腸活にデメリットはあるのか?リスクやマイナス面を解説!

流行りの腸活ですが、リスクやマイナス面といった知られていないデメリットについて今回まとめました。

体のはたらきを正しく認識することが難しいところに腸活のデメリットがあります。


大腸ではなく小腸の具合の悪い方、体質との相性や体のはたらきを把握していない方は、自分に合っていない間違った腸活をしてしまい、逆効果となるリスクがあります。

勘違いからおこる腸活のデメリットについて、詳しく説明していきます。


腸活にデメリットはあるのか?

小腸の具合が悪い場合は正しい対処法が変わることも

「SIBO」という、小腸に腸内細菌が異常発生する病気の場合、乳酸菌などが逆にお腹の調子を悪くしてしまうデメリットが考えられます。


腸活に効果的な発酵食品をたべると、逆にお腹が膨れて苦しくなる、ということはないでしょうか。


また、胃酸が逆流したり食べても太れなかったり、といった症状も普段からある場合はSIBOが疑われます。

SIBOは、ストレスや薬の副作用などが原因で誘発されます。
慢性的にお腹の調子が優れない過敏性腸症候群の患者で30~80%の方がSIBOを罹患しているというデータがあります。

SIBOの可能性があるときは、医療機関で血液検査やSIBO呼気試験などの検査を受けてみることをおすすめします。

SIBOと診断された場合は、一般的な腸活とは逆に納豆やヨーグルトなど控えなくてはならない可能性が出てきます。


自分の体質にあってないと逆効果

自分の体質を踏まえずに、巷で良いと言われているものに何となく飛びつくと、かえって腸に負担がかかるリスクはあります。

たとえば、同じ便秘でも、冷えにより腸の動きが鈍っている場合、逆に熱で水分不足になっている場合があります。

ですので、辛いものや揚げ物を好んで食べて腸に熱がこもり水分不足になってる人が「温かいものは腸活にいいから!」と、さらにジンジャーティーなどを飲めば、便秘が悪化してしまうデメリットがあります。

また、ヨーグルトも体質によって合う合わないがあります。

わたしもお腹のことで悩んでいた時期、ヨーグルトをよく食べていたことがありました。

メジャーなヨーグルトだったら無難かな、と思って食べ続けていたのですが、今思えば、かえってお腹のトラブルが深刻化していた気がします。

ヨーグルトは商品ごとにも相性があるので、10日ほど食べてみて違和感を感じたら、他のものに切り替えてみることをおすすめします。


腸活に効果的と謳うものは、何故良いのかメカニズムを確認することがまず大切です。


そもそも腸活効果を誤認してる場合

「3食しっかり食べることで腸にしっかり栄養補給できる」
「朝イチの白湯でお腹を温める」
「水をたくさん飲むことは腸活にいい」
といった話は、運動をするという条件付きで体に健康効果をもたらすと考えられます。


もし、運動不足でこれらを行うと、血流が悪くなったりデトックス機能が働きづらくなったりで、老廃物が体に溜まるなどのデメリットがあります。


特に、一般的な生活スタイルとは少しはずれた腸活アドバイスには「それが効く人の条件はなにか?」を明らかにしてから聞くのがよいでしょう。



腸活にデメリットはあるのか?【まとめ】

腸活の意外なデメリットについて解説してきました。

大腸のはたらきを改善することを目的とした腸活法ではSIBOだった場合に逆効果になる可能性があること、一般的に良いとされる腸活法が自分の体質や生活習慣に合わない場合があることが分かっていただければと思います。


体の仕組みは複雑で、人によってその性質も多様なので、「これはみんなに効く!腸活にいい!」と言われても「本当かな?」と一歩引いて疑ってみることが大切です。

情報に踊らされないよう、自分で確かかどうか吟味できる教養を少しずつでも身につけていきたいものです。