ドーナツが生焼けにならないために!割らなくてもわかる確認方法とは?

ドーナツを手作りする時、どのくらい揚げたら良いのかわからないことはないですか?

レシピには「火が通ったら油から上げる」なんて書いてあっても、正直それが分かったら苦労しないですよね。

そこで、割らなくてもわかる火が通ったか判断する方法をご紹介します!


まず「持ってみて、軽くなったか確認」、それでわからなかったら「竹串を刺してみる」のが基本です!

生焼けにならないための対策として、ふわふわパンタイプのドーナツなら「160℃で4分程度」、オールドファッションなら「180℃で6分程度」、しっかり温度と時間を測って揚げれば、ほとんど確実に大丈夫!

温度を測らないのは生焼けの原因になります!

しっかりきっちり測って調理すれば、ドーナツも綺麗に仕上がりますよ!



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ドーナツが生焼けか確認する方法

1つ割ってみれば生焼けになっていないか簡単に確認できますが、せっかく作ったのだから、全部綺麗な状態で仕上げたいですよね。

数があまりないと割ってしまうのももったいないですし、1回で全部一気に揚げられるわけではないですから、割って判断する方法では、結果として何個も割ってみることになってしまいます。

ドーナツを割らずに火が通ったか判断する方法は次の2ステップ。
(1)ドーナツを持ってみて、軽くなったか確認
(2)油から上げて、竹串を刺してみる

まず菜箸やトングで持ってみて、軽くなったか確かめます。

ポンポンとバウンドさせるように動かしてみて、ずっしり重い芯があるような感覚があれば、まだ中が生焼けの可能性が高いです。焦げないように少し火を落として更に加熱しましょう。

次に、油から上げて、竹串を刺してみます。

竹串にべとべとした生地が付かなければ中までしっかり火が通った証拠です。

まだあまり火が通っていない状態で竹串を刺してしまうと、もう一度油に入れた時に刺した穴から生地が割れてしまう原因になりますので、(1)の方法である程度軽くなったことを確認してから竹串を刺しましょう。


ふわふわパンタイプのドーナツの加熱目安

ふわふわして軽い口当たりのパンのようなドーナツは「ケーキドーナツ」や「イーストドーナツ」と呼ばれています。パンのようにイースト菌を使って発酵させて作ります。

これらのふわふわタイプのドーナツは加熱時間が短めで、加熱温度も低めです。

レシピや大きさにも寄りますが、加熱時間は「160℃の油で4分間」が1つの目安です。

一般的なサイズのドーナツならしっかり火が通るはずです。

生地が軽くなりやすいので、持ってみた判断でも比較的わかりやすいですが、生焼け対策としてしっかり温度と時間を測って揚げましょう!

ざくざくオールドファッションタイプのドーナツの加熱目安

ざくざくの食感が楽しいオールドファッションタイプのドーナツは、イーストドーナツとは違い、ベーキングパウダーを使って作られます。

しっかり生地が開くまで加熱し、焼き色もしっかりつけたいので油の温度は高めで、加熱時間も少し長めです。

加熱の目安は「180℃で6分間」です。裏面から揚げて、片面3分ずつ、合計6分程度揚げればしっかり火が通ります。

生地自体が重めなので、火が通ったか判断が付きにくいです。

6分加熱したら一度油から揚げて、竹串を刺して生焼けになっていないか確認しましょう。

再度加熱する場合は、焦げてしまわないように油の温度を160℃程度に落として加熱してください。


ドライイーストとベーキングパウダーの違いって何?

ふわふわのイーストドーナツと、ざくざくのオールドファッションタイプのドーナツ、この2つはどちらも同じドーナツですが、それぞれドライイーストとベーキングパウダーという違うものを使って膨らませます。

ドライイーストはイースト菌という微生物です。

この微生物の働きで二酸化炭素を作り出して、そのガスで生地を膨らませます。

ベーキングパウダーは重曹が主な成分で、水分と熱に反応して二酸化炭素を発生させます。

「じゃあどっちも結局のところ同じじゃないの?」

ここまで読むとそう思いますよね。

しかし、ここに食感の違いを生み出す秘密があるのです。イーストは生地をじっくり発酵させて強く膨らみます。これによってよりふわふわとした食感になりやすいです。

ベーキングパウダーは短時間で膨らみますが、イーストよりも膨らみ方が弱く、サクサクとした食感になります

イーストドーナツとオールドファッションタイプのドーナツはこの2つの性質の差を食感に活かしているのです。

「どちらも生地を膨らませるものだから代用してもいいんじゃない?」と思って使ってしまうと、失敗の原因になりますので、注意してくださいね。



レシピ通りの温度と時間揚げたのに生焼けだった!原因は?

温度も時間もしっかり測ったのに生焼けになってしまう原因は、「1度にたくさん入れすぎ」か「油の量が少ない」ことなどがあげられます。

1度にたくさんのドーナツを油に入れてしまうと、一気に油の温度が下がってしまい、再び上がるのにも時間がかかります。

油の量が少なくても、温度が下がりやすいので、加熱開始時の温度と加熱時間をきっちり測っていても、その通りの温度で加熱できていないことがあります。

対策は「たっぷりの油で揚げること」「1度に揚げるのは2~3個にする」ことです。




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ドーナッツが生焼け確認する方法【まとめ】

ドーナツの生焼け対策についてまとめました!

ドーナツにしっかり火が通ったか判断するには、まず持ってみて軽さを確認すること、それから竹串で刺してみて生地がついてこないか見てみることが大切です。
生焼けにならないようにするための対策として、イーストドーナツは「160℃で4分間」、オールドファッションタイプのドーナツは「180℃で6分間」揚げるのが1つの目安です。

オールドファッションタイプのドーナツは重さで火が通ったのか確認しにくいので、竹串を刺して確認しましょう!

ドライイーストとベーキングパウダーはどちらも生地を膨らませるものですが、安易に代用してしまうと失敗の原因になります。

しっかり油の温度と加熱時間を測っていても生焼けになってしまわないように、たっぷりの油で少量ずつ揚げるようにしましょう。