チョコレートのプリン体含有量は多い?痛風の方は要注意なのか解説!

バレンタインの時期になると、自然とチョコレートを食べる機会が増えますよね。

頂き物を食べずに破棄するなんてできないでしょうし・・・


とは言え、健康面が心配な方も多いのではないでしょうか。

食べ過ぎたら、“鼻血が出るよ”なんてよく言われたものですが、そういえばチョコレートにプリン体って入っているのかな?とふと疑問に思ったので、今回は“チョコレートのプリン体”についてみていこうと思います。

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プリン体って?

チョコレートのプリン体をみていく前にプリン体とは何かをみていきましょう。

プリン体ってよく聞きますが、そもそもどんなものなかご存知でしょうか。

プリン体は生物の細胞中に含まれる遺伝子の構成成分で、生命活動に必要なものなのです。

プリン体の8割(1日に約500㎎)は体内で作られているのです。

実はプリン体は身体に必要な成分なのです!

体内のプリン体は、細胞の代謝・増殖などに利用され、利用されなかった一部のプリン体は、尿酸として体外へ排出されます。

身体に必要なプリン体ですが、過剰摂取してしまうと血清尿酸値の上昇だけではなく、高尿酸血症や痛風発症リスクの上昇などにもつながってしまいます。

では、高尿酸血症や痛風を発症してしまった場合はどうなってしまうのでしょうか。



高尿酸血症・痛風になるとどうなる?

高尿酸血症

尿酸値が高い状態が続くと、血液に溶け切れなかった尿酸が結晶化し体内に蓄積していくことが高尿酸血症です。

高尿酸血症になると、痛風や尿路結石を引き起こします。

高尿酸血症になってしまった場合はアルコールの摂取量を減らす、水分を多く摂取する、プリン体の少ない食材を取り入れるなどの生活改善を行わない限り一向に良くはなりません。


痛風

“痛風”という病名は名前からして非常に怖い病気ですよね。

風が吹いただけでも痛いと言われているため痛風という病名がつけられております。

痛風は、足の親指の付け根に激しい痛みが起こるのが特徴です。

足の親指の付け根だけではなく、足関節や膝関節などにも痛みが起こることがあります。

痛風のネックが激しい痛みが継続的に続くのではなく、発作的に起こるため時間が経つと落ち着きます。

時間が経つと落ち着くので、まぁ大丈夫だろう。と考える方が非常に多いようです。
しかし、その発作が繰り返されることによって徐々に症状が悪化していきます。

では、高尿酸血症や痛風の天敵でもあるプリン体はどのような食材に含まれ、どのような食材に含まれていないのでしょうか。


プリン体の含有量 多い食材・少ない食材


※含有量の分類
300mg以上→非常に多い
200〜300mg→多い
50〜100mg→少ない
50mg以下→非常に少ない

プリン体の含有量 多い食材(100gあたり)

・白子 300mg
・えび 270mg
・豚レバー 285mg
・牛レバー 219.8mg
・鳥レバー 312mg
・カツオ 211mg
・イワシ 305mg
・干し椎茸 370mg
・煮干し 746mg
・わかめ 260mg
・だしの素 684mg



プリン体の含有量 少ない食材

・卵/牛乳 0mg
・チーズ 5.7mg
・イクラ 3.7mg
・チョコレート 〜25mg
・コーヒー 〜25mg

個人的にはイクラのプリン体含有量が少ないのはびっくりでした。

少し話はそれますが、私はイクラが大好きでおせち料理に入っているイクラをたくさん食べていたときに、イクラを食べすぎると痛風になるからやめなさいと言われて育ったので、非常に驚きました。

比べてみると、チョコレートのプリン体の含有量は非常に少ないですね。


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チョコレートにはプリン体が少ない!

美味しいものは身体に悪いイメージがあるのでチョコレートはプリン体が多いのかと思っていましたが、その逆で非常に少ないんですね。

そのため、チョコレートは、プリン体が少ない食材としてあげられています!

プリン体だけでいうと、チョコレートは非常に少ない食材のため、痛風の方や痛風予備軍の方にとってはベストな嗜好品とされています。

もし、バレンタインの時期にチョコレートをたくさんもらった方は、チョコレートとコーヒーの組み合わせで少しずつ食べれば、プリン体のことをあまり気にせず食べられます。

プリン体は一日400mg以下が一日の摂取量の目安です。

なんでも取り過ぎは良くないので、少しずつ、ゆっくり食べることをお勧めします。



チョコレートのプリン体含有量は多い?【まとめ】

プリン体は体に必要な物質!でも取り過ぎは注意!

プリン体を取りすぎると、痛風に・・

チョコレートはプリン体が少ない食材!

チョコレートはプリン体が少ないからと言って、やはり取り過ぎはよくないですからね!
食べ過ぎ、取り過ぎは注意して素敵な生活を送りましょう!