がコリドラスにとっては生活の場となるのです。

このため、底床選びはコリドラス飼育の重要なポイントとなります。

掃除などのメンテナンスやコリドラスの性質を考慮すると、底床に求められるのは次の条件です。

  • 粒が小さく角が丸いこと
  • 水質に影響を及ぼさないこと
  • 比重が重くクリーナーでの掃除がしやすいこと

これを踏まえて、私が使ったことのあるものも含めておすすめの底床をご紹介します。

ただし先にお断りしておくと、底床といっても日々新しい商品が開発され、ショップに行けば何種類も販売されています。

特定の商品や種類で判断するのではなく、上記のポイントを満たすかどうかで判断するといいでしょう。

底床① 大磯砂

熱帯魚に限らず、金魚を含めた観賞魚全体で見ても、もっともオーソドックスな底床といえます。

大磯砂は海産の砂利なので、今回の記事のタイトルともなっているコリドラスに砂利を使ってもOK?ついてはここで、OKという結論が出ます。

安価で流通しており、コリドラスを含めてどんな魚でも使える万能底床です。

粒が割と大きいので、底面フィルターを使用する場合にも向いています。

ただし、海産の砂利なので使い始めたときは水質に少し影響があります。

大磯砂でなければならない理由はないので、水質への影響が心配なら使用は控えましょう。

底床② 水草用ソイル

ソイルと一口にいってもたくさん販売されています。

どれも自然な雰囲気が魅力で、当然ながら水草も良く育つので、私も使っていたことがあります。

ただ、粒が簡単に崩れてしまうのでクリーナーでの掃除ができません。

また、コリドラスによって粒がすり減ってしまうのか、だんだん細かな粒子が増えてヘドロのようなものが溜まってきます

そのため、私は1年で丸ごと水槽をリセットしてソイルを交換していました。

とても大変なので、おすすめはしません。

底床③ ボトムサンド

実は、「コリドラス用」と銘打った底床も何種類か販売されており、私が使っていたボトムサンドもそのひとつです。

粒は細かく、色もきれいなのですが、比重が軽いためクリーナーを使うと底床ごと吸い出されてしまいます。

コリドラスが鼻先を突っ込むたびに砂が大きく舞い上がるので見ていて楽しいのですが、掃除は大変でした。

底床④ 田砂

粒が小さく角が丸いため、コリドラスのひげをあまり傷つけません。

ボトムサンドと同じくらい粒が小さいのでクリーナーの使用は心配でしたが、こちらの方が比重が重いためほとんど吸い込みませんでした。

コリドラスの居心地の良さと掃除のしやすさのバランスがとれた底床だと思います。

底床⑤ ベアタンク(何も敷かない)

私が意外とアリだと感じたのが、ベアタンクでの飼育です。

先に欠点を述べると、当然ながら砂利や砂がないので、コリドラスが鼻先を底床に突っ込む行動は楽しめません

また、底面のガラスが反射してコリドラスが落ち着かなくなることがあります。

一方、砂利の角で自慢のひげを痛めることもありませんし、汚れが目立つのでメンテナンスもしやすくなります。

あまりに殺風景だし魚が落ち着かない、という場合、「一層敷き」という方法をおすすめします。

これは、砂粒一個分の厚みで薄く敷く、という方法です。

魚が動く水流で砂粒が動き、どうしてもまばらになってしまいますが、ガラスの反射を抑えることができ、見た目も完全なベアタンクよりは自然に見えます。

まとめ

ショップに行くと、底床用の素材がたくさん売られていて迷ってしまうと思います。

自信がなければ店員さんに相談しながら、納得のいくものを選んでくださいね。

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